妊婦さん、いぼ痔の原因や予防は?なった時のケア方法、経験談

妊婦さん、いぼ痔の原因や予防は?なった時のケア方法、経験談

 

妊娠中のマイナートラブルとして
多いのが、「痔」ではないでしょうか。

 

ただ、お尻ということもあり、
恥ずかしくて言えない人も多いと思います。
けれど、多くの妊婦さんが痔を経験しています。

 

お産の時にいきんでいぼ痔ができる人もいるので、
多くの女性が痔を経験したことがある、
といってもよいと思います。

 

今回は妊娠中にできやすい「いぼ痔」の
原因や対策についてご紹介します。

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妊婦がいぼ痔になる原因は?

 

いぼ痔(痔核)とは直腸の下や
肛門にある静脈を含めて
肛門を閉じる役割をする
クッション部分がうっ血し、
はれができる状態のことです。

 

直腸粘膜と肛門上皮の境目で
ある歯状線をはさんで
肛門の内側にできるものを内痔核、
外側にできるものを外痔核といいます。

 

排便時のいきみや便秘、下痢などで
肛門に負荷がかかるために起こります。

 

妊娠中はつわりによる食生活の
変化やホルモンバランスの変化により
便秘になったり、便が硬くなりなります。
硬い便を出そうといきむことで、
肛門部に圧力がかかり、
いぼ痔になってしまいます。

 

さらに胎児の成長と共に子宮が
大きくなり肛門や直腸等の内臓器官が
圧迫され血流が悪くなるので、
いぼ痔を悪化させてしまいます。

 

 

便秘予防・改善のポイント

 

いぼ痔にならないためには
いぼ痔になる1番の原因の
便秘を予防・改善することが大切です。

 

日頃の生活に取り入れられる
便秘予防・改善ポイントをご紹介します。

 

 

@食物繊維の多い食品を摂る
野菜や果物、海藻、きのこ類などに
多く含まれます。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と
「不溶性食物繊維」があります。

 

どちらもバランスよく食べることが大切です。

 

・水溶性食物繊維・・・海藻類、果物類、
・不溶性食物繊維・・・根菜類、豆類、穀物類、きのこ類、

 

 

A朝、起きたらすぐ水を飲む
眠っていた胃腸が刺激され、
便意が生じやすくなります。
その後トイレに行くようにすると
排便習慣がついてきます。

 

 

B適度な運動・正しい姿勢を心掛ける
妊娠中期以降の体調が良いときに
軽いウォーキングやストレッチを
するようにしてみましょう。

 

また、お腹が大きくなってくると
姿勢も悪くなっていきます。
正しい姿勢を意識することも大切です。

 

 

C便意を感じたら我慢しない
特にお仕事をしている妊婦さんは
トイレに行くのは
難しいときもあるかもしれません。

 

けれど、便の我慢を続けると便意を
感じにくくなることや、
便秘・硬い便を作る原因にもなります。

 

便意を感じたら我慢せずに
出すようにしましょう。

 

便秘改善に取り組んでもどうしても
便秘や硬い便が治らない時もあります。
その時は医師に相談し、
必要であれば薬を処方して
もらいましょう。

 

私は妊娠前から便秘症だったので、
早い段階で先生に相談し、
マグミット錠という便を柔らかくする
作用のある薬を処方してもらいました。

 

便秘薬や漢方等、妊娠前に
使用していた場合でも
妊娠中は必ず医師に相談して
薬を飲むようにしましょう。

 

 

いぼ痔になった時の自宅でできるケアとは?

 

気を付けていたのにいぼ痔に
なってしまった場合は
それ以上悪化させないよう、
自宅でできるケアをしましょう。
いぼ痔の軽度のものであれば、
治すことも可能です。

 

 

@毎日の入浴
つい面倒でシャワーで済ませてしまい
がちですが、肛門を温めてあげることで、
血流がよくなり、痔の症状を
緩和してくれます。

 

肛門科で痔の手術をした場合も
治療の一環として入浴するくらい
患部を温めることは大切なのです。

 

 

A肛門付近の清潔
排便後はウォシュレットで洗浄します。
トイレットペーパーのみで
拭くよりも肛門を傷つけず、
清潔にすることができます。

 

 

出産後、いぼ痔の経験談

 

恥ずかしながら、私はもともと
「きれ痔」+「肛門ポリープ」持ちでした。

 

長年、きれ痔かなと思いつつも
恥ずかしくて病院には行って
いませんでしたが強烈な痛みに
苦しみ肛門科を受診したところ、
肛門ポリープもできていました。

 

肛門ポリープは悪性にはならないが、
手術しなければ無くなりもしない、
と言われ、悩んでいるうちに妊娠しました。

 

もともと痔主だったこともあり、
「妊娠中に悪化させてはいけない」と
並々ならぬ決意のもと、日頃の
便秘対策に取り組んでいました。

 

その甲斐もあり、妊娠中に痔で
痛んだことはありませんでした。

 

けれど、出産時にいきむことにより
「悪化してしまうだろう」と
覚悟していました。

 

いざ出産を終えて、すっかり
痔の事は忘れていたのですが、
出産した日の夜に会陰の傷を見る際に、
助産師さんから

 

「お尻痛いでしょう〜、可哀想に〜」

 

と言われ、いぼ痔になっていることを
知りました。助産師さんによると、
分娩最中はいぼ痔が出ていなかったらしく、
終わってから出てきたのでは
ないかということでした。

 

シャワーに入ることができるように
なって触れてみると2、3個
いぼ痔が出ていました。

 

総合病院で出産していた為、
退院前に外科に受診するように
促され、受診し、薬を出してもらいました。

 

いぼ痔自体はかなり大きかったように
思いますが、産後1か月ほどで
なくなりました。

 

痔は悪化させる前に適切なケアを
すれば治りも早いので、
きれ痔になったと思ったときに
病院に行っておけばよかった、
と後悔しました。

 

 

妊娠中の体の変化を受け入れよう

 

妊娠中はお腹が大きくなるだけでなく、
体には様々な変化が現れます。

 

いぼ痔もその一つです。

 

予防することは大切ですが、
できてしまったら、一人で抱え込まず、
先生に相談してみましょう。

 

出産には痔はつきものなので、
恥ずかしがることはありません。

 

体の変化に不安を残さず出産に備えましょう!

 

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