妊娠6ヶ月目の体重増加の平均は?〜体重管理におすすめの対策〜
妊娠して太りやすくなったと
感じていませんか?
妊娠前と食べる量は変わらないのに、
体重が増えると心配になりますよね。
妊娠するとお母さんの体は
脂肪を貯めこもうとします。
食糧が乏しい時代でも
子孫を残そうという自然な働きなのですが、
食べ物に困ることのない現代では
太りすぎの原因にもなるのです。
今回は、安定期に入る妊娠6ヶ月目の
体重増加の平均や体重管理について見てみましょう。
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なぜ体重管理が必要なのか?
妊娠中は体重管理に
気を配らなければなりません。
体重が増えすぎや、適正に増えないことによって
トラブルが引き起こされることがあるからです。
まず、増えすぎによるトラブルを見てみましょう。
妊娠中の体重増加は、むくみや腰痛、
妊娠線の原因になるだけでなく、
出産時のトラブルや早産など重大なリスクを引き起こします。
早産の原因になるのが
妊娠糖尿病や妊娠高血圧症です。
妊娠糖尿病は、妊娠中に血糖値が上がって糖尿病になること、
妊娠高血圧症は、妊娠中に血圧が高くなる症状のことです。
どちらも体重増加によって
リスクが高まると言われています。
赤ちゃんにとってお母さんのお腹の中は本来
とっても居心地のいい場所ですが、
このようなトラブルがあると
赤ちゃんは一刻も早く外に出ようとします。
その結果、早産になってしまうのです。
また、体重増加は出産が長引く原因にもなります。
体重が増えすぎると、産道にも脂肪がつき、
赤ちゃんが通り抜ける道が狭くなってしまいます。
2日も3日もかかって
やっと生まれてきたということもあるそうです。
次に、体重が増えないことで起きるトラブルについて
見てみましょう。
妊娠中に体重が適正に増えないと
お母さん自身が貧血になりやすかったり
お腹の赤ちゃんが順調に育たなかったりします。
出産時には、赤ちゃんが十分に育っていなければ
途中で弱ってしまったり、
お母さんの出産を乗り越える体力が足りなかったりします。
また、産後に母乳があまり出ないということもあります。
どちらにせよ、適切に体重管理をすることが大事ですね。
出産までの適正体重を知ろう
出産までの適正体重は、
出産前のお母さんの状態によって異なります。
まず、BMIから「やせぎみ」「普通」「太りぎみ」のどれかを
確認してみてください。
BMIの出し方は、
体重kg÷(身長m×身長m)です。
BMIが18.5未満の人は「やせぎみ」、
18.5〜25の人は「普通」、
25以上の人は「太りぎみ」です。
「やせぎみ」の人は約9〜12kg、
「普通」の人は約7〜12kg、
「太りぎみ」の人は約6kgが適正とされています。
6ヶ月目の体重増加の目安は?
では、妊娠6ヶ月目ではどれくらいの
体重増加が平均的なのでしょうか。
安産のためには、普通体型の人なら
最終的に7〜12kgの体重増加が理想的です。
妊娠初期はつわりなどであまり体重が増えないことが
ほとんどです。
つわりが終わり始める4ヶ月頃から
毎月1〜1.5kgずつ増えていくと、
出産までに7〜10.5kgの増加になります。
この計算でいくと6ヶ月目には
3〜4.5kgが理想的です。
ただし、妊娠後期には一気にお腹が大きくなり、
体重も増えるので、できるだけ増加の度合いを
抑えられるといいですね。
体重管理におすすめの対策
体重管理におすすめの対策は、
「毎日体重計に乗ること」です。
今日は食べ過ぎたな…という日は
体重計に乗りたくないでしょう。
でも、そんな日こそしっかり体重計に乗ってください。
そして、毎日記録をつけることです。
体重管理のアプリはたくさんあります。
スマホを使って管理したり、
手帳に記録したりして、
体重の増減を知りましょう。
毎日記録していると小さな増減はあっても
意外と大幅には増えていないこともよくあります。
増えすぎてきたなというときには、
野菜中心の食事を心がけ、
運動をしっかりしてくださいね。
また、メリハリをつけることも有効です。
例えば、平日は自炊をして量を抑え、
休日はレストランで好きなものを食べる、
夜は少なめにして朝たっぷり食べるなどです。
自分に合った方法で上手に体重管理をしてください。
大切な赤ちゃんのために
妊娠中の体重管理は大変ですね。
妊娠前のようには動けませんし、
食事にも気を遣わなければいけません。
でも、大切な赤ちゃんのため。
ちょっと辛くても元気な赤ちゃんを想像すれば
きっと頑張れるはずです。
6ヶ月まできたら、
マタニティライフもあと半分。
かわいい赤ちゃんとの日々を想像して
ゆったりと過ごしましょう。