吸引分娩の手術〜母子への影響や実際にかかった費用や保険〜

吸引分娩の手術〜母子への影響や実際にかかった費用や保険〜

 

出産は、愛しい我が子と
対面出来る幸せな瞬間です。

 

しかし、全ての出産が安全に
出来るとは限らないと言われています。
稀に想定外のトラブルが
起きる事があるからです。

 

医療先進国である日本国内の
出産でも、100%の保障はあるとは
言えないのが現実なのです。

 

でも、心配は要りません。
そういった出産時に起きる
トラブルには、様々な手術や処置が
施されるからです。

 

今回は、その中の一つである「吸引分娩」の
手術の経験談やかかった費用、保険について解説します。

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吸引分娩とは、どんな処置?

 

「吸引分娩」とは、その名の通り
胎児を吸引する事で、分娩の手助けを
する医療行為です。

 

シリコン製や金属製の吸引カップを
胎児の頭部に当てて、吸引します。

 

この処置は、通常自然分娩をしている中で、
医師が必要であると判断した時に行われます。
私の場合は、

 

・既に破水済み
・微弱陣痛
・母体の体力の消耗

 

など、幾つかの要因が重なり、
医師が処置したと思われます。

 

進行具合によって判断されるので、
この吸引分娩の有無は分娩前には
分からないのです。

 

 

実際に吸引分娩を行った時の状況

 

破水からスタートした私の出産は、
とにかく長時間に及びました。

 

その為、分娩台に上がりいきみ続け、
その後に吸引分娩の処置を
受ける頃には、ほとんど体力は
残っていませんでした。

 

また、意識も朦朧としていました。

 

ただ、吸引分娩をする際には、
医師から「処置をする理由」を告げられ、
「処置に対する同意」の確認を求められました。

 

吸引分娩自体、初めて聞く名前で
戸惑いましたが、薄れ行く意識の中
「たぶん必要なのだろう・・・」と
ぼんやりと思いながら同意した事を覚えています。

 

どうやら、一応手術扱いになる為、
本人又は同伴者の同意無く勝手に
出来ない様です。

 

自然分娩だけで済むものだと
思っていただけに、
「そんな処置方法も急遽必要とする事もあるのだ」
と勉強になりました。

 

 

吸引分娩が与える母子への影響とは?

 

私の場合、直前まで吸引分娩の
知識が無く、成り行きに
任せ処置をしてもらいました。

 

冷静な時に何の知識も無く、
名前だけ聞いたら正直少し
心配になったかも知れません。

 

その理由は、胎児の頭に吸引器具を当て、
吸引する方法にあります。
普通に考えたら、
「何か重大な後遺症が残るのでは・・・」
と心配になりますよね。

 

 

でも、実際に吸引分娩をする事で受けた影響と言えば・・・

 

《子供への影響》
・頭の形が長細くなった
・頭部に傷が付く

 

《母体への影響》
・会陰裂傷

 

分娩後の子供の頭が異様に
長くなっていた為、
心配した主人が看護師に聞いたところ、
「直ぐに戻ります」と言われたらしいです。

 

実際、数日でうその様に綺麗な
頭の形に戻りました。
子供の適応能力には驚かされます。

 

私の陰部も、裂ける前に切開したのですが、
特に問題はありませんでした。

 

吸引分娩を行う事で、
母子共に大きな影響を
与える事はありませんでした。

 

 

吸引分娩の費用と保険適応について

 

吸引分娩の処置費は、
クリニックにより開きはありますが、
2万円前後です。

 

少しでも家計に響かない様に
する為に、生命保険・健康保険の
適応可能かどうかが気になるところです。

 

私の場合は、どちらも「適応しない」方でした。

 

吸引分娩の保険適応は、
非常に微妙なラインでの判定で、
必ず適応するとは限らないらしいのです。

 

まず、健康保険は、結果的に
正常分娩だった場合は、適応されません。

 

一方、生命保険も、
保険会社の契約内容により
判定が変わるそうです。

 

また、同じ吸引分娩をしても
正常分娩だった場合は、
適応しにくいという事もある様です。

 

「出産時、吸引分娩をしなければならない
危機的な状況だったけれど、
処置をする事で上手く切り抜け、
正常分娩で出産出来た時は、
保険での適応の可能性が低くなる」
と言う感じなのだと思います。

 

出産予定のある方は、
一度加入している保険会社に
保障内容の確認をしておく事をお勧めします。

 

 

まとめ

 

出産は始めてみないと、
どうなるか誰にも分かりません。

 

安産で、短時間に簡単に
済んでしまう出産もあれば、
時には母子共に命の危機に
晒される状況での出産もあります。
更に出産後には、高額の費用も生じてきます。

 

後で、「○○して置けば良かった!」
という事にならない為にも、
出産前のゆっくり出来る時間を活用して、
予備知識を得とく事を是非、
お勧めします。

 

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