胎動が少ない、不安〜原因や感じやすくする方法、注意点〜
胎動が少ないまたは感じられない方は、
その原因が母体にあるのではないかとか、
赤ちゃんの体が悪いのではないかとか、
心配になる方もいるかもしれません。
胎動が感じられるようになっても、少ししか
感じられなかったり、急に激しく動くのを
感じたりすると、それはそれで、不安に
なるでしょう。
胎動はお母さんに喜びを与えてくれるものですが、
それと同時に、不安にさせるものでもあります。
そこで、今回は、そんな不安を払拭すべく、
胎動が始まる時期や回数などの基礎知識と
胎動が少ない原因について、ご紹介します。
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胎動はいつから感じるの?
一般的には、
妊娠6ヶ月頃から胎動を感じやすくなります。
妊娠6ヶ月といえば、子宮の大きさは、
大人の頭より少し大きいぐらいに広がり、
赤ちゃんも体重650gぐらいまで成長します。
この時期になっても胎動を感じない方もいますが、
妊婦健診で赤ちゃんが健康に育っているよう
でしたら、心配はいりません。
赤ちゃんにもお母さんにも個人差があるので、
妊娠6ヶ月というのは、あくまで目安として
考えてください。
胎動をよく感じられるのは、
妊娠18週〜32週ぐらいまでです。
妊娠後期には、赤ちゃんがだいぶん大きくなって、
体を動かすスペースが減ります。
また、赤ちゃんの頭がお母さんの骨盤に固定
されるので、再び胎動を感じにくくなるのです。
胎動ってどんな感覚なの?
赤ちゃんがまだ小さいうちは、
胎動と腸の動きを区別しにくいかもしれません。
もしも
・ガスがお腹の中を動くような感覚
・お腹でしゃっくりが起きているような感覚
がしたら、それは、胎動の可能性があります。
初めて妊娠した方は、あれは胎動だったのか、
と後になって気づくこともあります。
それほど気がつきにくいものなのです。
赤ちゃんが大きくなってくると、今度は、
視覚的にも胎動を感じやすくなるので、
胎動を頻繁に感じるようになるでしょう。
赤ちゃんの手足が胎盤にぶつかって、
お腹が部分的に盛り上がったり、
お腹がペコペコと勝手に動いたりします。
私の赤ちゃんも、お腹の中でしゃっくりを
沢山していたので、お腹がペコペコ
動いていました。
胎動が視覚的にもわかるようになったら、
ぜひ、動画に撮って、思い出に残して
みてください。
育児が辛くなった時に見直すと、
妊娠中の気持ちが蘇ってきますよ。
胎動が少ないの?胎動を感じやすくするには
よく「胎動が少ない」といって悩む方がいますが、
実は、胎動自体はちょこちょこ起きています。
妊娠8週ぐらいに超音波検査をすると、
赤ちゃんの頭や銅、足が区別できるように
なりますが、この頃から、赤ちゃんは
羊水を泳いで、胎盤に体をぶつけるように
なります。
しかし、赤ちゃんの体重が軽いため、
まだお母さんに衝撃が伝わりません。
ですから、胎動を感じにくくても、
超音波検査で赤ちゃんに問題がなければ、
それは、胎動自体が少ないのではなく、単に
胎動を感じにくいだけなのだと思ってください。
心配はいりません。
といっても、心配になりますよね。
そこで、赤ちゃんの胎動を感じにくい方は、
胎動を感じやすい状況を作ってみると、
胎動に気がつきやすくなるかもしれません。
よく出歩いたり、体を動かしていては、外部から
体へ伝わる振動が多い状態になるので、
お腹の中の胎動を感じにくくなります。
家にいてのんびりしていたり、寝転がって
いるときのほうが、お腹の中からの振動を
感じやすくなります。
また、好きな音楽を聴くと、胎動を感じやすく
なることもあります。
お母さんがリラックスして血流が良くなると、
赤ちゃんに酸素が届きやすくなるので、赤ちゃんが
よく動くようになる可能性があるからです。
私の場合は、胎動を感じにくかったのですが、
妊娠7ヶ月からは、ソファに寝転がって、
音楽をかけたり、話しかけたりすると、
胎動を感じられるようになりました。
妊娠7ヶ月になると、
赤ちゃんは音を感じられるようになってくるので、
いつもより強く反応してくれたのかもしれません。
こんな胎動は赤ちゃんのSOS
胎動を感じることが少なくても、全く心配いらない
とは言い切れません。
急に胎動を感じられなくなった場合は、
注意が必要です。
それまで胎動を感じていたのに、丸一日
胎動を全く感じられなくなった場合、
赤ちゃんが酸素不足になっている等の理由で
衰弱している可能性があります。
胎動を急に感じなくなって不安になったら、
病院に連絡して、医師の指示をあおぎましょう。
赤ちゃんをより身近に感じながら
胎動を少ししか感じられないと、イライラしたり、
不安になったりするかもしれません。
しかし、お母さんがイライラしていると
赤ちゃんの調子も悪くなって、元気に
お腹を蹴ることができなくなってしまいます。
産まれた後は、イヤというほど赤ちゃんに
蹴られるようになりますので、妊娠中は
その日を楽しみにしながら、ゆったりとした
時間を過ごしてくださいね。