陣痛促進剤を使った時の副作用について〜自然分娩との違いは〜

陣痛促進剤を使った時の副作用について〜自然分娩との違いは〜

 

赤ちゃんをもうすぐ出産する時期になると、
いつ陣痛がくるのかということや、
自分の出産がどのように
進むのかということなどが
漠然と心配になってくると思います。

 

赤ちゃんの大きさや、羊水の量などで
検診の時に注意を受けている人は、
なおさら心配かと思います。

 

予定日が1週間過ぎたり、
陣痛が弱く必要な場合には
陣痛促進剤を使用するという説明を
受けている人もいるかもしれません。

 

今回は、出産時に使用するかもしれない
陣痛促進剤について、
実際に使用し副作用を感じたのか
ということも含めご紹介します。

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陣痛促進剤を使った出産

 

出産時に陣痛促進剤という薬を
使用することがあるというのは、
先生からの話や雑誌、
出産体験談などから耳にしたことが
あるかもしれません。

 

陣痛の痛みが強くて痛いということや、
副作用がある怖い薬という
間違った情報を私も耳にしていたので、
実際に使用しなければならないと聞いたとき
怖くて心配でどうにもならない
気持ちになりました。

 

どのような状態になると
陣痛促進剤を使用することに
なるのでしょうか。

 

私の場合は、
陣痛がくる前に破水をしてしまったことから
その体験が始まりました。

 

予定日一週間前の朝、目が覚めると
布団が濡れる程の水が出た感覚がありました。

 

尿との区別が難しく、
トイレに行きましたが、
水の出所が子宮ということを確信し、
破水を疑い産院に連絡しました。

 

入院セットを持ち駆けつけると、
早いと今日、明日には生まれますよ。
とのことでした。

 

急な出産の始まりで
心の準備ができませんでしたが、
お腹の中の赤ちゃんも同じ気持ちだったようで、
昼になっても夜になっても
陣痛はきませんでした。

 

破水から1日が経つと、
お腹の中が菌に感染する危険があるということで、
陣痛促進剤の説明を受け、
翌日の朝に点滴がスタートされました。

 

 

陣痛促進剤を使用して感じた副作用について

 

陣痛促進剤という薬を使用して
自然ではない陣痛を起こすということになると、
様々なリスクが生じるのではないかと心配になり、
担当の先生にたくさん訪ねました。

 

陣痛促進剤は痛いというけど
本当かという問いには、
自然な陣痛は段階を追って強度が増し、
お母さんの心の準備をする時間があるため
痛みの度合いは同じでも、
促進剤を使用し起こした陣痛は
痛く感じられることがある。
とのことでした。

 

実際に二人の出産を経て、
促進剤を使用した出産のほうが
爆発的な痛みの感覚を味わったような気がします。

 

陣痛かな?違うかな?という考える時間がなく
余裕がなかったからでしょう。

 

ここで、
先生が点滴の強弱を監視し、
コントロールをせずに強めすぎた場合、
子宮内の圧が高くなりすぎて、
子宮破裂を起こすリスクがあります。

 

自然分娩では起こらない
というものではありませんが
頻度は少ないということです。

 

子宮破裂の原因が主に
促進剤を使用した出産時ということなので、
強すぎるのではないかということや
本当にこのペースで点滴量を増やし続けて
問題が起きないのかということは、
不安になるたびに先生に聞いていました。

 

赤ちゃんもお母さんの体も、
守れるのは自分だけだから、
少しの不安も解消して処置を受けることを
おすすめします。

 

 

陣痛促進剤を使用する決断

 

破水が先に起こってしまい、
入院した翌日までに自然に陣痛がこなかった場合に
陣痛促進剤を使用しての
出産になるという説明を受けました。

 

それと同時に、
各書類にサインをしなければなりませんでした。

 

自分一人のサインではなく、
主人のサインが必要ということで、
二人で話を聞きました。

 

陣痛促進剤とは何かというところからの話と、
点滴で少量ずつ体に入れていくということ。

 

開始時間や、
出産までの飲食についてなど、
説明を受けるごとにますます
不安でいっぱいになりました。

 

赤ちゃんを安全に外に出してあげるために
必要な処置なので、
避けるわけにはいきません。

 

意を決して、はい。
ということしかできません。

 

親になるという実感が湧くと共に、
まもなく出産するという
初めての感覚に、
しっかりと決断をしました。

 

人工的に陣痛を起こすために、
点滴が効きすぎて、
子宮が破裂する事象があるということや、
赤ちゃんが呼吸器などに
問題がおこる可能性があるということ、
子宮口が開かなかった時の対処法など、
様々なリスクの話を聞きました。

 

朝ご飯を食べてからは、
一切の食事は禁止され、
飲み物も、水分過多にならないために
声掛けをしてから飲むことなど、
注意事項もありました。

 

陣痛促進剤を使用しての出産は、
お母さんだけのリスクではありません。

 

赤ちゃんの事、これから生活していく
家族みんなに決断をしてもらい、
納得の上で処置を受けるようにすることが、
不安を取り除く一番のポイントだと感じました。

 

 

自然分娩と促進剤を使用した分娩の違い

 

陣痛は赤ちゃんを産むために
必ず起こるものであると思っていました。

 

私の場合は、
一人目が陣痛促進剤を使用した出産、
二人目は自然陣痛での出産でした。

 

痛みの度合いも、出産の進み方も
何もかもが初めての出産。

 

しかも、陣痛促進剤を使用するということで、
心の準備ができていない事と、
薬への漠然とした不安により、
出産を楽しむことができませんでした。

 

早く会いたいという気持ちには
変わりありませんが、
早いく終わりたい、痛いという感覚が
とても強かったように思います。

 

二人目の出産は、
朝から前駆陣痛が起こり
これが陣痛なのかとワクワクした気持ちを
感じることができていました。

 

子宮口の開き具合が
自分でもわかればいいのになぁ。

 

上の子のご飯は何を作っておこうか。

 

などと、他の事を考える余裕さえありました。

 

出産は本当に十人十色、
その子によって生まれ方が違います。

 

どんな出産でも、
赤ちゃんを見た時の喜びに
変わりはありませんが、
看護師さんがずっと言っていた、
自分の出産イメージをしっかりと立てる
ということがどれ程大切なのかということが
身に染みてわかりました。

 

そのイメージは、
何パターンか用意することをおすすめします。

 

その通りに行かない場合はこっちのパターンと、
自分の気持ちに余裕をもって出産に臨むことが
出産を楽しむきっかけとなります。

 

 

陣痛促進剤の副作用は防ぐことができる

 

副作用は、人それぞれの感じ方にも
大きく作用されるということを実感しました。

 

深く知りすぎることによって、
不安につながることさえあります。

 

先生がしっかりと管理してくれている環境であるなら、
もうお任せするしかありません。

 

副作用やリスクを心配して、
出産を楽しめないということがないよう、
頭の中でのイメージを膨らませておくことを
おすすめします。

 

薬を使用することで、
副作用が生じる可能性はあります。

 

しかし、それは自然陣痛であっても同じです。

 

赤ちゃんにとって、
1度きりの出産が思いの詰まったものになるように。

 

 

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