妊娠初期・中期・後期ごとの胎児の大きさや成長過程について

妊娠初期・中期・後期ごとの胎児の大きさや成長過程について

 

妊婦健診に行くと超音波検査で
毎回胎児の大きさを測定します。
おなかの中にいる赤ちゃんが
今どれくらいの大きさなのかな?と
毎回楽しみにしている妊婦さんも
多いのではないでしょうか。

 

一方で「週数にしては大きめですね」「小さめですね」
という言葉を聞くと
心配になることもありますよね。

 

今回、妊娠初期・中期・後期ごとの健診時、
胎児の大きさ、成長過程の目安について詳しくお伝えします。

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なぜ胎児の大きさを測定するのか?

 

妊婦健診で腹囲や子宮低長だけでなく、
胎児の大きさを測定するのはなぜなのでしょうか。

 

生後○か月の赤ちゃんの平均身長と
体重は大体これくらい、という
成長曲線が存在するように
おなかの中の赤ちゃんにも
「この週数ならばこれくらいの大きさ」という基準値が存在します。

 

その値から大きく外れると
「大きめですね」「小さめですね」となります。

 

胎児の大きさはあくまでも「推定」
ですので大きめ、小さめだからといって
すぐに何らかの問題があると
考えられるわけではありませんが、
場合によっては胎児の成長や分娩時に
問題が生じないかを医師が判断する材料になります。

 

たとえば大きめの場合は母体の骨盤の大きさと
照らし合わせて難産にならないかと考えたり
小さめでも毎回きちんと成長しているか
障害の可能性はないかなどと考慮すべきことはたくさんあります。

 

しかし1歳、2歳の子供の体格も大きな個人差があるように
胎児の大きさも個人差が大きく
そのうえ超音波検査での算出ですので誤差も大きくなります。

 

医師から「詳しく検査しましょう」とか
「何らかの問題が生じている可能性があります」
などと告げられない限りは「大きめですね」「小さめですね」
という言葉はそれほど大げさにとらえる必要はありません。

 

心配になってしまうかもしれませんが
赤ちゃんの個性だと考えましょう。

 

 

妊娠初期の胎児の大きさについて

 

妊娠初期の胎児の大きさは
大体どれくらいなのでしょうか。
標準的な値は次のようになりますが
あくまでも目安になります。

 

○妊娠2か月頃(4〜7週)
7週頃の赤ちゃんは重さ約4グラム
頭からお尻までの長さは約12ミリです。

 

人によってはつわりが始まっている
妊婦さんもいると思いますが
もしかしたらまだ存在に気付かれていない
赤ちゃんもいるかもしれませんね!
ごく初期の健診では胎嚢の大きさを
告げられる場合もあるかもしれません。

 

この頃はまだまだ妊娠が安定せずに
「標準より小さめだからちゃんと育っていないんじゃないか」と
心配する方がとても多い時期かもしれません。

 

しかしまだ出産予定日もはっきり確定しない時期です。
不妊治療などで確実に排卵日が
わかっている場合をのぞいて
ご自身が思っている妊娠週数と実際の妊娠週数が
一致しないことも多くあります。

 

まずは赤ちゃんがいることが確認できればそれで良いですよ。

 

○妊娠3か月頃(8〜11週)
11週頃の赤ちゃんは重さ約20グラム、
頭からお尻までの長さが約47ミリです。

 

この頃の赤ちゃんは大きさの
違いがあまりない時期ですので
頭臀長をもとに出産予定日が確定させます。

 

○妊娠4か月頃(12〜15週)
15週頃の赤ちゃんは重さ約100グラム、
頭からお尻までの長さが約16センチです。
急激に大きくなるような印象ですね。

 

 

それでは実際に私が妊婦健診で教えてもらった
胎児の大きさはどれくらいだったのでしょうか。

 

私は7週の健診時に
約7ミリと言われました。
特に何も指摘されず「順調ですね」と言われました。
この頃は私自身も大きさよりも赤ちゃんの
心拍が確認できるかどうかを気にしていた覚えがあります。

