子宮口7センチ開いているのに陣痛来なかった経験談や乗り越えた方法

子宮口7センチ開いているのに陣痛来なかった経験談や乗り越えた方法

 

子宮口が7センチ開いた状態といえば、お産も
直に山場を迎える頃でしょう。

 

しかしそこから全開大になるまで時間がかかり、
分娩待機室でもどかしく過ごす場合や、8センチ
開くまで全く陣痛に気づかなかった…

 

なんてお母さんもいます。その違いは何でしょうか。

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陣痛〜潜伏期から活動期〜

 

臨月が近づくと、胎児が下に下がっていき骨盤内に
入ります。その為胸や胃の方の圧迫感が和らぐ事も。

 

赤ちゃんが下がってくると子宮口が内側から
開いていき、同時に子宮頸管
(胎児側の内子宮口と膣側の外子宮口を結ぶ箇所)
が短くなります。

 

それから外子宮口が開き始めるのです。

 

お産が近づくとプロスタグランジンという
ホルモンが分泌され、子宮口が3センチ開く頃には
子宮頸部が柔らかくなります。

 

この時期までを分娩第1期の潜伏期、7センチ
開くまでを活動期と呼びます。

 

おおよその陣痛の間隔は潜伏期で5〜10分、
活動期で2〜4分。初産の場合、この頃には
入院をしており、浣腸を済ませたり
分娩監視装置によりモニタリングを行う。

 

赤ちゃんの下がり具合や子宮口の柔らかさ
も考慮します。

 

帝王切開への切り替えの判断が求められる場合も。

 

 

子宮口が全開大になったら

 

子宮口が全開大の約10センチまで開くまでを極期
と呼びます。陣痛の間隔が1〜2分となり、
8センチを過ぎた辺りから本格的な痛みを感じる
産婦が多いです。

 

つまり分娩の所要時間が長くても、本当に痛いのは
終わりの1〜2時間程度と言えます。

 

子宮口が全開大になってから分娩台に移動します。
必要があればカテーテルでの導尿、剃毛処理など。
陣痛が弱い(微弱陣痛)場合は陣痛促進剤の投与
も検討します。

 

分娩第2期・娩出期に入ると、早いお母さんでは
10分程で赤ちゃんに会えます。

 

極期が痛みの最盛期で、ここまでくると産む
しかない、と覚悟が出来てくるものです。

 

力まず呼吸を逃す事で痛みが軽減され、
抵抗も減り、案外すっと出てきます。

 

初産では、赤ちゃんの頭が見え隠れする
タイミングで産婦の多くが会陰切開をします。

 

経産婦でも会陰(膣から肛門までの部分)の
伸びが悪ければ必要な処置です。陣痛の痛みの方が
大きいので、切開に気づかないお母さんが
ほとんどです。

 

 

子宮口が7センチ開いていた時の体験談

 

出産予定日の10日程前、褐色のおりもの?が
出ているのに気づきました。

 

「もしかしておしるし…?!」そして夕方から
生理痛に似た締められるような痛みと不快感が続き。

 

普段のお腹の張りより強い。
直近の診察では「子宮口が3センチ開いてる」と
言われていたため、万一を思い夜間ですが受診。

 

結果、
「7センチ開いてはいるけどその他兆候がない」
との診断が。

 

念の為1時間程様子をみてからそのまま帰宅する
流れに。

 

実際に本番の陣痛が来たのはその4日後でした。

 

出産を終えた今だからこそ判断出来ますが、
10日前の痛みは前駆陣痛で、本番の陣痛とは
全く別の程度です。

 

今回の場合、8〜9センチ開くまで前駆陣痛が
緩急を持って続いていた事になります。
予定日が近づき気がはやってしまい、陣痛の間隔
などをより冷静に判断すべきでした。

 

夜間は周囲が静かなためか、お腹の張りや生理痛に
似た痛みがより気になりやすい傾向にあります。

 

とはいえ、夜間突然受診しても対応出来る産科医が
不在の可能性も高く、事前に電話で症状を伝え
判断を仰ぎましょう。

 

 

陣痛が早く来るには?陣痛をどう乗り切る?

 

陣痛を早く誘発するために効果がある、
といわれる方法は

 

・とにかく歩く

 

・階段の昇降運動(特に降りる際の振動が効果的)

 

・スクワット、雑巾がけ

 

・乳頭マッサージ(早産の恐れがあるため37週以降)

 

など。

 

出産の際に使う筋肉や骨盤を鍛える目的と、
気分転換を促してゆったりとした気持ちでお産に
臨めます。

 

医師から安静を求められている場合はそちらに従い、
決して無理はしないこと。いざ陣痛が始まると、
痛みから強く力みがちになってしまいます。

 

陣痛を和らげる姿勢を探し、痛みを逃して体力の
消耗を抑えましょう。

 

・膝を曲げてうつ伏せ。痛みが増す時は腰を高く
突き上げる

 

・あぐらをかく。腰が当たる位置にクッションを
おく。

 

この2点は産道や子宮口を柔らかくするのに
有効です。陣痛の波が引くと血流が戻り、
胎児に酸素を送ることができます。

 

お母さんは陣痛の合間にはなるべくリラックス
して、深く呼吸するのを意識して、赤ちゃんに
充分に酸素を送ってあげましょう。

 

 

陣痛に備えて

 

数ヶ月に渡り休まず続く妊婦生活、そこからの
お産で、「ゴールが見えているなら早く産んで
楽になりたい…!」そう思うのは当然です。

 

しかし、出産は母と子の共同作業です。
赤ちゃんの産まれたいペースに合わせて
耐えられるように体力を蓄え、上手ないきみや
呼吸法を学び手助け出来るよう、ゆったりと
待っていましょう。

 

お腹の赤ちゃんに「早く会いたいね」と
語りかけてあげると、気持ちが伝わるかも
しれませんね。

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