つわりが軽いとダウン症になりやすい?関連性について

つわりが軽いとダウン症になりやすい?関連性について

 

『つわりが軽いとダウン症の確率があがる』
という噂を耳にする事があります。

 

予想していたつわりがなかなか来ず
ちゃんと妊娠出来てるか不安に思う
妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回、つわりとダウン症の
関連性について紹介します。

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つわりが軽いとダウン症になりやすい?

 

つわりとは妊娠初期に見られる症状で
身体の怠さ・吐き気・頭の重さ・偏食傾向
など種類や重症度は人それぞれ違います。

 

妊娠16週位には落ち着いてくる場合が
多いですが中には出産直前まで続く事も。

 

1人目と2人目でつわりの程度が違う
妊婦さんもいます。

 

つわりは精神的なストレスやホルモン
バランスの乱れから起こると考えられて
いますがはっきりとした原因は医学的
には解明されていません。

 

その為か様々な風説がありつわりの
程度と胎児の染色体異常を結び
つける噂まであります。

 

数ある染色体異常の中で有名なダウン症
ですが日本では新生児800〜1000人に
1人の確率でダウン症が発症します。

 

ダウン症は染色体の異常によるもので
つわりの軽いからといってダウン症の確率が
上がるという医学的根拠はありません。

 

『胎動が弱い(激しい)とダウン症児が
産まれる』という風説もありますが、
こちらも同様に根拠がない迷信です。

 

 

つわりとダウン症には関連性がない

 

妊婦経験のある女性のうちおよそ2割が
つわり・吐き気を感じなかったとの統計が
あります。

 

この5人に1人の確率と胎児に
染色体異常や他の先天性疾患のある
可能性は何ら関連性がありません。

 

・妊娠中、特に所見がなかった場合でも
実際産まれてみるとダウン症児だったケース

 

・「ダウン症児の可能性が非常に高い」
と予め宣告されていたが産まれてしばらく
経ってもなんら疾患が見当たらないケース

 

現代の医療の現場においても
実際に生まれてみるまでダウン症児か否かの
見立てが絶対ではない出産もあるのです。

 

 

つわりが重い人・軽い人の違いって?

 

つわりが重いかどうかは体質や
その時の運によるものなので

 

症状が軽くて助かった、位に留めて
気にせずゆったり過ごしましょう。
医学的に証明されてはいませんが

 

・ストレスを溜めやすい
・自律神経が乱れやすい など

 

環境の変化に体質が左右されやすい
タイプの方がよりはっきりつわりを体感
すると言われています。

 

・日常で適度な運動をしている
・冷え性でない

 

こういう場合はつわりを悪化させる
要因のひとつとされる血行不良に
当てはまりませんし胃腸の不調が
出にくい体質の場合嘔吐や吐き気などの
つわりを感じにくいといえます。

 

・妊娠が発覚した後も外で働いている
・上の子どもの世話に追われている

 

忙しくしているとつわりが気にならない
といったケースもあります。

 

『つわりの状態が母親(胎児から見て祖母)
に似る』という風説がありますが
こちらも医学的根拠がありません。

 

しかし体質や繊細な性格が親娘で似ている
場合であれば当てはまるかもしれませんね。

 

つわりが軽い・ほとんど無いからといって
気に病む必要はありませんが『妊娠発覚時
から重たいつわりが続いてたのに妊娠10週に
満たないうちに突如つわりが無くなった』
という場合は最悪流産の場合があるので
注意して下さい。

 

つわりが消えた=妊娠が継続できない
という事です。

 

 

ダウン症の特質や治療とは

 

誤解されがちですがダウン症とは
知的障害の一種ではありません。

 

特に幼少期、知育面で成長の遅れが
見られる事が多くありその後も
ゆっくりとしたペースで成人を迎えます。

 

ダウン症の方に現れやすい特質として

 

・全身の筋肉が弛緩しやすい
・平衡感覚や運動能力が未熟な傾向
・難聴といった耳の病気や視力に
異常をきたしやすい
・先天的な心疾患を持ちやすい

 

などがあげられます。

 

その為か
『ダウン症である=寿命が短い・生命に
関わる重大な疾患にかかりやすい』
といった印象を抱く方も多くいるでしょう。

 

手術が避けられない心疾患を患う
ダウン症の方も確かにいますが
就職もして一般的な生活を営む人も
多くいるのです。

 

ダウン症による合併症の重症度や
外見の特徴の表れ方の強さも人
それぞれ違います。

 

近代の医学においてダウン症の
各合併症に対する治療の精度も
向上しており乳幼児期からの
早期治療が望める様になってきました。

 

 

妊娠中こそ心安らかに過ごしましょう

 

初めての経験でもそうでなくても
妊娠中はちょっとした情報に
敏感になるのは当然です。

 

お腹に宿った新しい命と一緒に
お母さんが心安らかに過ごせるのを
祈っています。

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