陣痛促進剤の種類とは?点滴を使用して出産した体験談

陣痛促進剤の種類とは?点滴を使用して出産した体験談

 

臨月に入り、出産が近づいてくると、
自分の出産がどのような体験になるのか
楽しみでもあり不安も
たくさん感じてくると思います。

 

突然の帝王切開の経験を聞いたり、
予定日を超過して
陣痛促進剤を使用した出産体験など、
十人十色ですよね。

 

今回は、陣痛促進剤の種類や私が実際に体験した
陣痛促進剤を点滴で使用した出産で感じた
様々な感情などについて
ご紹介したいと思います。

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陣痛促進剤を使う目安

 

出産方法の一つに
陣痛促進剤を使用した出産があります。

 

どんな症状の時に
陣痛促進剤が使用されるのでしょうか。

 

私の知識では、
予定日を過ぎても赤ちゃんが
出てきそうな兆候がない時、
お腹の中の赤ちゃんが大きくなりすぎて
お母さんの体にも影響が出てきそうなときに
計画的に使用されるものだと思っていました。

 

実際に私が経験した時には、
臨月でいつ生まれてもいいという状態だったある日、
破水したことから始まりました。

 

朝、目が覚めると、
布団が濡れてしまっていましたので
検診先の病院に連絡を入れ、
そのまま入院という流れです。

 

翌日になっても陣痛がこなかったので、 
破水から2日目の朝から陣痛促進剤を
点滴で入れるということに決まりました。

 

このように、ある日突然
破水してしまった場合には、
お腹の中に細菌が入って
感染を起こしてしまわないためにも
1日程、陣痛がくるのを待ち、
自然に陣痛がこない場合には陣痛促進剤を使用し
陣痛を起こして出産をするというケースもあります。

 

 

陣痛促進剤の種類

 

陣痛促進剤にはいくつかの種類があります。

 

そして、使用する量も
人によって異なります。

 

私か経験した陣痛促進剤は
点滴で入れるものでした。

 

これまでに入院の経験や、
点滴をした経験もなかった私は、
恐怖で仕方なかったことを覚えています。

 

赤ちゃんにとっても一番いい方法で産みたい
感染症などにかかって、
苦しい思いはさせたくないという思いから、
病院の先生にすべてをお任せすることしか
できませんでした。

 

陣痛促進剤を入れると聞くと、
薬を使用するということになるので、
その成分なども気になりますよね。

 

大きく分けて二種類の
陣痛促進剤があると教えてもらいました。

 

一つ目は、オキシトシンです。

 

これは分娩を間近に控えた妊婦さんに
分泌されるホルモンです。

 

陣痛を起こしたり、
赤ちゃんに飲ませる
母乳の分泌を促すホルモンなので、
体に悪いものではありません。

 

二つ目は、プロスタグランジンです。

 

こちらもホルモンの一種で
筋肉に働きかけるものなので、
子宮に作用することで、子宮の収縮、
つまり、陣痛に繋がるということです。

 

どちらの成分に関しても、
体内で作られるホルモンなので、
陣痛促進剤が危険な成分ということはありません。

 

危険と言われる原因の一つとしては、
お母さんの体に過剰反応が出てしまったり、
使用量が体に合っていないというところにあります。

 

 

陣痛促進剤を点滴で使用した出産体験

 

破水をしたものの、
陣痛が自然にこなかったことで
私は陣痛促進剤を使用するということになりました。

 

母体にも、
赤ちゃんにも危険が及ぶという理由です。

 

朝食を済ませ、朝8時から陣痛促進剤を
点滴で入れ始めました。

 

20mlずつ量を増やしていきました。

 

点滴開始から1時間後には軽い痛みが始まり、
6時間後には、
出産間際の陣痛の強さになっていました。

 

しかし、出産には、赤ちゃんが回ること、
子宮口が全開になることなどの
条件が揃う必要があります。

 

私の赤ちゃんは、
まだ準備ができていなかったのか、
生まれる方向に回っていなかったことで
肩が詰まってしまい、
うまく降りて来てくれませんでした。

 

その間にも、
陣痛促進剤で起こしている陣痛は強く起こり、
苦しい状態が続いてしまいました。

 

ここで、
産科の先生がもう一人来てくださり、
促進剤が効きすぎているので、
今の状態を見ると点滴量を
減らすように指示がありました。

 

点滴が減ったので、陣痛が弱くなり、
いきむという感覚が
全くなくなってしまいました。

 

子宮口が自然に全開になるまで
2時間ほど分娩台で待機したのち、
赤ちゃんが回る気配もないので
心拍が弱くなってしまう前に
吸引分娩という方法で出産するということに決まりました。

 

点滴を入れ直し、
陣痛が強くなってきたときに
吸引分娩の機械で引っ張るような出産になりました。

 

このように、
陣痛促進剤でコントロールしていることから、
強弱を変えることができますが、
赤ちゃんの準備次第では、
出産が長時間に渡るという可能性もあります。

 

 

陣痛促進剤を使うための同意

 

自然陣痛を待って入院中に、
担当の先生が、
「明日の朝になっても陣痛がこなかった場合には、
お腹の赤ちゃんに感染の危険が高まることもあり
陣痛促進剤を使用した分娩を予定しています」
との説明がありました。

 

初めてのことで、
どのような出産になるのか
全く想像がつきませんでしたが、
先生にお願いして、
出産に向けて準備を始めました。

 

陣痛促進剤を使用するにあたり、
様々なリスクがあることを説明されました。

 

例えば、
子宮口が開ききっていないにも関わらず
陣痛促進剤が強く効きすぎて
子宮破裂や胎児仮死といった
事故が起こってしまうということです。

 

先生が監視の下で点滴を強めていくことで
このようなリスクは少なくすることができるとのことでした。

 

説明を受けた後はサインをします。

 

私の場合には、本人のサインと
旦那のサインが必要でした。

 

家族が同意のもとでの処置ということです。

 

最悪な状況の説明を受けてサインをするので、
とてもドキドキしました。

 

説明を受けても、赤ちゃんに会えるという
喜びの瞬間を想像して
その時を待ってほしいと思います。

 

 

陣痛促進剤は、効き目をコントロールすることができる

 

陣痛促進剤の効き目が強く出すぎている場合、
先生の判断により効き目を弱め、
陣痛を感じなくなることがあります。

 

陣痛がないということは、
いきむことができずに
赤ちゃんも出てきません。

 

赤ちゃんの回旋状況や、心拍の確認、
母体の体力などすべてを総合的に判断し
陣痛促進剤を使います。

 

自分ではコントロールできないものなので、
陣痛が弱くなった時にとても不安になりました。

 

それは、聞いていないということではなく、
先生の判断の上で、
そのような状況もあり得るということを
抑えておくと、パニックを防ぐことができるかと思います。

 

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