生理がきても妊娠する?考えられる3つの理由
妊活中の方にとっては、生理が来るとやはり
結構なショックですよね。
でも、「生理が来てしまった・・・」
とがっかりしている人の中には、
実はその後に妊娠していた!
と言うこともあるんです。
生理が来たのに妊娠していた?
それは一体どう言うことなのでしょうか。
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生理のしくみ
そもそも、生理とはどう言ったものなのか、
と言うところから確認したいと思います。
生理とは、月に1度、女性の体の中で卵が作られます。
この卵が受精に至らず、そのまま排卵し、
子宮内膜がはがれ落ちる現象のことを言います。
子宮内膜とは、受精した卵が着床する、
言わば赤ちゃんの卵のベッドの役割なんですね。
卵とベッドは毎月新しく作られ、
使われなければ(受精しなければ)排出される。
それが、生理と呼ばれるものです。
生理周期には個人差がありますが、
大体25〜38日周期で生理が来るような
メカニズムになっています。
ですが、生理周期はあくまで目安であり、
普段は毎月規則的に来ている人でも
風邪などの体調不良やストレスによって
簡単にズレてしまいます。
排卵後はほぼ2週間で生理が来るのですが、
これはほとんどズレることがないそうです。
ですが、排卵は体調やストレスの影響で
早くなったり遅くなったりしやすいので、
それによって生理がズレこむことが
あるようです。
妊娠を望む場合も、望まない場合も、
婦人科にかかる際には必ず
最終月経、生理周期を聞かれますので
普段から自分の生理周期を把握して
おくのが良いでしょう。
生理かと思ったら着床出血
では、何故生理が来たのに妊娠していた
なんてことがあるのか?
と言うことですが、実はそれは生理ではなかったんです。
実は、生理が来た、と思っていたのは生理ではなく
着床出血だった、と言うことが多いそうです。
私の場合も、着床出血によるものでした。
最初は、生理の始まりのような茶色のオリモノが出て、
そのまま少し出血してすぐに治まりました。
今回は随分軽い生理だったなぁ、と思っていたのですが
基礎体温を測ると高温期のまま。
んん?どう言うことだ?と思い、市販の検査薬を
試したところ、めでたく陽性が出ました。
このように、いつもの生理より量が少ない、
期間が短い、高温期が続く、と言ったような
いつもと違うと思うことがあれば、
まず検査薬を使って確認してみましょう。
異常妊娠の可能性
着床出血の他にも、生理と間違われる
妊娠時の出血があります。
その1つが、よく耳にすることも多い
子宮外妊娠と呼ばれるものです。
その名の通り、本来であれば子宮内で
着床しなければならなかった受精卵が、
子宮の外の卵巣や卵管でなんらかの原因でつまり、
そこに着床してしまうことを子宮外妊娠と言います。
この場合、強い痛みなども伴います。
悪化すれば、卵管が破裂したり、
卵管や卵巣を摘出しなければならない
可能性も出てきます。
また、胞状奇胎と呼ばれる異常妊娠の場合も
少量の出血がおこります。
胞状奇胎とは、妊娠した際に子宮内に
水泡状の粒粒が多数できる病気で、
子宮外妊娠も、胞状奇胎の場合も、
妊娠の継続は不可能です。
胞状奇胎は400〜500人に1人の割合で発生
すると言われており、稀な病気ではありますが
40歳以上の高齢出産の場合、確率が少し
高くなると考えられているようです。
このように、生理かと思ったら異常妊娠だった、
と言うこともありますので、いつもと違うな、
なんか変だな、と思うようなことがあれば
病院へ行くようにしましょう。
絨毛性出血の可能性
その他にも、絨毛性出血だった、
と言うこともあります。
絨毛性出血とは、妊娠して胎盤が作られる際
新しい血管を作られるのですが、
その時に出血する場合のことを言います。
しばらく安静にしていれば止まる出血ですが、
自己判断でほっといたりせずに、
婦人科できちんと判断して貰った上で
対応しましょう。
また、重い生理だな、と思っていたら
実は初期流産だった、と言うことや
科学的流産だった、と言うこともあるようです。
この場合は妊娠していた、と言っても
もう既に流れてしまっていますし、
流産も7〜8人に1人はおこると言われていて
珍しいことではありません。
事実を知ればショックかもしれませんが、
気づかずただの生理だったと思われることも多く、
体調に問題なければそのまま次の生理を待って
問題ないそうなので、あまり思い詰めない方が
良いでしょう。
少し異変を感じたらまず病院へ
生理かと思ったら妊娠していた、
と言うパターンは少数派ではありますが
確かにあることです。
私も初めての時は驚きましたが、
実は着床出血する人は意外にも少なくなく、
わりとよくある話なのだそうです。
妊娠を望んでいる場合も、
妊娠していた場合も、
出血せずに順調に進むのが一番良い
ことではありますが、
問題のない出血も多くありますので
考えすぎてストレスにならないように
できると良いですね。
ですが、心配のしすぎも良くありませんが、
自分で判断することはやはり危険です。
いつもと違うな、何かおかしいな、
と思うことがあればまず、
病院に行って相談してみましょう。
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