つわりが夕方からひどくなる理由と乗り越える方法、経験談

つわりが夕方からひどくなる理由と乗り越える方法、経験談

 

妊娠した喜びもつかの間、最初にやってくる試練の一つがつわりです。

 

ずっと船酔いしているみたいで気持ち悪い。

 

食べ続けていないと気持ち悪い。

 

頭痛やだるさなどなど、人によって症状もさまざまです。つわりって本当につらいですよね。

 

そんなつわりですが、夕方からひどくなる妊婦さんが多いようです。

 

昼間は大丈夫だったのに夕方からは立ち上がれないほどひどくなる、なんてことも珍しくありません。

 

私も、夕方から重くなるつわりに悩まされました。今回は、つわりが夕方からひどくなる理由をご紹介します。

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つわりの原因と症状は?

 

妊婦さんの半数から約8割が経験するといわれるつわりですが、実はいまだに医学的にはっきりとした原因が分かっていません。

 

ホルモン分泌の変化という説や精神的ストレスという説、妊婦さんが体を休められるように起こるという説もあります。

 

むかつきや吐き気、嘔吐が代表的な症状ですが、眠くてたまらない、体がだるい、唾液が多くなるなど、人によってさまざまです。

 

又、大好きなご主人の体臭が受け付けない。

 

という方や、電車の臭い、香水の匂いなど、ニオイに敏感になる方も多くいらっしゃいます。

 

このように妊娠していない頃に比べると、妊娠中のママは様々な症状を体験する事となるので、なかなか自分の体についていけない!

 

と落ち込んでしまう方はとても多いのです。

 

更には同じ気持ちをご主人と共有する事が難しい時期でもあるので、余計に自分一人孤独な時期という錯覚に陥り、精神的に病んでしまう事も良くあるのです。

 

同じ人でも一人目と二人目ではつわりの症状が違うこともあって、人間の体って不思議ですよね。

 

又、二人目の妊娠の方がつわり時期に対しての構え方に余裕がある人の方が多いので、このような気持ちの差からもつわりの体感度合いは様々といえるでしょう。

 

私の場合も、一人目の時は吐き気がつらく、二人目の時はとにかく眠くて眠くてたまりませんでした。

 

「いつになったら楽になるんだろう?」

 

と思いながら毎日過ごしていたことを思い出します。

 

そのように同じ妊娠中でも、ホルモンバランスの関係や、その時々の年齢、体質などでも全く違うのがつわりというものでもあります。

 

 

つわりが夕方からひどくなる理由は?

 

夕方からつわりがひどくなるのはなぜでしょうか。

 

そもそもつわりの原因がはっきりしていないので、夕方からひどくなる理由も正確には分かってはいません。

 

ただ、いくつかの説はあるようで、その中でもよく言われるのが

 

・一日の疲れが出るから
・空腹になりやすいから
・体温が上がるから

 

です。

 

妊婦さんに限らず、夕方から夜にかけて体調が悪くなる人は多いです。

 

私たちが風邪をひいた時も、朝や昼は平気でも夕方になると熱が出ることがありますよね。

 

一日の仕事や家事の疲れがどっと出る時間帯ですし、疲れを感じるとつわりもひどくなる傾向にあります。

 

妊娠中はただでさえ体に負担がかかっていますので、知らず知らずのうちに無理をしているのかもしれませんね。

 

その他にも気持ちの面からも夕方につわりが出やすいという事もあります。

 

朝は仕事や用事などでの外出する目的があるので、何かと気を張りながら過ごしている方が多いですが、

 

夕方近くになって帰宅時間が近付いてくると急に気が抜けてそれまで気を張っていた気持ちが緩んで一気につわりとして表れる事もあります。

 

また、夕方以降は空腹になりやすいからという説もあります。つわりは朝起きた時の空腹時に症状が出やすいため、

 

英語で「モーニングシックネス(morning sickness)」

 

と言われています。

 

