妊娠中の骨盤の痛み〜原因や乗り越えた体験談〜

妊娠中の骨盤の痛み〜原因や乗り越えた体験談〜

 

皆さん、マタニティライフはいかがお過ごしですか?
思ったより楽しく充実している!という方はもちろん、
甘くみてた…。と、妊娠生活に潜むマイナートラブルに
悩まされている方も意外に多いのではないでしょうか?

 

悪阻にむくみ、便秘に腰痛…普段の生活では考えられないほど
細かな悩みが増えますよね。
でも、それは全て元気な赤ちゃんを育てて産むための準備なのです!
とはいえ、出産までの10か月間、苦しむだけより
悩みを解消しながらトラブルともうまく付き合っていきたいですよね!

 

今回はそんなマイナートラブルの中でも半数以上…
いや、ほとんどの方が経験されるといわれる妊娠中の
「骨盤の痛み」に注目したいと思います。

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骨盤が痛くなるのはいつごろから?

 

だいたい、お腹が大きくなってくる18週ごろからと言われています。
出産までが40週ですので、おおよそ5か月ごろの折り返し地点からが
要注意となるわけですね。

 

とはいえ、初期からキリキリとした痛みで悩まされる方もいますし、
出産まで絶好調の方もいますので個人差が大きいです。
ちなみに私の母子手帳のその時期のメモには、
胎動が始まって嬉しいことや、
乗り物酔いがひどいことなどが書かれていました。
腰痛に関して触れているのは28週(8か月)ごろからだったので、
おなかの重みをずっしりと感じるころからだったと
記憶しています。

 

 

 

骨盤の痛みの原因は?

 

・恥骨結合機能不全
妊娠すると、体は出産の準備をはじめます。
妊娠中に分泌されるホルモンによって
キュッと締まっていた骨盤がゆるゆる開いていくことで
痛みや違和感が生じることになります。

 

一般的には、骨盤の前側のつなぎ目である
恥骨部分が2〜5ミリほど広がりますが、
緩みすぎた場合に強い痛みが生じ恥骨結合の
一部や全てが裂けてしまうと恥骨結合機能不全となります。

 

症状はズキズキする痛みや、刺すような痛みで
恥骨部、腰、会陰、太ももなど、痛みの範囲も広く、
階段の上り下りや寝返りなどでも痛みを感じます。

 

出産を終えると自然におさまる方が多いようですが、
なかには産後に悪化して歩けなくなるほどの痛みに悩まされる方も
いるようなので、すでに痛みに悩まされている方は
重いものを無理に運んだりせず、
腰をねじるような動作を控えるようにしてください。
検診の際などに医師に相談することもよいと思います。

 

 

・腰痛
 腰は背骨の下部である腰椎とそこからお尻へとつながる仙骨と言われる骨が
支えています。
きれいな姿勢というとまっすぐ伸びた背骨を想像しますが、
まっすぐに見えていても背骨がやわらかなS字を描いているのが
正しい姿勢です。
しかし、妊娠中大きくなるおなかを支えようと
どんどんと反り腰になっていき
腰椎や仙骨に負担がかかり、痛みとなって症状が表れます。

 

 私はこのタイプの痛みでした。次は、私の体験談をもとに
腰痛の改善策について触れたいと思います。

 

 

骨盤の痛みを乗り越えた体験談

 

私は社会人2年目の通勤電車の中でぎっくり腰をやってしまい、
数日出勤すらできない日々を送りました。
そこから半年ほど病院に通い、
常にヘルニア予備軍という危機感をもって
過ごしていました。

 

妊婦さんは見るからに腰が重そうで、
妊娠する前から腰痛の悪化が心配だったのですが
意外にも腰の痛みはそれほど重症化せずに
出産を乗り切ることが出来ました。

 

今思うと、私なりに腰痛を引き起こさないために
気を付けていたことがいくつかあったので
そちらをご紹介したいと思います。

 

 

・少しでも痛みを感じたら一回休む
買い物に行かなきゃ、掃除しなきゃ、頑張らなきゃ…
そんなこと後回しでもいいのです!(笑)
単純すぎて、そんなこと?と思われそうですが
少し休んであげるだけでも違うと思いますので
もし頑張り屋さんの妊婦さんがいたら
ちょっと横になって、赤ちゃんとふぅ〜っと落ち着ける瞬間を
作ってあげてくださいね。
出産したらイヤでも休めなくなりますからね!(笑)

 

 

・自分の姿勢を鏡でチェック
先ほど書いたように私はもともと腰痛に敏感だったので
反り腰がひどくなっていないか、どんな歩き方をしているか
などを時々鏡でチェックしていました。
こちらもすごく地味なことですが、いつも通り歩いているつもりでも
思ったよりお腹を突き出してドスドス歩いていたりします。
靴のすり減り具合でも体重ののり方が偏っていないか確認できますよ。
すぐ試せることなのでやってみてくださいね。

 

 

・骨盤ベルトで腰を支える
 赤ちゃんはまだ1〜2キロでも羊水、胎盤と
妊娠中に蓄える脂肪、そして引き伸ばされて弱まる腹筋
腰にとって悪条件がそろっています。(苦笑)
ちょっと痛いかな?という時は、骨盤ベルト
で腰を支えてあげるのもおすすめです。

 

 私も妊娠中期ごろに購入しました。
家事の時間や晩御飯の支度はどうしても立ちっぱなしで
動かなければいけないのでベルトがあるだけで
随分楽になりました!

 

 

マタニティヨガって骨盤の痛みに効果あるの?

 

結論からお伝えします。
効果あります!!!!!
声を大にしてお伝えさせてください!
こうか、あります!!!!(笑)
※あくまで個人的な感想です。

 

妊娠中の方は「骨盤体操」という言葉、よく聞きますよね?
骨盤に良い影響をもたらしてくれそうで
やってみたい!と思われる方も多いと思います。

 

実際調べてみると、紹介しているページはあるのですが、
私の通っていた病院や、住んでいる地域で
教えてくれる場所はありませんでした。

 

その点、マタニティヨガは地域で調べても結構ヒットします。
私も関西の田舎のほうに住んでいますが、
マタニティヨガの教室はすぐに見つけることが出来ました。

 

以前、骨盤体操を調べてみて知ったのですが、
骨盤によい代表的なポーズはマタニティヨガでも
取り入れていたりします。
そして、先生がみてくれるので
質問もできますし、自分の体のクセも教えてもらえます。

 

私も妊娠中期から臨月まで通いましたが
ポーズ一つ一つがストレッチやリラックスにつながるので
自宅でも実践すると気持ち良いだけでなく、
そのあと深い眠りにつけたりと、良いこと尽くしだった
ことを覚えています。

 

ヨガで学ぶ呼吸法は
お産のときのいきみ逃がしにも役に立つので
退職して暇してる!なんて方にもおすすめですね。

 

 

骨盤の痛みとうまくつきあっていこう

 

骨盤の痛みがあると、なにをするにもズキズキ痛んで
楽しみたいマタニティライフも楽しめませんよね。
でも、おなかが大きい間は簡単に開放はされません。
それどころか私の友人は骨盤のケアを怠ったことで、
産後まで骨盤の痛みに悩まされ、
授乳の間も腰が痛くて休むに休めないと言っていました。
なかなか簡単に改善されるものではありませんが、
痛いと感じる前や、感じ始めたときにケアをすれば
結果はかなり変わってきます。
私がお伝えしたことはほんの一部ですが、すこしでも皆様の
健康的なマタニティライフの参考になればと思います!

 

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