前期破水、入院から出産までの体験談や気を付けること

前期破水、入院から出産までの体験談や気を付けること

 

臨月になると、お腹もはち切れんばかりに
大きくなり、腰などへの負担も辛くなりますね。

 

でも、それもあと少し。
生産期に入れば赤ちゃんはいつ
産まれて来ても大丈夫な状態になっています。

 

ただし、おしるしが来て、陣痛が来て、
破水して・・・と、マニュアル通りに
進まず、時にはおしるしよりも陣痛よりも
先に破水してしまうこともあるのです。

 

今回は、そんな前期破水をした時の
入院から出産までの体験談を
ご紹介したいと思います。

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前期破水?尿漏れ?違いは分かる?

 

破水と言っても、羊水が全て出てしまうとは限りません。
妊娠中によくある尿漏れと似て、ほんの少量の
時もあります。
大量の水が流れ出てくれば、破水した!と
わかりますが、少量の場合はどのように破水と尿漏れを
見分けることができるのでしょうか?

 

 

それは、病院へ行って検査をしてもらわない限り
絶対の区別を付けることはできません。

 

 

私の場合は、38週0日の日にくしゃみをしたら、
バシャッと破水しました。
大量にではなく、いつもの尿漏れ?と思いました。
ですが、尿漏れにしては量が多いような・・・?
と言う感じでした。

 

不安だったので、かかりつけの産院に電話したところ
「入院セットを持ってすぐ病院へ来て下さい。」
と言われました。

 

 

まさかな〜尿漏れだろうな〜と思っていたのですが、
簡単な検査の結果、やはり破水でした。

 

そのまま心の準備もできないまま、
即入院することになりました。

 

ですので、妊娠中は尿漏れなどもよく起こりやすいですが
何か変だな、もしかしたら?と、少しでも不安に
感じることがあれば、必ず病院に連絡し、
破水かどうかを確認してもらいましょう。

 

 

破水が先だとどうなるの?出産の仕方は?

 

通常は、陣痛が来て、子宮口が全開になってから
破水するので、そのまま出産に至ります。

 

では、破水が先だと出産までの流れはどうなのでしょうか?

 

 

対応は、そこそこの病院によって違うようです。

 

私の場合は、入院になった時はすでに夜だったので、
その日は感染予防の点滴をされ、そのまま夕飯を食べて
「夜中のうちに陣痛が来ればいいけど、来なかったら
翌朝から陣痛促進剤を使うよ」と言う説明を受け
眠りにつきました。

 

結局、陣痛の気配は全くなく、朝から促進剤が投与されました。
最初は、飲み薬で陣痛を促すものでした。

 

一定の時間を置いて薬を飲み、そのたびに
陣痛が強くなり、痛みもだんだん強くなりました。

 

ですが、薬が切れると陣痛も弱くなってしまい、
結局夕方になっても本陣痛には繋がらず、
飲み薬は一旦止め、翌日からまた仕切り直し、
と言うことになりました。

 

本陣痛には繋がらなかったものの、
痛みはかなり強く出ていましたし
陣痛が進むように院内を歩き回ったりもしたのに、
結局仕切り直しになった時は正直ガックリきて
しまいました。

 

 

翌朝からは、飲み薬より強い、
点滴での促進剤の投与が行われました。

 

点滴なので薬の効きも早く、どんどん強い痛みに
なっていきました。

 

前日から内診し子宮口の開き具合なども
定期的にチェックされていましたが、
子宮口の開きも悪かったので
昼前にバルーンと言って子宮口に
風船のようなものを入れて半ば強制的に
子宮口を開くものも入れられました。

 

そして、ある程度子宮口が開いて
バルーンが外れた頃に、
「完全に破水した方が陣痛が進むから」
と言われ先生が内診の際に直接指で
グリグリと押し、破膜し完全破水となりました。

 

私の場合は高位破水と言って、卵膜が
ほんの少しだけ破れて少量の羊水が漏れただけでした。

 

最初の破水以降、ほとんど羊水が
漏れ出ることがなかったので先生の手によって
破水されましたが、そうじゃなければ
ここで破膜されることはなかったと思います。

 

中には、少しずつちょろちょろ羊水が
漏れ出続ける人やほとんど全部出てしまう場合も
ありますし、本当にお産は十人十色です。

 

 

結局、この完全破水を夕方にされたあと、
通常の病室から陣痛室に移されてからも
子宮口が全開になるまで結構時間がかかり、
子宮口を柔らかくする注射も打たれました。

 

その後なんとかお産もすすみ、
いきみたくなった頃に分娩室へ移り、
それから普通は1時間はかかるそうなのですが
私はものの10分で出産になりました。

 

それまで、丸2日かけて耐えてきたので、
最後はあっさり産まれてくれてとても
ホッとしたのを覚えています。

 

このように、本陣痛に繋がらない、
子宮口が開かない、といろいろな弊害が産まれ
スムーズにお産に繋がらないこともあります。

 

私の知人は、自然に陣痛が起きるまで
自宅待機させられ、3日後に自然陣痛で出産、
と言う方も居れば、破水したその日のうちに
促進剤を投与、出産を終えた方もいました。

 

 

ですので、前期破水したからと言って
「これ」と言った決まったパターンはありません。
先生によっても対応は様々です。

 

きちんと破水かどうかを調べてもらい、
先生の対応を信じてお任せしましょう。

 

 

前期破水で気を付けるべきこと

 

上記では入院しすぐに「感染予防の点滴をされ」
と書きました。

 

これは何故か?と言うと、
前期破水で一番心配なことは破水することによって
赤ちゃんが細菌感染してしまうことなのです。

 

赤ちゃんは、通常卵膜に包まれ、外の細菌などから
完全に守られています。
ですが、破水し赤ちゃんを守っていた卵膜が
破れてしまうと、その破れたところから細菌が入り
感染症を引き起こしてしまう心配があるそうです。

 

そのため、破水後はすぐに抗生剤の点滴をされ、
感染を予防します。

 

 

私の場合は、生産期に入っての破水だったので
すぐに出産に向けての準備となりましたが、
破水は妊娠初期、中期、いつでも起きる可能性があります。

 

高位破水の場合、少量の羊水が漏れるだけなので
気づきにくいことがありますが、
そのまま放置してしまうと赤ちゃんが
感染症を起こす危険にさらしてしまうことになります。

 

なので、少量でもちょろちょろと下着が濡れる
ことが続く、など気になることがあれば
すぐに病院へ連絡するようにしましょう。

 

生産期以外での破水は、出産へ進めてしまうと
未熟児での早産となり、リスクが上がってしまいます。

 

状態に応じて入院で抗生剤投与しつつ絶対安静、
赤ちゃんが外に出ても生きていけるくらい
成長するまで、お腹にいて貰えるように
いろいろな対策をすることもあります。

 

このように、前期破水にはいろいろなリスクも
伴いますので、大したことないだろうと過信せずに、
心配なことがあればすぐに先生に
相談することをオススメします。

 

 

前期破水はいろいろなパターン 赤ちゃん信じて

 

前期破水をすると通常の出産とは
異なった流れになることが多くあります。

 

もちろん、症状の出方やそれに対する処置も
先生やその時々によっていろいろなパターンが
あるでしょう。

 

自分にとっては初めてのことだらけで
不安もたくさんあるかと思いますが、
お産は赤ちゃんとお母さんの最初の
共同作業です。
赤ちゃんもお腹の中で必死に頑張ってるので、
お母さんも頑張りましょう!

 

可愛いわが子に会えるのも、もうすぐです。

 

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