妊婦、咳や喘息は危険?胎児への影響は?経験談
妊娠中に体調を崩してしまうのはよくある
ことです。風邪を引いてしまった時など、
咳が出ると苦しくて辛いですね。
中には喘息の症状が出る人もいると
思います。咳がなかなか止まらないと胎児に
危険がないか、とても心配になりますね。
今回は、妊婦の喘息や咳が胎児に与える
影響など、私の経験を元にお伝えします。
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妊娠中は体調を崩しやすい
妊娠をきっかけに、お母さんの身体はどんどん
変化していきます。今まで通り元気に過ごせて
いる人も中にはいると思いますが、体調が
優れない日が増える人も多いのではない
でしょうか。
妊娠するとホルモンバランスが崩れるため、
吐き気や眠気が強くなるなど、身体に様々な
影響が出てきます。
私も妊娠初期はつわりや眠気と戦う毎日でした。
胎児が成長する環境をつくるために妊娠初期は
特に身体が疲れやすいので、思うように動けず
モヤモヤしていました。
また、お腹の中の胎児を守ろうとするため、
お母さんの身体の免疫力は一時的に低下します。
免疫力が高いままの状態だと胎児を異物として
認識してしまい、胎児が上手く育たないことも
あるからです。
免疫力が一時的に低下することに加えて
妊娠中は飲める薬も限られてくるので、
風邪を引いた時など、どうしても治りが
遅くなってしまいます。
他にも体調を崩しやすい理由として、
ストレスの影響も考えられます。私も妊娠中は
イライラしやすかったり、母親になることへの
不安だったり、情緒不安定になってしまう時が
ありました。
妊娠中に限らずストレスが原因で様々な不調を
引き起こすことがあるので、なるべくリラックス
して過ごせるようにしたいですね。
妊娠中、咳が胎児に与える影響は?
妊娠7ヵ月に入る頃、私は風邪を引いてしまい
ました。この時はまだ仕事をしており、電車通勤
をしていたのでマスクを着けるなど体調に気を
付けていたのですが、冬の時期だったことも
あって完全な予防は難しかったです。
最初はすぐ落ち着くだろうと様子を見ていた
のですが、2・3日経っても咳がなかなか
治まりませんでした。
仰向けに寝ると気管や気道が狭くなり咳が
悪化してしまうので、夜ゆっくりと眠れず
とても辛かったのを覚えています。
咳をすると腹筋に力が入ってしまいますし、
息苦しさも感じるため、お腹の中の赤ちゃんが
無事なのかどうかとても気がかりでした。
咳で眠れず体力も消耗していたので、妊婦健診
以外の日ではありましたが、産婦人科で
何度か診察してもらいました。
胎児の心拍を確認してもらったり、私の肺の
音を聞いてもらったりして異常がないことを
確認してもらっても、なかなか咳が止まらず
不安でいっぱいでした。
体力が落ちていると他に病気をもらう可能性も
あるため、体調を1日でも早く戻すために
産婦人科で処方してもらったお薬を飲んで
ゆっくり休養しました。
そのうち咳は治まり、1番気がかりだった
赤ちゃんへの影響も特になく、その後もお腹の
中で順調に育ってくれました。
咳があまりにも続く場合は胎児に十分な酸素が
行き渡らず、早産や子宮頸管が短くなるなどの
危険もあります。早めに担当医へ相談するなど
対策を取りましょう。
妊娠中、喘息が胎児に与える影響は?
もともと喘息を持っている人は、妊娠中に症状が
出ないかどうか気になるかもしれません。
妊娠をきっかけに体質が変わるので、悪化する
人もいれば改善する人もいると思います。
胎児はお母さんの身体から酸素をもらって
いるので風邪の咳と同様、お母さんが苦しい
状況が続くと胎児の発育に影響を及ぼす可能性も
あります。
全ての妊婦さんの喘息が重症化するわけ
ではありませんが、早産や低体重出産などの
リスクが高くなることもあるので
喘息持ちの人は注意が必要です。
喘息の症状が悪化しやすいのは妊娠中期の
終盤から後期にかけてですが、私の友人も
この時期に喘息が悪化していました。
原因は、過労やストレスと思われます。
彼女はかかりつけの産婦人科で病院を紹介
してもらい、お薬を処方してもらって落ち
着きました。
お腹の赤ちゃんへの影響もなく、無事出産し
育児に励んでいます。
胎児への影響を考えてお薬をためらう人も
少なくないと思いますが、喘息が悪化した
ままの状態が続くことは危険です。
喘息治療薬のほとんどが妊娠に問題のない
ものなので、吸引や服用が必要かどうか、
かかりつけ医や産婦人科医としっかり
相談の上、少しでも悪化しないように
過ごしましょう。
正しい服用と、心にゆとりを
自分自身の体調が優れないと、胎児の成長が
とても心配になると思います。
お薬以外の方法で咳や喘息の症状が治まれば
いいですが、長引く場合は妊娠中でも飲める
お薬を服用し、しっかり治すことが大切です。
赤ちゃんは私たちが思っている以上に強く、
たくましく成長してくれています。
心配し過ぎると余計に症状が悪化するかも
しれないので、赤ちゃんを信じて身体を
休めるようにして下さい。