妊娠性痒疹について〜原因や我慢できない時の対処法〜
お母さんの身体に大きな
変化をもたらす妊娠。
そして妊娠につきものなのが
様々な不快症状をもたらす
マイナートラブルです。
その中でも比較的多くの方が
経験するのが妊娠性痒疹です。
名前くらいは
聞いたことがあるという方も
多いのではないでしょうか？
妊娠性痒疹って一体なに？
もし発症したらどうすればいいの？
万が一発症してしまったときのために
妊娠性痒疹がどんなもので
我慢できないくらい痒い時
どのように対処すれば良いのか
まずは知ることから始めてみましょう！
妊娠性痒疹について
詳しくご紹介していきます。
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妊娠性痒疹って何？
妊娠性痒疹は「妊娠性」
という名の通り
妊娠中ならではの症状です。
全ての妊婦さんが発症
するものではありませんが
妊娠性痒疹のようなかゆみの出る
肌トラブルは多くの方が
経験するのではないでしょうか。
妊娠性痒疹は身体のありこちに
かゆみを伴う発疹の症状が出ます。
特に手や足に発疹ができる方が多いようです。
特徴はなんと言っても耐えられないようなかゆみ！
発疹をひっかいても
ひどくなるだけと分かっていても
かかずにはいられないようなかゆさです。
日中は気をつけていても
夜寝ているときに無意識にひっかいて
悪化してしまうというケースもあります。
実は私も病院で診断されたわけ
ではないのですが
おそらくこの妊娠性痒疹
だったのではないかという
強いストレスを感じるほどのかゆみに
悩まされた時期がありました。
ちょうど夏頃に症状が出たので
あせもではないかと思っていたのですが
しつこく、長引くひどいかゆみは
もしかしたら妊娠性痒疹
だったのかもしれません。
この妊娠性痒疹は初産よりも
２人目以降の経産婦の方に
発症しやすいと言われています。
発症する時期には個人差がありますが
つわりが落ち着いてくる
妊娠の初期頃に発症し
出産するまでずっと続くという方
もいらっしゃいます。
なぜ妊娠性痒疹になるの？
実は妊娠性痒疹のはっきりとした原因は
解明されていません。
妊娠中のマイナートラブルは
原因不明のものが多いのです。
一説には、妊娠したことによって
ホルモンバランスが変化することが
原因だと言われています。
他にもアレルギーやストレスが原因とも言われていますが
正確なことは分かっていませんので
予防することが難しいのが現状です。
妊娠すれば、アレルギー
体質の方のみならず
誰にも発祥する可能性があります。
どうしたら治るの？
原因の分からない妊娠性痒疹。
よって残念ながら
すぐに治せるような特効薬はありません。
妊娠性痒疹は妊娠中特有の症状ですので
産後にどんどん良くなっていくことが
ほとんどです。
ですから、それまでは
かゆみや炎症を塗り薬などで抑える
対処療法が行われます。
ひどいかゆみが続く場合は
まず医療機関に相談してみましょう。
検診で足を運ぶ機会のある
産婦人科でも良いですが
できれば専門的に診てもらえる
皮膚科にかかるのがいいですね。
受診する際には必ず妊娠中で
あることを伝えましょう。
症状によって軟膏や内服薬、保湿剤
などが処方されます。
妊娠中に薬を飲んだり塗ったりするのには
抵抗があるかもしれませんが
症状の悪化は不眠やストレスにつながり
お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす
可能性も出てきてしまいます。
医療機関にかかれば
きちんと赤ちゃんに影響の出ないように
配慮した種類や量の薬を処方してくれますので
ひどくなる前に受診するようにしましょう。
痒くて我慢できない！どうすればいい？
妊娠性痒疹のかゆさは
時にはかゆくて眠れない！というほどになります。
ただでさえお腹の苦しさや胎動で
眠りが浅くなりがちな妊娠中。
そこにかゆさが加わると
本当に満足に寝ることが
できなくなってしまいます。
十分に睡眠がとれなくなると
身体への負担が心配。
ストレスによる影響で
他にもマイナートラブルが
発生してしまうことにも
繋がりかねません。
薬を塗ったり飲んだり
してもかゆみが抑えきれず
どうしてもかゆくて仕方がない場合は
ハンカチなどに保冷剤を包んで
かゆい部分を冷やすようにしましょう。
お風呂に入るなどして血行が良くなると
発疹が出やすくなってしまうので
寒い時期でなければ
お風呂を出る前に、ぬるめのシャワーなどで
ほてりを抑えるのも効果的。
かゆみから逃れようとかきむしってしまうと
症状が悪化してしまうだけでなく
色素が沈着して、黒ずみのような跡が
残ってしまう可能性があります。
できるだけ清潔にし
衣服などによる締め付けを避け
しっかり保湿をする。
こういったことでかゆみが軽減することもありますので
ぜひ試してみてくださいね！
できるだけ早い受診を！
耐えられなほどのかゆみが厄介な妊娠性痒疹。
悪化したり、ストレスに繋がったりして
他のトラブルを誘発してしまう前に
できるだけ早く、受診するのが最善です。
特に汗をたくさんかく夏場には
悪化しやすい傾向がありますので
かゆみや発疹があったら
迷わずお医者さんに相談しましょうね！