妊娠性鼻炎の症状、使用できる薬や薬以外の対処法について
妊娠すると体には様々な変化が起こります。
代表的なものとして、
つわりが挙げられますが、
これも体のアレルギー反応のひとつであると聞きました。
他の不快な症状には、
妊娠性鼻炎があります。
妊娠初期から始まり、
長い人だと出産後1〜2ヶ月続いたという人もいます。
薬だけでは治すことが難しい妊娠性鼻炎は、
うまく対処することで
日常生活にあまり支障が出ないように
付き合っていくことが望まれます。
今回は、
さらさらした鼻水が長期にわたって続き、
他の不快症状をも引き起こしてしまう
妊娠性鼻炎についてご紹介します。
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妊娠性鼻炎の症状
妊娠する前には鼻炎には
罹ったことがないという人が、
妊娠したことをきっかけに
鼻水が出てしまったりくしゃみが止まらないといった
症状が出てしまうのが妊娠性鼻炎です。
突然発症するので、
風邪を引いたのかと勘違いをしてしまいそうですが、
さらさらした鼻水が出てしまったり
一時的なものではなく
何週間か続いたときに診断されます。
私は、子供のころからアレルギー性の鼻炎もちで
風邪の鼻症状と、アレルギーの鼻症状は区別がつきますが、
妊娠初期のつわりが少し落ち着いたころから
明らかにアレルギー性のものに近い
鼻の症状が出始めました。
毎年春には、花粉症で症状が出ますが、
この時は夏の終わりの時期で、
花粉症ではないと確信しました。
その後も症状が治まることはなく、
鼻水が出ることで喉の乾燥も感じたので
耳鼻科にかかりました。
そこで診断されたのが、
妊娠性の鼻炎ではないかということです。
症状はアレルギー性のものと変わりないので、
妊娠中ということもあり
強い薬ではなく対処療法で
収まることを待ちました。
妊娠性鼻炎に使える薬
耳鼻科で処方をされた薬は、
鼻の粘膜のアレルギー症状を抑える点鼻薬と
妊娠中でも安心して使うことができる照明がされている
抗アレルギー薬です。
毎日、朝と夜に1錠のみ、
点鼻薬は1日3回行いました。
点鼻薬の成分のお話もあり、
ステロイド性のものは、
基本的には妊娠中には処方できないけれども、
私の場合には、もともとのアレルギー性鼻炎の症状も
並行して出てきてしまっていることから、
効き目の弱いものでは効果が得られない可能性があるということ。
そして、妊娠性の鼻炎は一時的なものが多いことから、
ある程度の効き目のものを
短期間使用して治療をするほうが
お腹の赤ちゃんへの心配も少なくてすむと
説明を受けました。
これらの事を踏まえ、
妊娠中に薬を使用することに抵抗があった私ですが、
先生を信用して、薬の処方をお願いしました。
あくまでも対処療法なので、
薬を飲むとすっきり治るという訳ではありませんが、
鼻をかむということも少なく、
日常生活に支障が出ることも少なくなりました。
あまりにひどい鼻炎症状が出てしまうと、
頭痛やのどの痛みにもつながり
苦しい毎日を過ごすことになりますので、
私の実際の体験を通して、
一度、医療機関に受診することをおすすめします。
妊娠性鼻炎の症状がでる時期
妊娠前に鼻炎の症状を全く感じていなかった人は
妊娠性鼻炎の症状が出るのは、
妊娠初期に多いようです。
妊娠初期は大きく体のホルモンバランスが変わり、
風邪を引きやすい時期と言えるので、
鼻の症状も風邪の症状と勘違いを
してしまいがちです。
妊娠性の鼻炎では、
なかなか症状が治まることはなく、
1ヶ月から2ヶ月、
もしくは出産を迎えるまで
付き合っていかないといけないものにも
なりかねません。
所詮、鼻水がでるというだけと
思ってしまう方もいるかもしれませんが、
毎日の事となると、頭痛に繋がったり、
鼻の下が荒れてしまったり、
不快な症状がたくさん出てきてしまいます。
妊娠したことによるホルモンバランスの変化と、
鼻の粘膜が敏感になることによって
生じてしまう症状です。
これによって、
薬で治すということは難しく、
また、あまり薬を服用したくない
妊娠初期であっても、症状が
出てしまうというところが悩みどころですよね。
お腹の中の赤ちゃんの事を考えて、
薬の処方を控える先生もいるかと思います。
そんな時に少しでも鼻の症状を抑えることができる
日常生活における対処法はないものでしょうか。
妊娠性鼻炎の薬を使わない対処法
妊娠性鼻炎は何か原因の物質があって症状が出る
アレルギー性の鼻炎や花粉症とは
少し違う症状で、原因が特定できずに
症状が長引いてしまいがちです。
処方された薬で対処ができても、
1日のうちにひどい症状により
薬の効き目を実感できない時間が出てくるかと思います。
そんな時に私が実践していたのは、
朝には温かい白湯をゆっくりと飲むことです。
心の落ち着きと湯気を吸いこむことで
まったりとした気持ちになり
鼻症状からくる頭痛に効果を感じました。
夜には、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かりました。
妊娠中にも使用できるアロマオイルを使用し、
マッサージをしながら入浴したこともあります。
外出時には、ミントの飴を舐め、
マスクは欠かせませんでした。
鼻の粘膜に埃がつくことで
更に症状が強くなるということと、
敏感になっている粘膜からは
菌やウイルスの侵入する確率が高くなるので、
マスクが一番のおすすめであると
検診時に言われました。
ベビー用品の売り場には、
赤ちゃんが風邪で鼻が詰まったときに塗る、
リップ型のクリームも売られていたので、
メントールの匂いを嗅いで
スッキリとした気分を感じるのもおすすめです。
妊娠性鼻炎の強い症状があるなら、我慢は禁物
いかがでしたでしょうか。
妊娠性鼻炎は原因を特定することができず、
人によっては長期に苦しめられる症状と言えます。
鼻の症状以外にも、頭痛やのどの痛みなどで
我慢をすることが苦しくなった時には、
一度、検診先の病院か、
耳鼻科に相談をすることをおすすめします。
不快な症状でストレスを溜めることは、
妊娠期間は特に赤ちゃんにも
影響が伝わる可能性があります。
薬での対処療法を実践し、
日常生活における、加湿や予防などの
ケアに力を入れるようにすることが
症状を軽くすることに繋がります。
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