妊娠中、陰部のかゆみ〜考えられる4つの原因と症状別の対策〜
妊娠中は、女性の心と身体に
大きな変化をもたらします。
代表的な症状には、つわりや
食べ物の好みの変化等がありますよね。
それ以外にも外から見えない体内では、
女性ホルモンの影響で刻々と変化し続けています。
その変化の一つに、
「陰部のかゆみ」が挙げられます。
妊娠中は、分泌物である「おりもの」
の量や質が劇的に変化するからです。
しかし、あまり人には相談しにくい
場所だけに、その悩みも一人で
悩む事が多いのではないでしょうか。
そんなお悩みの方に、
かゆみの原因や対策について、
解説したいと思います。
sponsored link
おりものによるかゆみ
最初に考えられるのは、「おりもの」
による、かゆみです。
妊娠中は、ホルモンの影響でおりものの
分泌量・成分共に変化が現れます。
その為、デリケートな部分の皮膚炎症を
起こしやすくなると思われます。
《対策》
下着をこまめに取り替えて、
清潔にすると良いでしょう。
分泌物が長時間、陰部に
触れていることを避ける為です。
忙しい方には、「おりもの」シート
をおススメします。
コットン素材で敏感肌に
対応した商品も出ています。
ただし、こちらもこまめに
取り替える様にして下さい。
長時間の使用は、雑菌の繁殖に繋がり、
かえって皮膚トラブルの原因になるからです。
あせも・蒸れによるかゆみ
妊娠中は、高温期が続きます。
その為、少し身体を動かすだけで、
汗ばむ事が多くなるのです。
更に、お腹を支えるガードルや
ベルト状のものを腰に巻く事がある為、
夏場は下着の中がサウナ状態になります。
その為、妊娠期以外はあせもになった事が
ない人も、症状が出る事があるのです。
また、汗には酸化すると、
皮膚に刺激を与える成分が
含まれている為、敏感な陰部の
かゆみの原因になるのです。
《対策》
下着の素材を選ぶ工夫をしましょう。
綿混素材で汗を良く吸うものや、
通気性の良いメッシュ素材を選びましょう。
ホルモンバランスの変化によるかゆみ
全く皮膚疾患のトラブルがない方でも、
妊娠を機にちょっとした
刺激に敏感になる事があります。
それは、女性ホルモンと関係があるのです。
《対策》
ホルモンバランスについては、
問題が無ければ特にこれといった
対策は見当たりません。
余り症状が酷い様でしたら、
医師に妊娠時でも可能な
薬を処方してもらいましょう。
しいて言うなら、規則正しい生活を心がけ、
女性ホルモンの安定をはかりましょう。
生活習慣の乱れやストレスは、
症状の悪化の原因になるからです。
カンジダによるかゆみ
カンジダ菌は、健康体の女性のほとんどが
体内に保菌しているものです。
身体が元気で調子が良い時は、
その症状が現れることはほとんどありません。
しかし、過度なストレスや
体力低下時など、抵抗力が
無い時はかゆみの症状が出るのです。
妊娠時も病気ではありませんが、
つわりや食欲不振、けだるさなど
体調の劇的な変化により、
著しく体力が低下している事があるのです。
その為、カンジダの症状が出やすいのです。
《対策》
入浴時には、シャワーで良く陰部を洗います。
この時、石鹸は使わない様にしましょう。
かえって症状を悪化させるからです。
そして、清潔を保つようにします。
強いかゆみを伴う為、我慢できない時は、
かかりつけの医師に薬を処方
してもらいましょう。
まとめ
妊娠中の女性の心と身体は、
新しい命をはぐくむ為に、
様々な変化が現れます。
それが時にはとまどいやストレスに
感じる事もあるのです。
そして、母親になる為には、
少なからずこの様な身体の変化にも
適応しなくてはならないのです。
その為にも、妊娠期を安定して過ごす為にも、
そういった変化の知識を得て、
適切な対応をして行く必要があるのです。
妊娠時には無い様な体験に戸惑いを
感じる事もあるかも知れませんが、
今しか出来ない体験を通して、
是非大らかに妊婦ライフを満喫して下さいね!
関連ページ↓
・妊娠中のクラミジア〜症状や危険性について知っておいて欲しいこと〜
・妊娠初期、中期、後期の性行為〜安全に行うために必要なこと〜