妊婦、スーパー銭湯は大丈夫?持っていくべきものや注意点

妊婦、スーパー銭湯は大丈夫?持っていくべきものや注意点

 

約9ヶ月ほどにわたる妊婦生活。その間
毎日入るお風呂ですが、たまには家とは
違う雰囲気の中広々とした浴槽にゆっくりと
浸かりたい、と考えることもありますよね。

 

そんなとき、手軽に利用できるスーパー銭湯を
頭に思い浮かべる方も多いことでしょう。

 

しかし、妊婦がスーパー銭湯を利用しても
お腹の赤ちゃんに影響はないのかどうか
気になるところかと思います。

 

今回は、妊婦はスーパー銭湯を利用しても
大丈夫なのか、その時期、持ち物や注意点
などについて紹介していきたいと思います。

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妊婦はスーパー銭湯に行っても大丈夫?

 

妊婦がスーパー銭湯などの公衆浴場施設に
行くとなると、お湯の成分や施設の環境など、
様々なことが気になりますよね。

 

そもそも妊婦はスーパー銭湯を利用しても
良いのでしょうか?スーパー銭湯の中には
温泉を使用している銭湯も存在します。

 

数年前まで温泉法では妊娠中の入浴が
「禁忌」とされていたのですが、
法律の改正に伴いこの文言はなくなり
妊婦でも温泉を利用できるようになりました。

 

それは、温泉の成分が直接母体や胎児に
影響を与えることはないと考えられる
ようになったからです。

 

つまり妊婦がスーパー銭湯などの入浴施設を
利用しても問題ないということですね。

 

しかし、施設によっては
「妊婦の入浴はご遠慮ください」
と注意を促している場合もありますので
事前に問い合わせてみると良いでしょう。

 

また、法律上大丈夫とされていても、
本当に問題ないかどうかは個人の体調や
胎児の成長具合によって異なります。

 

特に妊娠初期はつわりの影響が
強かったり、臨月になるといつ破水が
起こってもおかしくありません。

 

もしスーパー銭湯を利用したい場合には
安定期などの体調が優れているときを選び、
妊娠前よりも体に十分な注意を払いながら
入浴するようにしましょう。

 

 

妊婦がスーパー銭湯に行く際の注意点

 

では、体調が安定しているときに妊婦が
スーパー銭湯を利用する際の注意点について
いくつか紹介していきたいと思います。

 

 

・転倒に注意する
銭湯などの公衆浴場施設は自宅の
お風呂場とは違いとても広いですよね。

 

ただでさえ滑りやすいことに加え、
お腹が大きいと足元がよく見えなかったり、
体の重さにバランスを崩して転倒して
しまう可能性もあります。

 

母体や胎児に影響が出てしまうことも
ありますので、転倒にはいつも以上に
気を付け、万が一転んでしまった場合には
その後の体の変化を注意深く観察しましょう。

 

 

・長湯しすぎないようにする
自宅で過ごすよういつも通りお湯に浸かって
いるつもりでも。広々とした銭湯では
ついつい長湯してしまいがち。

 

入浴中はなんともなくても、あがった
途端に血圧が低下することにより
ふらつきや目眩を感じることもあります。

 

そうなると転倒の可能性もありますから、
銭湯に行く際にはいつもよりも長湯しない
よう気を付けましょう。

 

 

・サウナや岩盤浴は利用を控える
施設によってはサウナや岩盤浴が
併設されている場合もありますよね。

 

サウナや岩盤浴はお風呂に入るよりも
更に高温の環境下に体をさらすことと
なります。

 

のぼせやすくなる上、血圧の急変も
招きやすいですからふらつきや転倒の
原因となるかもしれません。

 

妊婦さんにとっては刺激が強すぎますので
妊娠中はサウナや岩盤浴は控えたほうが
良いと言えるでしょう。

 

 

・感染症の危険もあり
誰でも入浴することの出来る施設ですから、
少なからず感染症の危険もあります。

 

膣内に炎症を起こす「腟トリコモナス」や
母体が感染すると新生児も同様の症状が
現れることがある「ヘルペス」など危険が
疑われる感染症はいくつか存在します。

 

後ほども触れますが、浴槽のヘリや椅子
には十分に注意しましょう。

 

 

スーパー銭湯に行く際、持って行ったほうが良いものとは

 

続いては妊婦がスーパー銭湯に行く際に
持って行ったほうがよいものについてです。

 

普段の持ち物に加えて妊婦
ならではの必需品もありますので、
参考にしてみてください。

 

 

