妊娠中期、むくみやすい人とむくみにくい人の違いは？解消法は？

妊娠中じゃなくても
足がむくむのって嫌ですよね。
仕事をしている方は、特に
足がむくみやすかったりしませんか？

つわりもおさまってきて、
やっと安定期に入った！
と思ったら、今度は
むくみで悩まされるなんて…
早く快適なマタニティライフを過ごしたい！！

そんな方へ、妊娠中期のむくみの原因、解消法を
ご紹介していきます。

妊娠５ヶ月（１６週）から７ヶ月（２７週）
のことを言います。
この時期は安定期とも言われており、
ほとんどの人がつわりもおさまり
胎盤も完成し流産の心配も減り、
心身ともに安定します。

つわりが治まると食欲が
以前にも増してしまいますが、
バランスのいい食事を心掛け、
体重の急な増加に気をつけましょう。

乳腺も発達するため、おっぱいが大きくなり
全体的に妊婦さんらしい体になってきます。

また、お腹の中の赤ちゃんの
動きも豊かになり、
この頃から胎動を感じ始める人が
多くなってきます。

長時間同じ姿勢でいると、
血液の循環が悪くなって
細胞の間に水が溜まりやすく
なりむくんでしまいます。

そのため、デスクワークが中心の人や
接客などで立ち仕事を
している人がむくみやすいです。

これは、妊娠中でも
妊娠していなくても同様です。
他にも、高齢出産の方や冷え性の方、
運動不足の方もむくみやすいようです。
また、塩分を摂りすぎて
しまっている人にも起こるようです。

では、むくみにくい人は
いったいどんな人なのでしょうか。
それは日頃から運動をしている人です。
活発的に運動をしている人は、
あまりむくみが気にならないようです。

私は、妊娠前は１日中歩いているような仕事で、
あまりむくみが気になりませんでした。
しかし、妊娠後は
デスクワークを主にしていたため、
妊娠前にはなかった「むくみ」が
気になるようになりました。
運動ではなかったですが、
仕事で１日に１万歩以上は歩いていたので
むくみとは無縁だったようです。

そもそも、なぜむくんでしまうのでしょうか？

むくみとは医学的には「浮腫（ふしゅ）」と言い、
血液の中の水分が血管などの外に染み出して、
皮膚の下にたまった状態のことをさします。
この皮膚というのは、
顔だったり手足だったりしますが、
妊娠中期は特に足のむくみが多くみられます。

なぜ、妊娠中は足がむくんでしまうのか…
原因の一つ目は、
血液量の増加によるものです。

妊娠中はたくさんの栄養や
酸素を赤ちゃんに送るため
血液量は増加し、さらに
サラサラとした薄い血液になります。

たくさんの栄養を赤ちゃんに
届けやすくなるのですが、
血が増加し薄くなることで、水分量も増え
むくみが起こりやすくなるのです。

二つ目は、大きくなってきた子宮によるものです。

お腹が大きくなると、リンパの流れが
悪くなってしまいます。
そうなると足がむくみやすくなり、
さらに長時間同じ姿勢だったり、
疲れがたまっていたりすると
余計むくんでしまいます。

そして三つ目は運動不足によるものです。
運動不足で足の筋肉が弱いと、
たまってしまった余分な水分を
戻す力がないので、
むくみやすくなってしまうのです。

まず手軽なセルフケアとして、
足を少し高くして
寝ることをオススメします。

お手持ちのクッションなどを
足元に置いて、その上に乗せて寝るだけ…
という簡単な方法なのですが、
妊娠中期になって
お腹が大きくなってくると
仰向けがツラい方もいると思うので、
そういう方は無理をせず、
他の方法をお試しください。

次にオススメなのが半身浴です。
リラックス効果もありますし、一石二鳥です。
お湯の温度は３８度から４０度くらいの
ぬるめのお湯にゆっくり（３０分程度）つかります。
体の中の老廃物が排出されてスッキリし、
むくみ解消に効果あります。

また、３０分程度のウォーキングでもいいので
適度な運動をして新陳代謝を活発にし、
血液の流れをよくするのもいいでしょう。

私が実際試したセルフケアは
塩分を控えることと、
着圧ソックスを履くことです。
妊娠高血圧症候群の予防を兼ねて、
塩分は控えめにしていました。

着圧ソックスは、仰向けで
寝るのがツラくて足を高く
出来ないので購入しました。
夜履いて寝るだけタイプでしたが、
それだけでむくみが解消されたので
とても楽だし続けられました。

妊娠中はどうしても
むくみやすくなってしまいます。
積極的に解消することも大切ですが、
一番は無理をしないことです。

むくみ解消に一生懸命になるあまり無理をして、
体を壊してしまっては元も子もありません。
休憩をとったり、できるだけ
リラックスして過ごしましょう。

妊娠中のむくみは、
出産後に自然と解消していきます。
私自身、気が付いたらむくみが消えていました。
あまり心配し過ぎず、
ゆったりとりた日々を送ってくださいね。