双子の妊娠の経験談と知っておくべきことを詳しく紹介します

双子の妊娠の経験談と知っておくべきことを詳しく紹介します

 

生理が遅れて、
妊娠検査薬で陽性が出たとき、
私にも赤ちゃんがやってきたんだと
嬉しく思いました。

 

そして、その時は
全く自分が双子を妊娠しているなんて
思いもしませんでした。

 

私の経験を通して、
「双子の妊娠」がいつ頃わかったのか、
その時に知っておきたいことについて、
お伝えしていきたいと思います。

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双子ができるメカニズム

 

人間の場合、
一回の月経周期では、
通常一個だけ排卵されます。

 

つまり、通常の妊娠では、
赤ちゃんは一人ということになります。

 

ところが、一つの排卵された卵子が、
一つの精子と結びつき、
その後分かれたり、
偶然二つの卵子が排卵され、
それぞれ制しと結びついた場合、
双子妊娠となるわけです。

 

現在の医学では、
なぜ受精後の卵子が分かれたり、
複数の卵子が排出されたりするのかということは、
解明されていないそうです。

 

ただし、複数の卵子が排出される
点に関しては、遺伝的な体質が
関係しているようです。

 

「双子は遺伝する」と、
耳にしたこともあると思いますが、
二卵性の双子に関しては、
遺伝が関係しているのかもしれません。

 

一卵性の双子に関しては、
偶然によるものと考えられており、
1000の出産に対し、
4組と言われています。

 

また、不妊治療を行ったカップルには、
双子を妊娠しやすい傾向にあるようです。

 

 

妊娠周期と双子確定の時期

 

周りに妊婦さんがいると、
「妊娠〇週目」とか、
「妊娠〇ヶ月」という言葉を
耳にされた方がいるかと思います。

 

最初に、
少し「妊娠週数」について
解説していきます。

 

「妊娠週数」は、
ママの最後の生理が始まった日を
「0週0日」とし、0週6日目で
0週が終わります。

 

つまり、
生理が始まって7日目で、
妊娠0週がおわり、
翌日からは、
妊娠1週目となります。

 

それぞれの生理の周期によって違ってきますが、
排卵日前の妊娠1週目の終わりあたりまでに「受精」し、
妊娠2週目から3週目にかけて「着床」すると、
妊娠ということになります。

 

そして、ここまでが「妊娠1か月」です。

 

「妊娠2ヶ月」
つまり「妊娠4週目」あたりに、
多くの方が生理の遅れに気付き、
病院で検査を経て、
妊娠が発覚する時期になります。

 

病院では、
「超音波検査」を行い、
子宮の中の状態を見て、
妊娠かどうかを判断します。

 

「胎嚢(たいのう)」と呼ばれる、
赤ちゃんを包む袋が確認され始めるのが、
妊娠4週目から5週目にかけてです。
この時期に、
「胎嚢」が二つ確認されるかもしれませんが、
まだ双子だと確定するには、時間がかかります。

 

そして「胎芽(たいが)」と呼ばれる、
胎児になる前の状態が確認できるのが、
妊娠6週目から7週目となります。

 

この時、
すでに赤ちゃんの「心音」も確認できる状態となっています。

 

「胎嚢」「胎芽」「心音」が確認できて、
妊娠が確定されます。

 

人それぞれ時期が前後しますが、
一般的な見解では、
妊娠初期3か月目の
8〜11週までには、
双子の妊娠が判明します。

 

 

双子の妊娠で知っておいてほしいこと

 

双子について、
「一卵性双生児」とか「二卵性双生児」
という言葉を耳にしたことがある方は
多いと思います。

 

実は、双子の妊娠が発覚したとしても、
更に重要な「膜性(まくせい)診断」というものが
ポイントとなってきます。

 

実は、双子には
4つのタイプがあるのです。

 

ママが赤ちゃんに栄養や酸素を送る
「胎盤」と呼ばれるものがあります。

 

また、赤ちゃんは子宮ので、
いろんな膜によって保護されています。
よく家の壁に例えられるのですが、
双子の場合、子宮の中で、
赤ちゃんがそれぞれ壁で仕切られているかどうかも
確認する必要があります。

 

 

1.二絨毛膜二羊膜(二卵性)
DDツインとも呼ばれます。
胎盤が二つあり、
赤ちゃんがそれぞれ二つの羊膜でしきられている状態。
それぞれ独立している状態なので、
リスクが低い方になります。

 

 

2..二絨毛膜二羊膜(一卵性)
こちらも、DDツインとも呼ばれます。
上記同様、
一卵性でも胎盤と羊膜がそれぞれある状態。
妊娠が進むにあたり、
胎盤がくっついて発育することもあるそうです。

 

 

3.一絨毛膜二羊膜(一卵性)
MDツインとも呼ばれます。
一つの胎盤に、二つの羊膜でしきられている状態。
胎盤を共有しているため、
片方の赤ちゃんにしか、
栄養や酸素が多くいくリスクがあります。
ただし、一卵性の妊娠の場合、
最も多いケースです。

 

 

4.一絨毛膜一羊膜(一卵性)
MMツインともよばれます。
一つの胎盤を共有し、
赤ちゃんが一つの羊膜内に二人いる状態。
妊娠中から、
臍の緒が絡むかもしれないというリスクがあり、
最も注意する必要があるタイプです。

 

 

このタイプを知ることにより、
出産までのリスクや計画を
あらかじめ知ることができます。

 

この「羊膜診断」は、
妊娠11週目までに行うことが目安とのこと。
妊娠12週目を過ぎてしまうと、
検査がしにくくなるそうです。

 

早めに、担当医師に確認しておきましょう。

 

 

私の経験談〜妊娠発覚から、双子の状態を知るまで

 

生理が10日ほど遅れて、
妊娠検査薬を使ってみたところ、
結果陽性。
この時が妊娠5週目。

 

すぐに産婦人科に行き、
血液検査等を経て、
妊娠確定となりました。

 

初めて超音波検査を行ったのが、
妊娠7週目。
この時、双子妊娠が発覚しました。

 

医師がエコーの画面を
見せながら説明してくれたのですが、
この時すでに、
「胎芽」の状態で、
二つ黒い影が確認できました。
この時、心音の確認も一緒に行いました。

 

 

そして、妊娠11週目の検診で
「膜性診断」の結果、

 

「一絨毛膜二羊膜」

 

という状態での双子の妊娠がわかりました。

 

それまで、通っていた病院では、
このタイプの双子の出産が不可能だったため、
その後出産ができる病院へと
転院する流れとなりました。

 

 

 

妊娠かも?と思ったら

 

妊娠かも?と思ったら、
やはり産婦人科に行くことです。

 

 

残念ながら、今のところ、
きちんと医療機関で診察するまでは、
双子を妊娠したかどうかはわかりません。

 

私も双子の妊娠が発覚した時、
まさか自分が!?と思いました。

 

 

また双子の妊娠は、
単胎の妊娠よりもリスクが多いといわれます。

 

働く女性が多い現代社会、
「病院に行くのが遅すぎた」
とならないためにも、
妊娠の疑いがある場合は、
どのような状態での妊娠をしているのかを
早めに知って頂きたいとおもいます。

 

個人病院の場合、
双子の出産に対応できない病院も多いため、
早めに病院を決めていくことで、
安心して出産を迎えることが
できるのではないでしょうか?

 

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