 

 

9週の健診で26ミリ、
11週の健診では具体的な数字は言われずに
「大きさも週数通りで順調です」と言われました。

 

13週の健診では「1週間分くらい大きめかな」と言われました。
しかしつわりで苦しんでいた時期でしたので
特に気にも留めませんでした。

 

 

妊娠中期の胎児の大きさについて

 

○妊娠5か月頃(16〜19週)
19週頃の赤ちゃんは重さ約280グラム、
頭からお尻までの長さが約25センチです。
経膣エコーが腹部エコーに変わったり、
早い人では性別もわかることです。

 

赤ちゃんの大きさよりも性別を早く知りたいと
思う妊婦さんも多いかもしれませんね。

 

 

○妊娠6か月頃(20〜23週)
23週頃の赤ちゃんは重さ約700グラム
頭からお尻までの長さが約30センチです。

 

だんだん1000グラムが近づいてくると
赤ちゃんもぐっと大きくなってきた印象ですね。

 

 

○妊娠7か月頃(24〜27週)
27週頃の赤ちゃんは重さ約1200グラム
頭からお尻までの長さが約38センチです。

 

私の健診時はどうだったのでしょうか。

 

16週に健診を受けているのですが
まだ食べづわりで苦しんでいた時期で
詳しい数字を記録できていませんでした。

 

この時から腹部エコーに変わり、特に大きめ、小さめと
言われた記憶はありませんでしたので
標準の範囲内だったのだろうと思います。

 

20週の健診では340グラムと言われました。
この頃から健診では頭臀長ではなくて
推定体重を教えてもらうようになり、
腹部エコーも2回目となり妊娠週数が
進んできたような実感が湧きました。

 

24週の健診では775グラムで
25週相当なので少し大きめと言われましたが
26週の健診で940グラムで週数通りぴったりと言われました。

 

 

妊娠後期の胎児の大きさについて

 

○妊娠8か月頃(28〜31週)
31週頃の赤ちゃんは重さ約1800グラム、
頭からお尻までの長さが約43センチです。

 

 

○妊娠9か月頃(32〜35週)
35週頃の赤ちゃんは重さ約2500グラム、
頭からお尻までの長さが約47センチです。
2500グラム未満で生まれると「低出生体重児」となりますので
2500グラムを超えるとほっとする妊婦さんも多いかと思います。

 

 

○妊娠10か月頃(36〜39週)
いよいよ臨月ですね。
39週頃の赤ちゃんは重さ約3100グラム、
頭からお尻までの長さが約50センチです。

 

この頃3000グラムを大きく超えた推定体重を告げられると
「お産が長引かないかな」と心配になるかもしれません。
特に医師から指摘されなければ
問題ありませんので赤ちゃんの成長を喜んでくださいね!

 

 

私の赤ちゃんは28週の健診で1120グラム、
30週では1580グラムでした。
標準と比べると少し小さめだったのかも
しれませんが特に何も言われませんでした。

 

32週の健診では1745グラム、34週は2300グラムでした。
32週から34週の間にずいぶん大きくなった印象ですね!
計測に誤差もあったのかもしれません。

 

臨月に入り37週では2700グラム、38週では2999グラムでした。

 

ちょうどいい大きさですね!と言われ39週0日に出産となりました。
生まれた赤ちゃんは、3152グラムでした。
大体推定通りだったようですね。
助産師さんたちからは「大きい方だね!」と言われました。

 

 

胎児の大きさは目安程度に!

 

「大きめですね」などと言われると
「大丈夫かな?」と心配になると思いますが
次の健診では「週数ぴったりです」と
言われるなど測定時の誤差や個体差も大きいですので
それほど心配する必要はありません。

 

たとえ毎回「大きいです」と言われ続けても
それ以上のことを何も言われないようであれば
心配することはないのです。

 

赤ちゃんの推定体重を教えてもらったら
その値と同じくらいの重さのものを持ってみると
「今これくらいの重さなんだな」と実感することができますよ!

 

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