経産婦の出産時間は早い?〜理由や2人出産した経験談〜

経産婦の出産時間は早い?〜理由や2人出産した経験談〜

 

出産経験者である経産婦は
一般に、予定日より
出産が早まるといわれています。

 

同様に出産にかかる時間も、
経産婦は、初産婦に比べて
早く進むといわれているようです。

 

出産経験がある一方、経産婦は
小さい子供の育児中に、
出産を迎えるケースが多いです。
だからこそ、出産時の対策は
慎重にしておきたいですね。

 

今回は、経産婦の出産時間の早さと
その理由や対策について、ご紹介します。      

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経産婦の出産時間が早いのは本当?

 

出産にかかる時間ですが、日本産科婦人科学会では、

 

「規則正しく発来し胎児娩出まで続く陣痛で

周期 が約10分以内または 1 時間に6 回の頻度になった時点」

 

を分娩時間の始まりと定義しているようです。

 

そのため一概に「ここが出産の開始時点」
と決めるのが難しいというのが現状です。

 

人によって陣痛の始まり方も様々で
生理痛程度の軽い陣痛から始まり
段々と規則的に周期が短くなる
という、お手本通りのケースばかりではありません。

 

ですが、一般的に出産にかかる時間は、
「初産婦は、おおよそ12〜15時間」
「経産婦は、おおよそ5〜8時間」といわれています。

 

つまり一般的には、
経産婦の出産時間は、初産婦の半分くらい、
ということのようですね。

 

私の場合は、陣痛は付きにくくお産は早く進みやすい
という、体質的なこともありましたが、
2人目の出産は、陣痛が始まってから50分という
かなりのスピード出産でした。
1人目の時は同じく、陣痛が始まってから
2時間かからないくらいでしたので
経産婦としての出産時間は、半分以下だったことになります。        

 

ただし出産は十人十色です。
どんな場合も「絶対」はなく、
経産婦でも初産婦の時より出産時間が長くなった
というケースも、もちろん聞きます。

 

経産婦の方が出産時間が早い
というのは、あくまでも一般論になります。               

 

 

出産時間が早くなる理由

 

では、一般的に、経産婦の出産時間は
なぜ短くなるのでしょうか?

 

それは、赤ちゃんの通る産道や子宮口が
1人目の出産の時に一度広がっているため、
経産婦の産道や子宮口は初産婦に比べて
やわらかく、広がりやすいためだといわれています。

 

体は時間とともに元に戻っていきますから、
同じ経産婦でも、前回の出産から時間が経っているよりも
「年子で出産」のように、前回の出産が近いケースの方が、
産道や子宮口は、広がりやすい傾向にあるようです。

 

また、出産自体の経験があるため
いきんだりする、出産自体が上手になるため
ともいわれているようです。

 

私自身も、初産の時は「いきんで」と指示されても
最初は、どこにどう力を入れたらいいのか、
よく分かりませんでした。
お産が進むにつれて、看護師さんに
「そうそう、上手」と言われたやり方をする、
といった感じでしたが
経産婦の時は、やり方が分かっていたため
いきむのは圧倒的に楽だったように思います。            

 

 

初産の出産時間が早かった人は要注意

 

先ほども言いましたが、出産は十人十色です。
もっと言えば、同じ人でも、赤ちゃんの育ち方や
子宮内の赤ちゃんの場所なども違いますから
出産ごとに、進行状況は変わるといえます。

 

でも、1つ言えるのは、妊婦さん本人は
基本的に同じだということです。

 

子宮口が開きやすいなどの体質や
子宮の位置や、産道の長さなど
出産時間の長さに関わる、妊婦さん本人の体質は
初産婦の時も、経産婦になってからも
あまり変わらないですよね。

 

ですから、初産の時に出産時間のが早かった
という妊婦さんは、要注意です。

 

私も、お産が早くに進む体質のようで、
2人目を産んだ際に、病院の先生から
「次の出産は、自宅や移動のタクシーの中で
産まれかねないから、気を付けるように」
とアドバイスされました。

 

ですので、特に、過去の出産時間が短かった経産婦で
前回までの病院とは別の病院で出産を予定している方は、
以前の出産の状況を、先生に
よく説明しておくことをお勧めします。

 

 

経験者ならではのメリットも

 

出産時間が早いということは、
陣痛が始まるとすぐにでも産まれてしまい
下手したら、病院に間に合わないのでは?
と心配される人もいるかと思います。

 

確かにご紹介したように、経産婦の出産は
初産婦に比べ、一般的に早く進むようです。

 

しかし、経産婦には、過去に出産を経験して
「自分のお産の流れや体質がおおよそ分かっている」
というメリットがあります。

 

特に、病院から何らかの指示を受けている場合をのぞいて、
あまりナイーブになる必要はないようです。

 

むしろ、出産時間が早いということは
お産が軽いということでもあり、
1人目の時よりも楽に産める可能性が高い
と前向きに考えてみるといいですね。

 

過去の出産経験から、標準以上に
お産が早く進んでしまいそうな場合も、経産婦は
事前にその準備をしておけるというメリットがあります。

 

まずは、よく病院の先生と相談をしてください。
事前に入院を指示される場合もありますし
特別な指示がなくても、予定日が近くなったら
遠出はなるべく控えて、すぐに入院できる準備をしておくと安心です。

 

 

経産婦出産時間は早いが個人差が大きい

 

よくいわれているように、経産婦の出産時間は
初産婦に比べて半分程度の時間しか、かからないようです。

 

出産は、個人差も大きく、出産ごとの違いもあるため
経産婦は「出産が早く進む可能性」を前提に
病院には素早く行かれるように、用意をしておきましょう。

 

経産婦は、何よりも経験者という強みがあります。
何をすべきかわかっていれば安心なことも多いですね。

 

分かっているからこそ、またあの思いをするのかと
出産に対して、身構えてしまう経産婦でも大丈夫です。
一般的に初産の半分の時間ということは、
1人目よりは早く済むだろうと、リラックスして
出産を迎えるようにしてみて下さい。

 

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