妊娠するまでは臨月になれば
自然に陣痛が来て赤ちゃんが
生まれるものだと思っていました。
今、出産を控え陣痛促進剤について
不安を抱くこともあるかもしれません。
二児の母の私は第一子を出産する時に
予定日超過のため陣痛促進剤を
点滴で投与しました。
第二子は自然分娩でしたので、
2回の出産の実体験も踏まえて
陣痛促進剤は痛いのか?点滴の効果
についてご紹介します。
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陣痛促進剤とは?いつ使うのか
では、陣痛促進剤を使うお産とは
どういったケースなのでしょうか。
簡潔に言えば、母体または赤ちゃんが
このまま妊娠状態であると
危険に瀕する可能性がある場合です。
母体が危険な場合とは妊娠高血圧症候群で
赤ちゃんが大きくなったらすぐにでも
出産するべきケースや
微弱陣痛が長く続いている場合です。
微弱にでも陣痛がきているなら
自然に本陣痛につながることも
あるので様子を見る産院もありますが、
あまりにも長期にわたっていると
分娩に使うべき体力がなくなってしまうので、
補助的な役割で促進剤が使用されます。
次に赤ちゃんに危険がある場合です。
赤ちゃんが大きくなりすぎて
難産の危険性があるのはご存知でしょうか。
単に産道から出てくるのが
難しくなってしまうのです。
日本人の骨盤は欧米の方々のそれと
比べれば小さく、逆に赤ちゃんの出産時の
頭位は日本人の方が大きいといわれています。
赤ちゃんが大きくなりすぎれば
大きくなった頭がつまり、
分娩に時間がかかる可能性が高まります。
長時間の分娩によって赤ちゃんの
呼吸が下がるなどトラブルが発生し兼ねません。
こういった理由により、予定日を超過していたり、
もともと大きめの赤ちゃんの場合は
陣痛促進剤が使用することがあります。
また、破水した後に陣痛に繋がらないと
羊水量が減ったり、赤ちゃんに感染症の恐れが
あるため陣痛促進剤を使用し
陣痛を誘発することがあります。
点滴からの効果は
私の体験した点滴開始から陣痛までの
時間は15分でした。
出産予定日の妊婦健診でこのまま陣痛がこなければ
予定日を超過した41w0d陣痛促進剤の投与を
開始しましょうとお話がありました。
当日の朝、ごくごくわずかな微弱陣痛が
はじまり補助的に促進剤を点滴で
投与することになりました。
量は5mlから始めて様子を見て
増やすとのことでしたが、投与開始15分程で
猛烈な痛みを感じそこから
猛スピードでお産が進みました。
私の体験はごく1例ですが、点滴の効果はさまざまで
すぐ強い陣痛がくる人がいれば、
投与しても陣痛がこない人をいるそうです。
そういえば入院中、点滴をしたまま
がんばって廊下を何度も往復して
歩いているお母さんがいらっしゃいました。
時折くる陣痛に耐えているように
見えましたので、おそらくすぐに
陣痛につながらなかったのではないでしょうか。
何時間かかっても陣痛に繋がらなければ
母子の状態のことを優先して
帝王切開になるケースをあります。
陣痛促進剤は痛い
第一子が促進剤使用、第二子は自然分娩
でしたが比べ物にならないほど
初めてのお産は痛かったです。
むしろ第一子のお産の記憶が鮮明に
あったので第二子のお産は
だいぶ終盤にならないと実感が沸きませんでした。
それくらいドカンと突然にも猛烈な痛みでした。
ただし、これは私の体質的に
どんどんお産が進んだ為なのかもしれません。
中には自然分娩と変わらないという意見もあります。
それぞれ痛みに耐性も違いますし、
お産は2つと同じものはありませんから
痛みの強さの比較は難しいと思っておきましょう。
陣痛促進剤を使うのは悪いこと?
妊婦さんの中で悪いイメージを
もっている方もいらっしゃるようです。
それは過去にあった促進剤の事故などの
情報を見聞きしているからでしょう。
では使用にはどういったリスクがあるのでしょう。
気を付けて欲しいのは過強陣痛です。
子宮破裂や胎児仮死などが
起こるケースがあります。
これらの原因は病院側が促進剤使用時に
しっかり管理しながらの投与を
していなかったということが多かったようです。
促進剤自体は正しく使えば有効で
安全な薬ですので病院側の管理
が不十分であったとされています。
病院との信頼関係は毎回の妊婦健診を
通して築いていきたいですね。
また病院側の都合により計画的に
促進剤を使用されるケースをあるそうです。
母子共に問題のないのであれば
自然な陣痛を待ちたいと意見が
合わない場合もあるかもしれませんので、
しっかり医師とは話をしておきましょう。
まとめ
可能であれば自然な出産を
待ちたいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、あまりに進まない
お産はお母さんの体力を奪い、
時にはもう出産なんて無理なのではと
精神的に落ち込んでしまうこともあります。
また、胎児の心拍低下などの影響を心配されます。
促進剤の投与に少しの不安が
ある方もいるかもしれません。
大切なのはどう生むかではありません。
元気な赤ちゃんに会うことなのです。
促進剤での出産は決して
恥ずかしいことではありません。
医師の説明をよく聞き納得して安心してお産に臨みましょう。
かわいい赤ちゃんに会えるのはもうすぐですよ!
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