妊娠中、こたつは大丈夫?胎児への影響や注意点について

妊娠中、こたつは大丈夫?胎児への影響や注意点について

 

普段は何気なく使っているものでも、
妊娠中に使って良いのかどうか
分からないものって意外と多いですよね。

 

薬や食べ物、それと同じようにそういえば
大丈夫なのかな?と冬の時期を過ごす
妊婦さんが気になるのが暖房器具では
ないでしょうか?

 

その中でもこたつってどうなのだろう
と気にしている妊婦さんも
いらっしゃると思います。

 

一度入ると出るのがつらくなる冬の
必需品こたつ。妊娠中にこたつを
利用しても、胎児には影響ないのでしょうか?

 

こたつを使う上で、妊婦さんが注意すべき
点や気になるところ、調べてみました。

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こたつを使いたいけど気になるのは…

 

妊娠中は、つわりやお腹の張りなど体にも
精神的にも負担がかかる事が多数起きます。

 

さらに冬の時期を過ごす妊婦さんなら、
寒さも一段とつらく感じるかもしれません。

 

そんな時にホッとできるアイテムといえば
こたつですよね。妊娠していない平常時ならば
何も気にせずぬくぬく…うっかり眠って
しまうこともあったりするものですが、
やはり妊娠中は何かと気になるかと思います。

 

まず気になるのが「電磁波は出てないのか?」
ではないでしょうか。胎児に何かしら影響が
出るのではないかと心配になる方も多いでしょう。

 

結果から言えば、ほぼ影響はありません。

 

家庭で利用しているどんな電化製品からも
多少なりとも電磁波は出ています。同じように
こたつからも電磁波は出ていますが、そのせいで
胎児に影響が出た、という報告は今まで
ないとの事です。

 

私も妊娠中は冬場だったので、毎日のように
こたつに入っていました。妊娠初期で
つわりでつらい時など、こたつで横に
なる事もしばしば。そして「そういえば
こたつって胎児に影響ないのかしら」と
気になっていました。

 

そう思いながらも毎日こたつを使って
いましたが、それによるトラブルもなく
元気で五体満足な赤ちゃんを出産しましたので
大丈夫だと私も考えています。

 

「こたつに入るのは良くないよ」という
話しも聞いた事がありませんのでご安心を。

 

 

妊娠中のこたつ、胎児は大丈夫?

 

妊娠中、こたつによって胎児に何かしらの
影響が出る、という事はないと言って
良いと思います。電磁波による影響は
心配しなくても大丈夫です。

 

でも、お腹の中の赤ちゃんはこたつの
せいで暑かったりのぼせたりしないの?
と思ったりしませんか。

 

私はこれが気になっていました。

 

胎児にとって、こたつでずっと温め
続けられるのはどうなのだろう?
冷すのはもちろん良くないだろうけれど
温めすぎても良くないのかもしれないと
心配したりしていました。

 

妊婦さんのお腹の中で、赤ちゃんは
羊水にぷかぷかと浮いている状態ですよね。
その羊水が、こたつの影響で温度が
上昇してしまう、というような事は
基本的にないそうです。

 

羊水はだいたい38℃ほどの温度で保たれて
います。こたつもそうですがお風呂や
暖房などの影響でその温度が変化するという
事はありません。

 

電磁波に続いて、胎児への影響はこちらも
問題ないようですね。これで安心して
こたつでぬくぬくできそうです。

 

しかし、安心するのはまだ早い!

 

やはり妊婦さんはこたつを使う上で
気をつけなければいけない点が何個か
あるんです。次からはこたつ利用の
注意点についてです。

 

 

妊娠中のこたつ 注意点@

 

妊娠中、何も気にせずこたつを利用して
大丈夫かと言えばそうでもありません。

 

まず、あまり長時間同じ姿勢でこたつに
入り続けるという事はやめましょう。

 

妊娠中、特に後期に入ってお腹が大きくなって
くるととにかく体を動かすのが大変です。
こたつに入るという事は、「床に座る」
状態ですから、そこから立ち上がるのが
大袈裟に言えば一仕事です。

 

それが面倒でずっと同じような姿勢で
こたつに入り続けていると、血行が悪く
なります。妊婦さんの血行が悪くなると
そこから様々なトラブルを呼びますから、
避けたい所です。

 

 

そして足も痛くなり、しびれやすくなります。
そんな状態で急に立ち上がれば、ただでさえ
大きなお腹でバランスが悪くなっている時期、
ふらついてつまづいてしまったり、
こけてお腹を打ってしまったりと最悪の
事態を招きかねません。

 

あと、長時間同じ姿勢でいるとお腹も張りやすく
なりますので注意が必要です。私もついつい
こたつで同じ姿勢を続けたせいでお腹が張って
しまった経験があります。お腹の張りも時期に
よってはトラブルの原因になりますから
ぜひ気をつけてくださいね。

 

 

妊娠中のこたつ 注意点A

 

そして一番気をつけなくてはならないのが
「こたつで寝てしまうこと」です。

 

寒い冬、温かいこたつでウトウトする
のってたまらなく幸せだったりするの
ですが、妊婦さんにはおススメできません。

 

「こたつで寝てしまい風邪をひいた」
なんていう話は珍しくもなんともなく、
もちろん妊婦さんもその心配があります。

 

妊婦さんにとって困るのが薬を簡単に
飲めないことでしょう。ちょっと風邪気味
だから念のため薬を飲んでおこう…と
いうのができませんから、風邪をひきやすい
事はまずしないに限ります。

 

妊娠中、ちょっとの事でも本当にあれこれ
悩みました。のど飴をなめるのすら心配に
なりますし、じゃあのどスプレーは?とか
ビタミン剤は?とか、今までのように
気軽には使えなくなるものです。
いらぬ心配をしなくてもよいように、
普段から気をつけておくことが大切です。

 

 

風邪をひきやすいからという理由以外にも
脱水症状をひきおこすという理由もあります。

 

人は眠っている間は体温を下げようとします。
ですが、こたつに入っている間は眠っていても
体温が上がってしまいます。体は頑張って体温を
下げよう下げようとしますから、体力を使い汗を
かいてしまいます。

 

長時間汗をかくと脱水状態になります。
妊婦さんが脱水状態になるとまず困るのが便秘。

 

ただでさえ、妊娠中は便秘で悩まされるものです。
普段快便の私も便秘になり、かなりつらい思いを
しました。便秘がひどかった妊婦の友人は、
浣腸されるのもつらい…でも便秘はもっとつらい
と、よく弱音を吐いていました。それくらい
よくある悩みですのでご注意ください。

 

他にもこたつで眠る事が頻繁になると、
自律神経が乱れる事もあるんだとか。
妊婦さんが不眠になったり、体調を崩して
しまうとそれこそ胎児に悪い影響が出て
しまいます。

 

こたつで眠るのは、妊娠中は控えた方が
良いと思います。

 

 

こたつを上手に利用して快適に!

 

妊娠中は様々な事が心配になるものです。
こたつの電磁波など、それでも気に
なってしまう方もいるかもしれません。

 

ですが、あまり心配ばかりしすぎるとその方が
よほど妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにも
良くない影響が出てしまうものです。

 

寒い寒い冬、頑張っている妊婦さん。

 

こたつは長時間使わない、同じ姿勢を続けず
適度に体を動かす、こたつでは眠らない…
注意点を忘れず、こたつを上手に利用して寒い
この季節を乗り越えていただきたいと思います。

 

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