不妊治療の種類やそれぞれの費用・金額について

不妊治療の種類やそれぞれの費用・金額について

 

最近、ドラマ、ドキュメンタリーなどでも
不妊治療について大々的に取り上げられる
ことがあります。

 

一昔前までは表に出てこなかった「不妊治療」
ですが、女性の社会進出や、それに伴う晩婚化
などで女性が初めて出産する年齢も上がり、
今では珍しくなくなってきた「不妊治療」。

 

実は私自身も、二人目不妊のため不妊治療を
行いました。顕微授精によって第二子を授かり
ましたが、思い返しても時間・精神力・お金の
かかった日々でした。

 

そんな経験談も交えて、今回不妊治療の種類や
費用や金額、助成金などについて書いていこう
と思います。

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そもそも、不妊の原因って?

 

「不妊」と言っても一概には言えず、様々な
理由で不妊治療を行う方がいます。

 

不妊と聞くと女性側のイメージがありますが、
実は不妊の原因の4割が男性側にあると言
われています。昔の人の言葉を借りるならば
「女性は畑、男性は種」でありこのどちらの
状態が悪くても「作物=赤ちゃん」を得る
ことはできません。

 

まずは、男性の不妊原因を見てみましょう。

 

 

@精菅通過障害
精子は作られているのに、精子の通り道
である副砲丸・精管・前立腺などに異常が
あり、精子の通過が妨げられている状態。

 

 

A造精機能障害
男性側の不妊で一番多い原因と言われて
います。精子が造られる能力が低下して
いる状態で、精子がない・精子が少ない
・精子の運動率が悪い・奇形の精子が多い
などが原因です。

 

B性行為障害
勃起しないなど、性行為ができない状態。
性器の形の異常や病気による性行為の禁止
なども理由となります。

 

 

次は女性側の原因を見てみましょう。

 

@卵管因子
受精卵が移動する事が出来ない状態です。

 

Aに排卵因子
卵胞がうまく育たず、排卵する事自体が
難しい状態です。

 

B経管因子
経管粘液に問題があり、精子をスムーズに
卵管まで運べない状態です。

 

C子宮因子
受精卵ができても、子宮内に着床する事が
出来ない状態です。

 

 

不妊治療の種類と金額

 

不妊治療にも種類があります。

 

値段は平均的な値段ですので、地域や
医療機関によって異なります。

 

タイミング法 (3千円〜8千円)
排卵のタイミングを調べ、そのタイミングに
合わせ性行為を行う方法です。

 

人工授精 (1万円〜3万円)
採取した精子を、特殊な溶液に浸し状態の良い
精子を子宮内に管を使って超苦節注入する方法
です。男女とともに不妊原因がなく、性行為障害
の場合はこの方法が多く使われます。

 

体外受精 (20万円〜60万円)
女性の卵子を取り出し、その中に精子をふり
かけ受精させ、出来た受精卵を子宮に戻す方法
です。

 

顕微授精 (25万〜70万)
顕微鏡を見ながら、卵子に直接1匹の精子を
挿入し受精させ、受精卵を子宮に戻す方法です。

 

タイミング法と人工授精に関しては、医療の
知識と力をほんのすこしだけ借りることに
なりますが、基本的には自然妊娠と同じ過程と
なるため、夫婦の時間が合わずなかなか
タイミングが合わない等の理由で通う方も多く、

 

不妊治療を始めるのであれば必ず一度は提案
される治療方法の第一ステップとなります。

 

これに比べ、体外受精と顕微授精は100%の
受精するために医療の力を借りるため、金銭的
にも負担が多く、体から卵子を取り出す等
女性側の負担も大きくなります。

 

私たち夫婦は、男性不妊の精菅通過障害と
造精機能障害が当てはまり、自然妊娠の
可能性は1%と言われました。

 

そのため、タイミング法と人工授精は1度ずつ
行いましたが、すぐに顕微授精となりました。

 

その際かかった不妊治療費用は80万円ほどに
なりました。こんな金額払えない…当時私たち
夫婦も悩みましたが、不妊治療の助成制度が
あることを知り、治療に踏み切る事が出来
ました。

 

次に不妊治療費用の助成制度について
まとめて見ました。

 

 

不妊治療の助成金ってあるの?

 

特定不妊治療(体外受精・顕微授精)
への助成戸籍上夫婦であり、夫婦で
所得が730万円未満である事を条件に
なります。

 

1回の治療につき最大15万円まで助成
そのうち初回治療のみ30万円まで助成

 

各市町村によっても不妊治療の助成が
受けられます各市町村のHPに記載されて
いるためチェックをお忘れなく!

 

例)愛知県:男性不妊治療(TESE等)
に対し最大15万円、人工授精を行なった
場合2年間で6万3千円を上限に助成

 

 

自分達だけではありません。前向きな気持ちで!

 

自分たちは不妊症かもしれない…
そのことに気づいた時、途方もない不安に
襲われ、私たちはもしかしたら我が子を
抱けないのではないだろうか、と私自身
苦しんだ事があります。

 

それでも、世の中には自分たちが思っている
以上に不妊に悩む夫婦がいて、治療を行なって
いることに気づいた時、頑張ろう!と前向きな
気持ちになりました。

 

赤ちゃんを授かりたいという気持ち、決して
恥ずかしいものではありません。そして、
女性として・男性として欠けているわけでも
ありません。

 

私は堂々と、「自分たちは子供が欲しい」
と声を出して訴える事ができたことを誇りに
思っています。不妊治療を考える全ての人が、
自分たちのペースで納得のできる治療に出会え
るよう応援しています。

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