妊婦健診の内容について〜週別に詳しくまとめました〜

妊婦健診の内容について〜週別に詳しくまとめました〜

 

妊娠がわかると定期的に
妊婦健診を受けて胎児の成長や母体の状態を検査します。
順調そうに見えていてもなにかしらの
トラブルが起きている場合もありますので

 

必ずかかりつけ医院の指示通りに
妊婦健診を受けましょう。

 

妊婦健診と言っても毎回どんなことを
するのか気になりますよね。

 

今回は妊婦健診の内容について
詳しくご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

 

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妊婦健診が始まるまで

 

妊婦健診は自治体から母子手帳を発行してもらい
妊婦健診費助成の受診票を受け取ってから始まります。
この受診票を持っていると自治体によって
異なりますが受診費用の補助を受けることができます。
多くの場合は産婦人科で妊娠を確定して
もらってから母子手帳を発行してもらいます。

 

最初にこの母子手帳発行までの健診の内容をご紹介します。
この時期は血圧の測定はなく
尿検査と内診による超音波検査を毎回行いました。

 

 

〇4週2日 経膣エコー
妊娠検査薬で陽性が出てすぐに病院へ。
6週頃にならないと胎嚢が見えないということを
知らずにすぐに受診してしまいました。
その結果やはり超音波検査では何も見えず
一週間後にまた来るように指示されました。
病院の尿検査でも妊娠していることは確定と言われました。

 

 

〇5週2日 経膣エコー
内診で胎嚢が確認でき
正常な妊娠であることが確認できました。
つわりが始まってあまり食べられないことを相談すると
「水分と葉酸だけは摂ってくださいね」と言われました。

 

 

〇6週4日 経膣エコー
内診で胎児の心拍が確認できました。
胎児の大きさは3ミリ!
また一週間後の診察と指示を受けました。

 

 

〇7週4日 経膣エコー
内診で胎児が7ミリに成長して
いることを確認してもらいました。
次回は少し間隔があいて
10日〜14日後との指示でした。

 

 

〇9週5日 経膣エコー・初期血液検査
内診では胎児が26ミリに
成長していて心拍も確認することができました。
この日に出産予定日が確定し産婦人科から
母子手帳を発行してもらうように指示されたため、
保健センターにもらいに行きました。
そして妊娠初期の血液検査がありました。

 

なお、本来ならこの時期に子宮がん
健診も行うのですが、私は妊娠がわかる
数か月前に受けたばかりでしたので行いませんでした。

 

初期は思っていた以上に頻繁に
健診に来るよう指示がありました。
つわりが重い時期なので病院まで
行くのも大変な思いをしたのですが
まだ胎動を感じられない時期だけに
病院で胎児の元気な姿を確認できるとほっとしたものです。

 

経産婦さんだと「まだ何も見えない時期だから…」と
検査薬で陽性が出ても9週頃まで
受診しない場合もあるようですが
早めに正常な妊娠であることを
確認するために早めに受診しましょう。

 

 

妊娠中期頃の妊婦健診

 

母子手帳を発行してもらってからは毎回
「妊婦健診費助成の受診票」を持参しての妊婦健診です。
健診時は尿検査に加えて必ず血圧の測定を行います。
また、16週以降は超音波検査が経膣エコーから腹部エコーに変わり
リラックスして健診を受けることができるようになりました。

 

 

〇13週0日 経膣エコー
内診では赤ちゃんが6センチに成長していました。
母子手帳の「妊娠中の経過」という
欄に初めて健診の数値を記録してもらいました。

 

 

〇16週3日 腹部エコー・腹囲測定・保健指導・中期血液検査
妊娠中期に入って初めての健診です。
この日から健診項目に
子宮底長と腹囲の測定が加わりました。
超音波検査が経膣エコーから腹部エコーに変わりました。
また、助産師さんによる保健指導が
みっちり30分もありました。

 

今気になっていることや妊娠中の過ごし方に
ついてゆっくりと相談することができました。

 

 

