タイミング法の流れは?実際に行った回数や期間をまとめました
タイミング法とは妊娠しやすい時期を
医師に指導してもらう不妊治療で
とてもスタンダードな治療方法です。
(詳しくは不妊治療のタイミング法とは?どんな人におすすめ?を参照してください。)
それでは実際にタイミング指導を受ける場合
どのような流れで行うのでしょうか。
私は2人目を希望しているときに
タイミング法を6回行いました。
体験をもとに初めての方でも
イメージしやすいように流れや実際に行った
回数や期間を詳しくご紹介します。
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実際に行った回数とタイミング法の概要
私は全部で6回のタイミング法を受けました。
まずはその流れを簡単にご紹介します。
1回目 卵胞チェック+排卵誘発剤(クロミッド)服用
2回目 卵胞チェック+排卵誘発剤(クロミッド)服用
3回目 卵胞チェック+排卵誘発剤(クロミッド)服用
4回目 卵胞チェック+排卵誘発剤(クロミッド)服用
5回目 卵胞チェック+LH-RHテスト、カバサール・温経湯服用、黄体ホルモン筋肉注射
6回目 卵胞チェック+漢方薬(温経湯)服用、黄体ホルモン(ルトラール)服用
前半はシンプルなタイミング法、
後半になると検査も増え
黄体ホルモンも補うようになりました。
排卵誘発剤を使用したり使うのをやめたり、
黄体ホルモンを注射にするか薬にするかなどは
私自身の希望も伝えてのことでした。
それではこのうち、1周期目・2周期目・5周期目について
詳しくお話しします。
1周期目は卵胞チェックが2回
私は29歳の時に2人目を希望し始め、
婦人科に通いタイミング指導を受けました。
生理不順(生理周期が35〜50日程度)
ですのでタイミング法を行った方が
早く授かることができるだろうと考えたのです。
1人目を出産した婦人科で相談をして
基礎体温表を見せたところ
タイミング法と並行して排卵誘発剤
(クロミッド)の服用を勧められました。
前回の生理開始日から45日目で生理がきて
生理周期5日目から初めてのクロミッドの服用を開始しました。
薬を飲むことによっての体調の変化は特にありませんでした。
生理周期13日目、受診するよう指定された日でした。
卵胞チェックでは卵胞の大きさ15ミリ。
内膜も排卵が近いような状態でした。
そこでタイミング指導を受けて終わりかと思ったら
14日目・15日目に自宅で排卵検査薬を使い、
16日目の3日後にまた受診するように言われました。
14日目・15日目の排卵検査薬はうっすらと陽性が出ていて
16日目に受診すると卵胞は20ミリありいつ排卵してもおかしくない状態、
内膜もふかふかで理想的な状態だと言われました。
17日目・19日目に性交渉をすること、
生理がきてしまったらまた生理周期13日頃に受診するように言われ
その周期は通院終了でした。
この周期は31日目で生理がきてしまいました。
妊娠できなかったことは落ち込みましたが
生理不順の私が31日で生理が来たことにはとても驚きました。
排卵誘発剤の影響ですね!
2周期目以降も排卵誘発剤+卵胞チェック
2周期目も生理周期5日目からクロミッドを服用し
13日目に卵胞チェックを受けました。
卵胞は14ミリで内膜もそんなに厚くなっていませんでした。
再び17日目に受診して2度目の卵胞チェックをしてもらうと
21ミリでいつ排卵してもおかしくないとのことでした!
この日にタイミングをとるように指示され
翌日から高温期に入ったのでちょうど排卵したようでした。
が、結局32日目に生理がやってきてしまい
2周期目も妊娠できませんでした。
3周期目も4周期目も同じように「排卵誘発剤+卵胞チェック」で
タイミング療法を試みましたが残念ながら成功しませんでした。
5周期目は転院して盛りだくさん
4周期目の卵胞チェックの頃に
先生から「今回もし残念な結果に終わったら次回はAIHをしてみないか?」
と提案されました。
先生の話ではクロミッドを使い続けていると
子宮内膜が厚くなりにくくなるから
そのような副作用が出ないうちに
AIH(濃縮洗浄人工授精)をした方が
いい結果が出るだろうとのことでした。
夫婦で検討した結果、
AIHを行うならばもっと
不妊治療に特化した病院で診てもらおうと結論を出し
第一子を出産した産婦人科から別の婦人科に転院しました。
こちらの病院は出産設備のない婦人科で、
妊婦健診も行っていますが
不妊治療がメインの病院です。
これまでの経緯を話して検査と並行しつつ
5度目のタイミング療法を行いました。
不妊治療に特化した病院だけあって
検査日程も細かく決められていました。
生理が来て3日目にLH-RHテスト(ホルモンバランスを調べるもの)、
10日目に卵胞チェックがありました。
この卵胞チェックの時にホルモンテストの結果を聞いたら
「高プロラクチン排卵障害」と言われカバサールという薬と
月経不順を改善する「温経湯」という漢方薬を処方されました。
卵胞があまり育っていなくて排卵誘発剤も…と言われたのですが
内膜が厚くなりにくくなることが気になり
「排卵は遅くても自力でするので様子を見たい」
と伝えそうすることになりました。
20日目に再び卵胞チェックに行くと
卵胞20ミリ、内膜11ミリと
排卵に近い状態であることがわかり
その後26日目にも受診を指示され
排卵済みであることを確認してもらいました。
排卵済みだったために今度は黄体ホルモンを補う筋肉注射を受けました。
腕かおしりかどっちがいいかと聞かれ腕にしたのですが、
数日間腕が上がりづらかったです。
やはり不妊治療を多く取り扱っている病院だけあって
よく言えば手厚い対応、悪く言えば少し機械的な印象でした。
結局この周期も妊娠は成立しませんでした。
厳密にいうと生理予定日に
妊娠検査薬を使い薄く陽性が出たのですが
数日後に生理がきてしまったので
化学流産の可能性がありそうです。
この後同じような流れで6周期目を行い、
次にAIHに進みました。
タイミング法は病院や検査結果によってさまざま
私の例のように一言で「タイミング法」と言っても
卵胞チェックの回数も検査内容もさまざまです。
とは言っても病院や先生によって方針を決めていても
通院回数をなるべく少なくしたい、などと希望を伝えれば
考慮してもらえますので相談してみてくださいね。
タイミング法についての記事↓
・不妊治療のタイミング法とは?どんな人におすすめ?
・タイミング法、成功する確率は?6回の経験をした自身の体験談