妊娠超初期のおりものと生理の違いや気を付けてほしいこと

妊娠超初期のおりものと生理の違いや気を付けてほしいこと

 

毎月毎月、生理が来るのか来ないのか、
期待と不安の入り混じったドキドキ
とともに生理予定日を待っている方も
少なくないのではないでしょうか?

 

早く確認したいと思っていても妊娠検査薬が
反応すると言われているのは、
一般的に生理予定日の1週間後からです。

 

でも、なんだか、なんだか、体調がいつもと違うような、
もしかしたら、もしかして、
毎日どうしたらいいのかわからない気持ちで、
落ち着きませんよね。

 

今回は妊娠超初期に感じる体調の変化を
おりものと生理の違いから
見ていきたいと思います。

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妊娠超初期のおりものと生理

 

一般的にもしかして、妊娠しているのかも?
と感じるのは、生理予定日に生理が来ない
ということが多いですよね。
しかし、生理予定日前から「なんだか体調がおかしい」
と感じる方もいます。

 

そもそも、妊娠期間は十月十日と言われていますが
妊娠期間の0日目は、最終月経の最終日なのです。
妊娠が判明してから、最終月経を確認して、
その日から28日を1か月目と
数えることになっています。
妊娠が確認できてから、たまごがおなかに
宿る前に遡って数え始めるんですね。

 

遡る、ということは受精卵が着床した
時点ではまだ「妊娠しました!」と確定されていません。
でも、体調がなんだかおかしい。なんだか熱っぽい。

 

オリモノの量も増えているから
女性ホルモンのバランスが崩れているのかな?
ちょっと出血があったから、体調不良だし
生理が早まってしまうのかな?

 

妊娠超初期の体調不良は風邪っぽかったり
おなかの調子が悪くなったり、
と、普段生活していても同じように体調を崩すことがあれば
なかなか見分けがつきにくいものです。

 

一般的に、妊娠するとおりもの量が増え
着床に伴う微量の出血がある。
と言われたりしています。
では、妊娠してからのおりものは
普段のおりものとどう違ってくるのでしょうか?

 

 

妊娠超初期のおりもの違い

 

一般的に妊娠すると、おりものに変化がでると
いわれていますが、どのように違ってくるのでしょうか?
普段の「おりもの」は、膣内に細菌等
が侵入しないようにしたり
膣内を弱酸性に保つことで
カンジタ菌などの細菌の繁殖を防いでいます。

 

もうひとつの働きは、妊娠しやすくするため
精子を子宮へ進みやすくする、ということです。
精子をおりもので包み込むことで、
卵子までの到着を助けているのです。

 

普段は排卵期前後にはおりものの量は増え
排卵期が終わると量は減っていき、
生理前になるとまた少し増え、
においが強くなったりするといわれています。

 

卵子が受精して、受精卵が着床すると、妊娠の始まりです。
体のホルモンバランスが変化します。
不思議ですが、体はちゃんと赤ちゃんが
やってくることがわかるんですね。

 

一般的に妊娠した状態になった時、
体の中では黄体ホルモンが分泌され
女性ホルモンの働きが強くなります。
子宮を細菌等から守るため、膣内は酸性に近づき、
おりものの量が増えていきます。

 

この時期に増えたおりものは
一般的に透明か白っぽい色で
さらさらしていて匂いはあまりないと
いわれていますが、
全体的に色が少し濃くなり、クリーム色から
白、黄色、茶色っぽく変化したと感じる方もいます。

 

女性の体は意識しなくても、妊娠が始まった
こんな初期から、赤ちゃんを守ろうと働き始めるんですね。

 

 

妊娠超初期のおりものと生理について気を付けてほしいこと

 

妊娠するとおりものも変化するとお話しましたが
注意した方がいいおりものもあります。

 

まず、注意した方がいいおりものは
鮮やかな血が混じっているものやピンク色で、
明らかに血が酸化していない状態で量が多い
という状態です。膣内での出血が心配です。
流産の可能性やポリープ、また子宮外妊娠等が疑われます。
強い痛みを伴うものであれば、受診した方が安心です。

 

また、ボロボロしたり、ヨーグルト状のおりもの
異常に量が多く水っぽい、膿のようなドロッとしたもの
鼻水のように黄緑でネバネバしている、
魚が腐ったような強い匂いがするもの
などは、カンジタ菌、淋病、クラミジア感染等が疑われます。

 

このような場合は妊娠している、していないに関わらず受診しましょう。

 

また、話にでてきた、「着床出血」ですが、
妊娠すると子宮に血液が集まってきていて
子宮は充血状態になっています。
なので、少しの刺激でも出血することがあります。
受精卵が着床した衝撃や子宮が赤ちゃんを迎えようと
成長するときに子宮から少量の血が出ることがあって、
これがおりものにまじって茶色いおりものになります。

 

「着床出血」はおりものに血がまじっているから
といっても特に心配する必要はありません。

 

しかし、この着床出血が起こるのは、受精後約一週間ほどです。
多くの方が生理予定日にあたる頃になります。
私もちょうど生理予定日だったので、生理が始まったのかな?
と思ったことがあります。

 

とくに根拠はないと言われているのですが、着床痛といって
生理痛とよく似た痛みを感じる方もいます。

 

普段の生理の量が少ない方であれば
本当に生理が来たと感じてもおかしくありません。
生理が来たのに、妊娠検査薬を使ったら陽性だった
ということもあります。

 

また、稀に、「化学流産」ということがあります。
受精したにも関わらず、受精卵がうまく育たず、着床も続かず
出血とともに受精卵が排出されてしまうことを言います。

 

最近の妊娠検査薬の精度があがり、受精後すぐに
陽性反応が出て妊娠の可能性がわかるようになってきたため、
このようなことがわかるようになりました。

 

妊娠の可能性に気づかなければ、通常の生理として
普通に過ごしてしまう方が多いと思われます。

 

 

妊娠超初期のおりものと生理の違いについて

 

色々と妊娠超初期のおりものと生理に
ついてみてきましたが、人それぞれ
通常のおりものや生理にも量や色、日数にも違いがあります。

 

妊娠超初期は体の変化を自分で感じるのは難しい時期ですから、
まずは、自分のおりもの、生理が普段は
どのようなものなのかを把握することで、
異常にいち早く気づき、対応ができるのではないかと思います。

 

妊娠は、病気ではないと言っても、女性の体にとっては一大事です。
小さなことでも、体の仕組みを知っていただくことで、
少しでも心の不安が軽くなりますよう、お祈りしています。

 

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