妊婦の逆流性食道炎の原因と看護師に聞いた４つの対処法

妊娠すると胃のムカつきや胃痛を
感じる方が多いようですが、つわり以外にも
このような症状を引き起こす病気が
あるのを知っていますか？

妊娠するとホルモンバランスの変化や
子宮が圧迫によって
胃酸が食道へ逆流しやすくなります。

つわりとの見分けは難しいですが
妊娠中期に入っても症状が治まらないときは
逆流性食道炎を疑ってみると良いでしょう。

今回は、妊婦の逆流性食道炎の原因や
対処法に基づく経験談を紹介していきます。

・ホルモンバランスの変化
妊娠に必要な黄体ホルモンは筋肉を緩めたり
消化機能を低下させる働きがあります。
食道も筋肉があり、筋肉が上手く働かないと
胃酸が逆流してきてしまうのです。
胃酸は酸性ですので、食道に炎症が
起きてしまうという仕組みなんですね！

・胃の圧迫
大きくなった子宮は胃を圧迫しています。
特に臨月になると胃が苦しいなー
と感じることでしょう。

この症状の感じること自体は正常でほとんどの
妊婦さんが経験しますが、
ホルモンバランスによって
消化が遅めなことも関係し、
胃酸が逆流してしまうことがあります。

つわりの症状も胃のムカつきや吐き気と
似たような症状であることから
一見見分けがつきづらいのが現状です。

しかし、つわりのピークは
妊娠中期の妊娠２０週前くらいには
徐々に落ち着いてくる方がほとんどです。

しかし、だらだらと胃痛が増すような
感じがする場合はかかりつけ医へ
相談すると良いでしょう。

内科のほうがいいのか？と迷うかもしれませんが
妊娠中に使える薬は産婦人科の方が安心です。
かかりつけ医が、あなたの飲んでいる薬を
把握するためにも自身の通っている
産婦人科へ受診をしましょう。

私の場合は、妊娠以前から食道炎や胃炎があったので
食生活自体を注意していました。
妊娠をきっかけに、看護師さんに
アドバイスをもらい逆流性食道炎を
悪化させないためにも以下のことに
気を付けていたので紹介します。

・刺激物を避ける
香辛料やキムチなど辛い物も
胃への刺激になるため摂取しないようにしました。

コーヒーや紅茶は意外にも刺激物で、
胃酸の分泌を増やしてしまいます。
どうやらカフェインが原因であるため
妊娠を機にカフェインレスへ替えることにしました。

カフェインレスのものは、最近多くの商品があるため
色々試しましたが個人的にはタンポポ茶と
ルイボスティーが定番ですがオススメです。

タンポポ茶は、母乳が良く出る効果があると
有名ですがコーヒーの香りがするので、
コーヒー好きの人にはおすすめです！

次にルイボスティーですが、これはフレーバーティーの
カフェインレスで少し酸っぱいような感じもしますが
後味がスッキリしてつわりの時から愛用しています。

・食事を小分けにしてみる
胃のムカつきがあると食欲が出ないですが
消化機能も低下しているため
食べられるものを少量づつ食べる作戦にしました。

少量なら胃への負担も少なく「食べなくては！」と
思わなくてもいいのでストレスにもなりにくいです。

・消化の良いものを食べる
当たり前のことのようですが、つわりの最中は
なかなか食の好みの変化で難しかったりもします。
果物は水分も多く食べやすいですが
果糖が気になりますのでバナナやリンゴなども
消化は良いのですが摂りすぎはダメですよ。
芋類はやはり消化が良いので優秀です。

ふかしたサツマイモに無糖のヨーグルトを
少しかけるのがサッパリして
胃のムカつきがあっても食べやすかったですよ。

・ゆったりした服装
最近では芸能人の影響もあっておしゃれな
妊婦さんもインスタグラムでよく見かけますね。
確かにかわいいファッションをしたい気持ちは
妊婦さんも一緒ですが、気分が悪い時はお腹が
ゆったりしたワンピース型が良いでしょう。

下着なども満期になるとサイズが変わることもあります。
せっかくそろえたのに勿体ないと感じてキツめのものを
履いているとお腹が圧迫されて胃酸が
逆流しやすくなってしまう為、注意が必要です。

妊娠中はホルモンバランスや体型の変化などは
自分でもどうすることができません。
症状が治まらず心配な時は、迷わずかかりつけ医へ
相談すると間違いないですよ。

しかし、逆流性食道炎にならない為に少しでも生活を
注意するだけで胃への負担は少なくできます。
今回紹介した予防法を参考にして胃へのストレスを
減らしてみてくださいね！