不妊治療を卒業した私がこれから治療を始める方に伝えたいこと

不妊治療を卒業した私がこれから治療を始める方に伝えたいこと

 

「赤ちゃんが欲しい・・・」そんな切なる
思いで挑む不妊治療。
最近では、治療の方法や情報がネットや
書籍などで簡単に手にする事が出来るようになっています。

 

とはいうものの、デリケートな問題を含む
不妊治療は、誰にでも気軽に
聞いたり相談出来る訳ではないのです。
また、治療をしていく中でも
様々な面での葛藤や悩みが出てきます。

 

そこで、不妊治療を卒業した私が、これから
治療を始める方に是非伝えたい事として、
過去に直面した葛藤や悩みをご紹介したいと思います。

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精神的なストレス

 

不妊治療は、多くのストレスを感じると言います。
不妊の原因は女性側か男性側の
どちらか一方、あるいは、両方ともにある事もあります。
いずれにしても、お互いに気を使う事になります。

 

私の場合は、主人の側に問題がありました。
精子の運動率・数共に少なすぎて
医者からさじを投げられたのです。

 

この衝撃過ぎる内容は、
最後まで主人に伏せていました。
私は一人胸の内にしまい、
もんもんとした日々を過ごしていました。

 

それぞれの夫婦間の関係性や
原因のあり方にもよりますが、
人には語る事が出来ない悩みが
次々に浮上して来るのです。

 

相手を気遣ったり、不妊治療を
周囲に隠す為に付きたくもない嘘をついたり、
数え上げればきりがありません。

 

更に、治療自体も精神面でストレスが溜まります。
婦人科は、出来れば行きたくない所ですよね。
問診の中で、夫婦生活の細部に
至るまで説明をしなくてはいけません。
また、定期的に通院しながら女性は、
基礎体温も付け続けなければなりません。

 

やらなければならない事が増え、
それが長期に渡ると徐々に負担になる人もいるのです。

 

 

肉体的なストレス

 

不妊治療には、「内診」というものが毎回必ずあります。
私は、あれが本当に苦手でした。
私が不妊治療をしたのは
二人目の時なので、既に経産婦でした。

 

それでも、毎回診察台に上がり
内診の為の器具を挿入される時は、
違和感で顔を歪めたものです。
時には、軽く出血を伴う時もありました。

 

ホルモン注射も必要があれば打ちます。
筋肉注射なので、とても痛いです。
また、ホルモンの影響で
体調が乱れる事もありました。

 

私は、タイミング法を経て顕微授精という治療をしました。
排卵日に合わせて主人の精子を(出来るだけ新鮮なもの)
容器に取り、それを病院で子宮に注入するのです。

 

処置後は、足を広げたまま寝台ごと頭を下げ、
下半身を上にした体制で15分位待ちます。
頭に血が上り、結構疲れます。

 

自然に授かった一人目の時には考えられなかった
事をして行く中で、自然妊娠が、
どれ程負担が無いかを思い知らされました。

 

 

金銭面の問題

 

金銭面は、不妊治療を始める人にとって、大きな問題になります。
主にかかる費用は、

 

・問診・内診料
・薬・注射代
・治療に関わる特別な技術料(顕微授精・体外受精・・・)です。

 

治療内容により、一回あたり数万円〜数十万円かかります。
一度で妊娠が出来れば何とかできる
金額ですが、長期になると経済的な負担は否めません。

 

申請すれば、自治体からの補助を
受けられる事もあるようですが、
それだけでは不足する事が多いのです。

 

排卵日に合わせて通院する必要がある為、
仕事を欠勤・早退する事もあります。
ある程度、経済的にゆとりがないと、
生活の潤いまでが無くなる事もあるのです。

 

 

不妊治療をして行く上での心のあり方

 

私は、ある時期に治療を続ける期間を決めました。
2年間治療をして、結果が出なければ
潔く辞める事にしようとしたのです。
真面目に取り組み過ぎる余り、
主人と喧嘩するようになった事が理由です。

 

決められた期間、自分なりに取り組みそれで
ダメならそういう運命だと肩の力を抜いたとたん、
偶然かも知れませんが妊娠しました。

 

不妊治療は、がむしゃらに取り組めば
良いという訳では無い事に気付きました。

 

 

不妊治療は、夫婦二人三脚での取り組みを

 

大切なパートナーとの子供を授かりたいと願い、始める不妊治療。
当たり前の事が当たり前に出来ないもどかしさや、
人には言えない胸の内など、不妊に
悩む方は人知れず多くの悩みを
抱えながら治療をしています。

 

でも、それらの試練をどの様に乗り越えて行くのかは、
結局の所その夫婦次第なのです。

 

無理なく不妊治療をして行く為にも、
治療を始める前に夫婦で一度、
じっくりと話し合ってみる事をお勧めします。

 

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