・母子手帳
万が一銭湯で破水や陣痛が起こったときや
転倒してしまい病院に向かう際には、
母子手帳があればこれまでの母体や胎児
の経過が一目でわかりますので診察が
しやすくなります。

 

特に自宅から遠い銭湯などに行く
場合には持参するようにしましょう。

 

 

・携帯電話
母子手帳で記載したことと同様に、銭湯で
急に陣痛がきてしまったときや具合が
悪くなりタクシーを呼びたいときなど
携帯電話があると便利ですよね。

 

銭湯が家からすぐの場合などには別に
持って行かなくても…と思いがちですが、
「念には念を」で携帯すると良いでしょう。

 

 

・水分
入浴後は自分が思っている以上に
体から水分が奪われています。

 

施設内で水分を購入するのも良いですが、
普段から飲み慣れているものがある場合や
つわりで口にできるものが限られている
妊婦さんは、自宅から水分を持参すると
良いですね。

 

 

・コンタクトまたは眼鏡のくもり止め
眼鏡をかけたまま入浴するとレンズが
曇って周りが見えなくなった、という
経験をしたことがある人きっと多いですよね。

 

妊娠してただでさえ体が思うように
動かない妊婦さんにとって、周囲の状況を
しっかりと確認できないというのはかなり
危険なことです。

 

コンタクトを持っている人はこの日は
眼鏡をやめたほうが無難ですよ。また、
眼鏡に曇り止めをするのも良い方法ですね。

 

 

・マイチェアやマイタオル
公衆浴場での細菌感染のリスクは
共有で使う椅子や浴槽のヘリなどに
潜んでいます。

 

マイチェアがある人は持参したり、
ない場合にはタオルをかけて座ると
感染のリスクを軽減することが出来ますよ。

 

 

スーパー銭湯にいかなくても、いつもと違うお風呂を楽しむには

 

ここまで銭湯に行きたい妊婦さん向けに
注意点や必需品などについて紹介して
きましたが、やはり転倒や感染が不安で
行きたくても行けない、というかたも
多いのではないでしょうか。

 

私もそんな妊婦のうちの1人でした。
そこで最後に、スーパー銭湯のような
公衆浴場施設に行かなくてもいつもと
違う雰囲気の中バスタイムを楽しむ方法を
紹介していきますね。

 

 

・自宅で入浴剤を使って温泉気分を楽しむ
入浴剤を使って自宅で手軽に温泉気分を
味わってみてはいかがでしょうか。

 

近頃は様々な香りや形状の入浴剤が
ありますから浴槽が見た目にも華やかに
なりますよね。

 

発汗作用のある入浴剤は必要以上に
水分を奪われる可能性があるため
避けたほうが良いでしょう。

 

 

・アロマオイルやキャンドルを使用して素敵なリラックスタイムを
アロマオイルやキャンドルを使って
みるのも1つの手。スパにいるような
ワンランク上の上質感を味わうことが
出来るでしょう。

 

しかしアロマを使用する際には
香りの種類に十分注意してくださいね。

 

ジャスミンやラベンダーなど
子宮収縮作用があったり、ローズマリー
など通経作用がある香りは避けてください。

 

妊婦さんにオススメのアロマはレモンや
ネロリなどの柑橘系の香りです。爽やかな
香りで気分もリフレッシュできますよ。

 

 

・好きな音楽をかけながら、ぬるめのお湯を楽しむ
防水機能の備わった携帯電話や音楽プレイヤー
を使用して、自分の好きな音楽でバスタイムを
彩るのも良いですね。

 

リラックスして音楽を聴いていると
ついつい長湯しがちになりますから、
お湯はぬるめに設定すると良いでしょう。

 

 

・たまには家族で温泉付き客室を利用してみるのも
それでもやはり自宅とは違うお風呂を
楽しみたい、という妊婦さんには
「温泉付きの客室」がオススメ。

 

日帰りや宿泊などで家族一緒に利用すれば
公衆浴場などとは異なり旦那さんの手を
借りながら入ることが出来ますし、貸切
なので感染症のリスクも軽減しますよね。

 

たまにはこんな贅沢も良いのでは
ないでしょうか。

 

 

スーパー銭湯に行く場合には、十分注意しましょう

 

赤ちゃんが産まれてからスーパー銭湯などの
施設に行くことはなかなか大変なことです。

 

ですから出産前にリラックスも兼ねて
行ってみるのも良いかもしれません。

 

しかしその際には自分が妊婦であると
いうことを決して忘れず、今まで以上に
十分注意するように心がけましょう。

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