〇20週2日 腹部エコー・腹囲測定
この日も腹部エコーです。
赤ちゃんの性別が男の子だと
いうことがわかりました。
中期血液検査の結果は問題ありませんでした。

 

 

〇24週2日 腹部エコー・腹囲測定
いつも通りの健診で、何も問題なく終わりました。

 

 

〇26週2日 腹部エコー・腹囲測定
7か月に入り健診の頻度が
2週間おきになりました。
1か月に1回だった頃と
比較するとずいぶん早く感じます。

 

このように中期は腹部エコーと
子宮底長・腹囲の測定が毎回あり、
母子手帳にも記録してもらえるようになります。
エコーでは赤ちゃんの全身を見られるので
健診に通うのが楽しみな時期です。

 

 

妊娠後期の妊婦健診

 

いよいよ後期です。
臨月に入ると週1回の健診になるため忙しく感じます。
後期は貧血や切迫早産・後期つわりなどの
トラブルが発生する妊婦さんも多い時期ですので
健診の頻度も高くなります。

 

 

〇28週2日 腹部エコー・腹囲測定・後期血液検査・後期保健指導
赤ちゃんが大きくなっているせいか
エコーで見ても拡大されすぎていてよくわかりませんでした。
後期の超音波写真は顔のドアップや
足の骨の写真などが残っています。

 

いつもの健診に加えて後期の血液検査がありました。
また、後期保健指導ではバースプランを助産師さんと話し合い、
「こんなお産にしたい!」というイメージを作り始めました。

 

 

〇30週2日 腹部エコー・腹囲測定・内診
おりものの検査のために
ひさしぶりに内診がありました。
内診時に子宮頚管が短くなっているため
切迫早産と診断されました。

 

また、前回の血液検査の結果貧血で
あることがわかり注射をしてもらいました。
鉄剤を処方される妊婦さんも多いようですが
胃が弱いと副作用が出やすいため
妊婦健診のたびに注射をしましょうと医師から言われました。

 

 

〇32週1日 腹部エコー・腹囲測定
切迫早産と言われていたけれど特に内診はありませんでした。
理由を尋ねると
「内診が刺激になってしまう場合もあるから最低限にします」とのことでした。

 

 

〇34週3日 腹部エコー・腹囲測定
いつも通りの健診でした。
引き続き安静にするよう指示を受けたのみでした。

 

 

〇36週1日 腹部エコー・腹囲測定・NST
初めてのNSTでした。
NST専用の部屋で赤ちゃんの心音を聴きながら
横になっているとうとうとしてしまいます。
NSTは臨月だからと言って毎回行うのではなく、必要に応じて行うそうです。

 

 

〇37週0日 腹部エコー・腹囲測定・内診
正期産に入り内診がありました。
臨月には内診でぐりぐりされるとよく聞いていたので怖かったのですが
すでに子宮口が開いていたため特に刺激は与えられませんでした。

 

 

〇38週0日 腹部エコー・腹囲測定・内診
39週で出産したためこの日が最後の健診になりました。

 

後期はさまざまなトラブルが発生する時期でもありますので
必要に応じて健診の内容や項目が変わってくるかと思います。
また、病院の方針によって内診をしたりしなかったりという違いもあるようです。

 

助産師さんとたっぷりとお産について話せる時間があったため
陣痛が来た日も安心してお産に臨むことができました。

 

 

毎回楽しみな妊婦健診

 

こうしてみるととても回数が
多いように感じる妊婦健診ですが
赤ちゃんの成長をしっかりと実感できる場で
あり毎回楽しみにしていました。

 

妊娠初期の頃の受診時に
今後の健診の流れを教えてもらえるので
「そろそろ血液検査だな」とか
「保健指導があるから疑問点をまとめておこう」と
心の準備をすることもできました。

 

産院によっては産婦人科医が何名かいる病院もあります。
毎回同じ医師に継続して診てもらうのも安心感がありますが
違う医師に診てもらうのも観点が変わって新しい気づきがありますよ。

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