稽留流産、手術の痛みの経験談〜術後の痛みを和らげる方法〜

稽留流産、手術の痛みの経験談〜術後の痛みを和らげる方法〜

 

流産を告げられてどん底に居る中、
現実は冷酷にも着々と時を刻み、
手術の準備も進められて行きますね・・・

 

ただでさえ辛い流産、その上
手術、なんてことになると
痛いのか、どんなことをするのか
とどんどん不安になってしまいますね。

 

 

今回は、そんな稽留流産になった時の
手術の痛みについて、ご紹介致します。

 

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稽留流産とは

 

稽留流産とは、赤ちゃんが
亡くなってしまったまま、
お腹の中に残っている
状態のことを言います。

 

場合によっては、出血とともに赤ちゃんや
絨毛組織が完全に流れ出てしまうこともあり、
この事を完全流産と言います。

 

完全流産になった場合は子宮内は自然に
元の状態に戻るので、手術の必要はなく
そのまま次の妊娠に備えることができますが、
稽留流産の場合はお腹の中に赤ちゃんが
残ってしまっているので、
出してあげなければなりません。

 

 

お母さんのお腹の中で
亡くなってしまった赤ちゃんは、
放っておくとお母さんの体が勝手に
『異物』と判断してしまうんだそうです。

 

それによって、感染症などを引き起こしたり
母体に悪影響を与えてしまうので、
しっかり手術を受ける必要があるのです。

 

 

稽留流産 手術までの流れについて

 

私の場合は、7週で心拍確認できたものの
心拍がゆっくりだったので、もしかすると
流産するかもしれない。と伝えられました。

 

それから1週間後にセカンドオピニオンで
別の病院へ行ったところ、
すでに心拍は止まっており、
稽留流産と告げられました。

 

 

それから5日後の9週2日で
手術を受けることになりました。

 

 

そこそこの病院によって、
手術の前に前泊する
ところもあれば、日帰りで
行うところもあるようで、
私の場合は手術当日、朝に入院し
初産なら術後1泊、経産婦なら日帰り、との事でした。

 

ですが、たまたま個室が満室になっており、
1泊するとなると赤ちゃんを無事に
産んだお母さんと赤ちゃんとの
同室になってしまう、と言うことで
それは辛いでしょう、と先生が
配慮して下さり翌日受診するとの
約束で日帰りにしていただきました。

 

 

手術当日の流れとしましては、
最後にもう1度胎内の状態を診て
間違いないかを確認し、
その後手術の前処置として
子宮口を広げるために
ラミナリアと言う棒状の物を子宮口に挿します。

 

 

そして、子宮口が十分広がったら
手術室へ向かい、点滴で全身麻酔を打ち
手術、と言う流れでした。

 

 

手術の痛みは?

 

手術の痛みは基本は全身麻酔なので
痛いと言うことはあまりないかと思います。

 

ただ、私は麻酔が効きづらい体質なのか
先生には「寝てる間にすぐ終わるから」
と言われていたのに、全く眠ることなく
意識のあるまま処置が行われました。

 

 

ですので、お腹を掻き出される感覚も
痛みもありました・・・。

 

おそらく、麻酔がしっかり効いてない事を
どうにか伝えられれば良かったのですが、
初めてのことですしもう何も考えられずに
終わってストレッチャーに乗せ換えられるまで
しっかり意識がありました。

 

私のような場合はおそらく稀なことで、
本来であれば本当に寝ている間に15分くらいで
終わるような簡単な手術だそうですので
手術中の痛みを心配することは
あまりないかと思います。

 

初めてだと、多少意識があって痛みを感じていても
「みんなこんなもんなのかな?」と思ってしまい
言い出せなかったりするかと思いますが、
ここで我慢する必要はありません。

 

痛ければ先生やスタッフの方に伝え、
麻酔を足して貰うことができるはずですので
心配ありませんよ。

 

 

ただ、手術は麻酔があるのでそこまで
心配する必要はないのですが、
前処置の子宮口を広げる処置は
麻酔を使わないので結構痛みを感じる人も
多いようです。

 

痛みの度合いは様々で、激痛で叫んだ、
と言う人も居れば全く何も感じなかった、
と言う人も居るほどです。

 

 

痛み止めを処方してくれる
病院もあるようですが、
私のところでは貰えませんでした。

 

ラミナリアを入れる時も器具で
開かれた時も痛かったですし、
挿入後も体液を吸って膨らんでいくラミナリアが
少しずつ子宮口を開いていく感じが
生理痛の重い時のような重く鈍い痛みで
数時間戦っていました。

 

あまり痛みが強ければ鎮痛剤も貰えるそうなので、
こちらも挿入時のみの少しを我慢できれば
そう心配する必要はないかと思います。

 

 

痛みを和らげる方法

 

ラミナリアを入れた後と、術後は
凄く腰が重く痛みそれが
とても辛かった記憶があります。

 

抜けきらない麻酔でうつらうつらしても
腰とお腹が痛くてなかなか眠れませんでした。

 

母が付き添ってくれたので、
少し強めにゴシゴシと腰をさすって貰うと
楽になりました。

 

 

また、やはり緊張や恐怖、
不安な気持ちでいっぱいに
なっていると余計に痛みを感じやすくなって
しまうと思うので、なかなか難しいかとは思いますが
なるべくリラックスして、穏やかな気持ちで
居た方が痛みも少なくなるかと思います。

 

その為には、やはり病院選びも大切だな、と
私は思いました。

 

最初の病院は先生が素っ気ない方で余計に
怖く、不安になってしまっていたので
この先生なら!と信頼し安心できる病院を
見つける事も大切だと思います。

 

 

心配しなくて大丈夫

 

流産となり精神的にも落ち込んで、
手術を受けることにとても不安になるかと思いますが、
麻酔をしますし、痛みが酷ければ鎮痛剤も
処方してくれるので心配しなくても大丈夫です。

 

流産は8人に1人なるから珍しい事じゃない、
次はきっと大丈夫だから頑張るんだよ!
と、先生が最後に声をかけて下さったので、
次の妊娠を期待して、頑張りましょう!

 

 

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