実際には夕方からつわりがひどくなる妊婦さんが多いので、朝だけでなく、お腹が空いているタイミングで気分が悪くなりやすいようです。

 

私自身も、お腹が空くと気持ちが悪くなる「食べづわり」の症状が続いて、小さなおにぎりを何回かに分けて食べたり、飴をちょこちょこなめたりしながらつわりを乗り切った記憶があります。

 

つらい時は無理をして食べる必要はありませんが、何かを口に入れることで少しでも楽になるのなら、試してみてもいいかもしれません。

 

体温が上がるからという説もあります。私たち人間の体には体温のリズムがあって、一般的に朝が一番低く、夕方から夜にかけて高くなっています。

 

体温が上がることで体の水分が少なくなり、吐き気や胸やけが起きるのではないかとも考えられています。

 

私の場合ですが、体温の上昇が影響していたのでしょうか、お風呂で温まるとつわりがひどくなることが多かったです。

 

匂いに敏感なつわり中の妊婦にとって、シャンプーや石けんの香りがただようお風呂は天国にも地獄にもなります。

 

温まってリラックスできる方には良いですが、気分が悪くなるタイプの方はくれぐれも無理はしないでくださいね。

 

 

つらい夕方を乗り切るには

 

つわりが楽になる明確な方法は、残念ながら今のところ分かっていません。

 

つわりの症状は一人ひとり、さらに妊娠によっても違うので、自分がつらくなりやすい時やパターンを予測して、上手に付き合っていけるといいですね。

 

又、日によってつわりの辛さも違いますから

 

「今日はこの辛い夕方の時間帯が楽に感じられる。」

 

と思ったり、

 

「今日はいつもよりも酷く辛い。」

 

と思う事もあると思います。

 

正直言えば「その日のその時間帯になってみないと分からない。」状態がつわりでもあるので、体調管理や精神面を安定させておく状態が難しい時期だと思います。

 

そしてその上、夕方はただでさえ忙しく、真面目な妊婦さんほど頑張ってしまいがちです。

 

つらい夕方を乗り切るために私がおすすめしたいのは、「夕方に頑張らないこと」です。

 

例えば、食事の用意は気分が良い昼間のうちにすませたり、出来合いのものやレトルトにしたりしても良いと思います。

 

私も、夫に弁当を買ってきてもらったことも、上の子の夕食がレトルトカレーだけになったことも何度もありました。

 

家族の食事を用意しなくていいだけでも、ずいぶん気持ちが楽になったことを覚えています。

 

ニオイづわりが強く表れている方にとっては、

 

「調理中のニオイが不快でたまらない!」

 

と思う方が多くいらっしゃいます。

 

本来であれば美味しそうな夕食の香りなのですが、ご飯が炊ける匂い、魚を焼く匂い、油を使って調理する時の匂い、

 

どれもが辛く感じ気持ち悪くなってしまう事もあるのです。

 

なので、そんな時にはマスクを付ける事と、味見をしなくても食べられる料理を作る事で楽になれます。

 

味見をしない調理というのは例えばスーパーなどで販売されている既に味付けされている状態のお肉であったり、

 

野菜を蒸して後は市販の好きなドレッシングをかけて頂いたりと、調理中にマスクを外さなくても良いような調理工夫をするだけでも、夕方の調理ストレスから解放されます。

 

私の友人ではマスクが一枚では弱いので、二枚重ねて使っているという子がいましたが、一枚でも足りない場合は試してみて下さい。但し苦しくない範囲で使用して頂ければと思います。

 

 

つわりはいつか終わる 無理をしないで

 

個人差はあるものの、一般的につわりは妊娠5〜6週ぐらいから始まり、妊娠16週くらいまでに治まることが多いです。

 

本当につらく、今は永遠に続くと思えるつわりですが、出産すればいつかは終わるもの。一人で抱えこみずぎず無理をしないで、周りの人を上手に頼って乗り切ってください。

 

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