陣痛促進剤について〜かかる費用の平均や保険は適用する?〜

陣痛促進剤について〜かかる費用の平均や保険は適用する?〜

 

出産は人それぞれ。何度出産しても、
その都度違ったお産になります。

 

なんとなく自然に陣痛や破水が起きて、
出産に至るというイメージをお持ちの方
が多いかもしれませんがなかではいろいろ
な事情から、陣痛促進剤という薬を使って
陣痛の始まりを促すことから始まる出産の
スタイルもあります。

 

今回は、そもそも陣痛促進剤ってどんな
もの?という基本的なことから促進剤の
使用にかかる費用、保険などについて
詳しくご紹介していきます!

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陣痛促進剤ってどんなもの?

 

陣痛促進剤というのは、その名の通り
赤ちゃんを出産するための陣痛の始まりを
促進する薬です。子宮を収縮させて、
陣痛を促します。

 

陣痛を促すだけでなく、弱い陣痛が続く
微弱陣痛の際にも陣痛を強めるために
使用することもあります。

 

陣痛促進剤には点滴で投与するタイプと
錠剤を服用するタイプがあります。

 

促進剤の効果は人によって異なります。
しかし点滴も錠剤も、投与、服用して
早急に陣痛が起こるものではありません。
点滴は様子を見ながら量を調整していき、
錠剤も1時間ごとに1錠ずつ服用して
陣痛が起きるのを待ちます。

 

人によっては両方のタイプの促進剤を
使うこともあるのだそう。

 

促進剤だけでなく、子宮口にバルーン
という水風船のような器具を入れて子宮口を
広げる処置も併せて行われることもあります。

 

 

陣痛促進剤を使うのはどんな時?

 

では、その陣痛促進剤はどのような時に
使用するのでしょうか。

 

まずは予定日を超過してもなかなか陣痛
が来ない場合。3〜4日程度過ぎても問題は
ありませんが1〜2週間も過ぎてしまうと、
徐々に胎盤の機能も低下してきてしまいます。

 

そこで、陣痛促進剤をつかってお産を進めます。

 

また、陣痛が来る前に破水し、すぐに陣痛が
来ない場合も赤ちゃんに危険が及ぶことが
ありますので、促進剤を使用します。

 

他にも弱い陣痛が続いていて、なかなか
お産に繋がらない場合にも促進剤を使って
お産の手助けをしたりもします。

 

このように、お母さんや赤ちゃんのために
促進剤を使うこともありますが自分や周囲
の都合や希望で、この日に出産したい!
という場合に促進剤を使用して計画分娩を
行うこともあります。

 

私は第二子出産の際、小柄な私に対して
お腹の赤ちゃんが大きく、予定日まで待つと
難産になる可能性があると言われ予定日
1週間前に促進剤を使用して、早めに出産
することになっていました。

 

しかし、実際には促進剤を使用する予定
だった日の前日に陣痛が来てそのまま
促進剤を使用せずに出産となりました。

 

あくまでもジンクスですが、なかなか陣痛が
来なかったのに、促進剤の使用を決めたとたんに
陣痛が来て結局は促進剤を使わずに済んだ!

 

なんてことは、意外とよくあるパターンの
ようです。

 

 

陣痛促進剤にかかる費用や保険について

 

陣痛促進剤を使用する場合、残念ながら
保険は適用されませんのでかかる費用は
自己負担となります。

 

促進剤のみの費用は使用する薬の量にって
異なりますし産院によっても差があります。

 

誘発分娩になった場合には、まずどれくらい
費用がかかるか産院に確認するようにして
ください。

 

平均的には1〜5万円程度と言われています。

 

しかし、誘発してもなかなか陣痛が来なかったり
他にも処置が必要となったりすると、さらに
かかる費用が増えてしまうことも。

 

入院日数が増えることで、10万円以上も費用
がプラスされてしまった!というケースも
あります。

 

費用のことはもちろん気になるところでは
ありますが安全に出産することを第一に考えて
判断するようにしたいですね。

 

なお、陣痛がなかなか強くならずに促進剤の
使用することになった場合には緊急的な使用
ということで保険が適用されることもあります。

 

医療保険でも促進剤の使用が給付金の対象項目
になっているものもありますので出産の前に
よく確認しておきましょう!

 

 

何か副作用などはある?

 

赤ちゃんが生まれてくるために陣痛を起こす
薬なんてなんだか身体に及ぼす作用が大きくて、
悪影響が出ないのかと心配になりますよね。

 

促進剤は、効果が出すぎてしまうと陣痛が
強くなりすぎてしまい過度の子宮収縮によって
赤ちゃんが苦しくなってしまったり最悪の場合
には子宮破裂を引き起こしてしまう恐れが
あります。

 

とはいえ、促進剤の量や陣痛の状況は産院で
しっかりとモニターし、コントロールして
くれるので基本的には心配ありません。

 

そういったリスクがゼロではないということは
促進剤を使用する前にきちんと医師から説明が
あるかと思いますのできちんと理解したうえで
判断するようにしましょう。

 

 

陣痛促進剤 リスクとかかる費用はしっかり把握を!

 

お母さんと赤ちゃんの安全のためにも
陣痛促進剤を使用する判断をするという可能性
はすべての妊婦さんにあります。

 

そのようなケースになったときのためにも
促進剤を使用するのにはどれくらいの費用が
かかりどんなリスクがあるのかをきちんと
知っておく必要があります。

 

特に費用は、促進剤だけでなく、入院日数や
その他の処置が増えることで一気に跳ね上がる
ことがありますので、正しく把握しておくよう
にしてくださいね。

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