破水から陣痛までの経験談〜破水の見分け方や注意点は?〜
出産が近づいてくると、
「陣痛より先に破水が来たらどうしよう・・・」
「破水に気付けるのだろうか・・・」
と不安な気持ちになるものです。
破水から陣痛が起きて出産する方は
約2割程度いて、私もその1人です。
妊娠37週を越えてからの破水は、
注意点、対応策を把握していれば、
むやみに恐れることはありません。
「破水した」ということは、お産はもうすぐです。
落ち着いて行動しましょう。
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破水とは?
胎児を包んでいる卵膜が破れて、
羊水が流れ出ることを破水といいます。
破水にも種類があります。
・陣痛が始まり、子宮口が10pの全開大になってから起こる「適時破水」
・陣痛が始まり、子宮口が10p開く前に起こる「早期破水」
・子宮口があまり開いていなくて、陣痛より前に破水してしまうのが「前期破水」
・子宮上部が破れて破水する「高位破水」
陣痛がきてから破水すれば、
気持ち的にも準備ができていたり、
病院にいることもあるのですが、
先に破水してしまう場合は
突然のことですし、
外出先の場合もあるので
心配してしまうものです。
破水の見分け方や注意点、対応について
破水の量には個人差があり、
生ぬるい液体がどっと出て、すぐに気づける場合もあれば、
ちょろちょろと出て、尿漏れかな?
とわかりにくいこともあります。
一般的に破水の場合、無色透明、少し生臭い匂いがして、
自分の意志では止めることができません。
尿漏れも場合は、アンモニア臭で、
お尻の筋肉などを使い自分の意志で止めることができます。
しかし、一番心配になるのは、違いに気づけなかったら・・・
と思うことですよね。
破水だったら赤ちゃんが細菌感染する危険が高まります。
破水か尿漏れか判断がつかない場合は病院へ連絡して
受診しましょう。
破水でなかったら安心して帰ってくればよいだけです。
筆者も出産前は色々と調べては不安になっていましたが、
「尿漏れなのに病院に行ったら恥ずかしい」
と思っていました。
けれど、赤ちゃんが少しでも危険にさらされる、と考えたら、
恥ずかしい気持ちなんて、
なんてことないんだ、と気づきました。
破水後の対応としては、
清潔なナプキンやお産用のパッドをあて、
まずは病院に連絡をします。
それから家族にも連絡をし、
車かタクシーで病院へむかいますが、
移動中に破水することもあるので、
バスタオルをあてて乗車しましょう。
タクシーを利用する予定があれば、
事前に「陣痛タクシー」「マタニティタクシー」を
予約しておくとよいと思います。
破水後の注意点は、
お風呂やシャワー、ウォシュレットは、
雑菌が入り込んでしまう可能性がありますので、
使用しないようにしましょう。
診察を受け、破水とわかればそのまま入院となります。
陣痛とは?陣痛促進剤について
妊娠37週以降の破水であれば、
多くの場合はそれから24時間ほどで自然に陣痛が始まります。
陣痛とは子宮の収縮に伴う痛みで、
始めは1〜2時間に1〜2回と不規則でも
だんだん規則的になります。
しかし、破水があってから
有効な陣痛がつかず
お産にならない場合は、
赤ちゃんが細菌感染してしまう恐れがあるので
陣痛促進剤を使用します。
陣痛促進剤は医師の管理のもとで投与され、
点滴注射と内服薬がありますが、
点滴が使われるのが一般的です。
「促進剤を使うと普通の陣痛より痛みが強い」等、
耳にすることもありますが、
出産の痛みの感じ方もひとそれぞれなので、
一概に「促進剤=痛みが強い」とは言えないと思います。
陣痛促進剤投与後すぐに陣痛が始まる人もいれば、
数時間後に陣痛が始まる人もいるので、
痛み同様に個人差があります。
けれど、破水して、陣痛促進剤を投与した
となると長くても1日後には赤ちゃんと対面しているはずです。
「もうすぐ赤ちゃんに会える」と思えば、
陣痛の痛みも乗り越えられるはずです。
破水から陣痛までの経験談
出産予定日を8日過ぎ
今か今かと待つ日々で
いつも通りトイレに行くと、
薄ピンクのおしるしのようなものが。
でも、なんとなく、水っぽいような・・・
と悩みました。
その何日か前にはおしるしもあったし
知識では「破水=無色透明」だったので、
余計に「ただのおしるしなのか、もしかして破水なのか?」
と迷いました。
そして私の場合は「尿漏れか破水か」ではなく、
「おしるしか破水か」と考えてもいない
ことで驚きました。
「迷ったときは病院に行く」
と決めていたので、電話をし、
「破水じゃないかもしれないのですが・・・」と恐縮して話すと
「もし違ったら家に戻ってもらいますが、
破水だったら入院なので、
用意だけはしてきてください。
遠慮なんてしないでください!」と言われ、
入院準備をし、用意していた産褥用の大きなナプキンをつけて
家族に送ってもらいました。
いざ診察!と立ち上がると、
明らかにわかる量の破水が起き、
診察結果ももちろん破水しているということで、
即入院となりました。
お昼に入院をし、陣痛を待ったのですが、
結局その日に陣痛は起きず
翌朝9時に陣痛促進剤を投与し、
11時過ぎから本陣痛が始まり、
14時に無事産まれました。
痛みはもちろんあったものの
本当にあっという間に終わった、
という感じでした。
お産の始まりに焦らない
お産の始まりはその時になってみないと
分からないものです。
わからないからこそ、どの状況になっても
対応できるよう知ってイメージしておくことが
大切です。
陣痛から始まっても
破水から始まっても
もうすぐ、大切な赤ちゃんが産まれてくる、と
思い、冷静に対応しましょう。