絨毛膜下血腫の症状や流産などのリスクは?実際に診断された経験談

絨毛膜下血腫の症状や流産などのリスクは?実際に診断された経験談

 

絨毛膜下血腫きっと聞いたことがない人や、
聞いたことはあってもどんな病気か
わからない人が多いと思います。

 

私自身も絨毛膜下血腫を
経験しているので、症状や流産などの
リスクについて体験談も交えて
ご紹介していきたいと思います。

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絨毛膜下血腫ってなに?

 

絨毛膜下血腫とは、絨毛膜と子宮内膜の
間に血の塊があることをいいます。
この血の塊を血腫とよびます。

 

血腫は、胎盤がつくられていく際に
出血をしそれが塊となってできると
考えられています。

 

なぜ出血が起きるのか…

 

まず、胎盤は赤ちゃんがお母さんの
お腹の中で成長していくためにとても
重要な役割をしています。

 

その胎盤がつくられる時に、絨毛膜にある
絨毛が子宮内膜の毛細血管を
壊してしまい出血が起きると
言われています。

 

 

どんな症状が起こるの?

 

絨毛膜下血腫の主な症状は、出血です。
お腹の痛みや張りを感じることもあります。

 

妊娠初期に起こることが多く、大量に
出血する人もいれば少量の人もいます。

 

また、全く症状がなくエコー検査で
わかる人もいるようです。

 

私の場合、夜中寝ていた時に
大量出血をしました。気がついた時には
ズボンが真っ赤に染まっていて、
お腹に少し痛みもありました。

 

妊娠13週目に入った時で、ちょうど
つわりがピーク…
なので毎日体調不良はありましたが、
つわり以外の症状はあまり感じませんでした。

 

後になって思うと、その頃お腹が
張っていたような気がしますが、
初めての妊娠だったので張りというのが
よくわかりませんでした。

 

 

赤ちゃんへの影響と流産や早産のリスク

 

血腫が小さい場合は、徐々にお母さんの
体内に吸収されてなくなって
いくこともあります。

 

出血も少量なことが多いため、
赤ちゃんへの影響も妊娠の継続に
もほとんど問題がないと思います。

 

ただし血腫が大きかったり出血の量が
多い場合は注意が必要です。

 

出血と共に赤ちゃんが押し出されてしま
う可能性があるなど、切迫流産や切迫早産の
リスクが高くなりることがあります。

 

私の場合、血腫がとても大きかったのと
前置胎盤だったようで、切迫流産の
危険があると診断されました。

 

前置胎盤は、胎盤が低い位置にあり子宮口
を塞いでしまっていることを言います。

 

このまま血腫が小さくならなければ、
胎盤にも影響し流産のリスクが
高くなるとのことでした。

 

赤ちゃんの心拍がきちんと確認できて
いるようなら、すぐに赤ちゃんに
影響があるものではないようです。

 

 

絨毛膜下血腫と診断されたら

 

悲しいことに、絨毛膜下血腫には
治療法がないようです。
なので、絨毛膜下血腫だと診断されても
血腫自体を治療していくことはできないのです。

 

ではどうしたらいいのでしょう…

 

絨毛膜下血腫と診断された時の治療は
安静にすることです。動くことによる刺激で、
血腫が大きくなってしまうことがあるからです。

 

症状や血腫の大きさによっては、絶対安静が
必要で入院しなければいけないことがあり、
その際お腹に張りがある場合は張り止めの
点滴を打つこともあります。

 

絶対安静の場合、トイレへ行く時以外は
基本べットで安静にしていなければいけません。

 

上にお子さんがいてどうしても入院を避けたい
方でも、絶対安静が必要な場合は、
自宅でも入院と同じ様な生活をするように
医師に言われると思います。

 

また絨毛膜下血腫と診断されても、
血腫が小さく出血も少量ない時は、通常通りの
生活をしても良いと言われることがあります。

 

しかし、症状が酷くならないためにも安静を
心がけるようにした方が良いでしょう。

 

 

私の場合、すぐに入院し絶対安静にして下さい
と言われ、診察に行ったその日にそのまま
入院になりました。

 

荷物を取りに帰る事すら許されず、
その日からベットでただただ体を休める
生活が始まりました。

 

安静にすることは思っていたよりも
はるかに辛く、1日がとても長くて苦痛でした。
病室で1人泣いたこともありました。

 

入院生活中1つだけ嬉しかったことがあります。
それは毎日診察があるので、その度
に赤ちゃんをエコーで見ることができたことです。

 

血腫がある中元気いっぱい動いている赤ちゃんを
見ると、その時は自然に笑顔になれて
元気をもらえました。

 

結局私は1ヶ月半程入院をしましたが、
血腫はほんの少し小さくなっただけでした。
出血はなくなったので、自宅でも安静にすると
いう約束で退院しました。

 

 

絨毛膜下血腫、絶対安静に!

 

今回は、私自身の体験談を交えながら
絨毛膜下血腫ついてご紹介しました。

 

絨毛膜下血腫と診断されても、
医師の指導に従い安静に過ごし血腫の状態が
悪くならないようであれば、通常通り
出産することができるでしょう。

 

しかし、出血が続いたり絶対安静の入院生活が
続いたりと精神的に辛く不安になることが
あると思います。

 

そんな時は、赤ちゃんも一緒に頑張って
くれていることを思い出して下さい。

 

お母さんの悲しい気持ちやストレスは、
きっと赤ちゃんにも伝わっているはずです。

 

私も、絨毛膜下血腫と診断されたとき、
不安や辛さで毎日落ち込みました。

 

そんな時、絨毛膜下血腫と診断された方の
いろんな体験談を見て、同じように
辛い思いをしてる方がいることや、
無事に出産した方がいることを知り、
とても気持ちが救われました。

 

私も、通常通り出産することができました。

 

赤ちゃんも一緒に頑張っているんだ、
無事に出産できるこの辛い日々は
必ず終るそう思って、前向きな気持ち
で安静生活をすごして欲しいです。

 

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