妊娠中、背伸びがダメな理由や気を付けて欲しいこと

普段、少し高い場所にある物を取る時や
見えにくい時など、何気なく日常の中で
してしまっている【背伸び】。

でも、妊娠すると背伸びしちゃダメ！
と言われたことはありませんか？

今回は、そんな妊娠中、背伸びがダメな
理由や気を付けて欲しいことについて、
ご紹介します。

妊娠中、「お腹が張る」とよく耳に
する方も多いと思います。

ですが、実際に自分が妊娠するとどんな症状が
「張っている」状態なのかわからず、
実は妊娠初期からずっと張りが続いていた、
なんて人も中には居るようです。

では、どのような状態が「お腹が張っている」
状態なのでしょうか？

それは、妊娠初期であれば子宮・・・
感覚的には下腹部がギューっと固くなって
力が入っているような状態です。

お腹が大きくなってくると、子宮も大きくなるので
お腹全体がギューっと固くなってきます。

これは陣痛が始まって赤ちゃんを出そうとする
子宮の動きと同じような状況なので、
正産期に入っていないのにお腹が張ることは
流産や早産に繋がる危険性があるので
お腹が張りやすい人には、張りを抑える
お薬を処方される方も居ます。

では、何故妊娠中、背伸びをしては
いけないのでしょうか？
それは、背伸びをすると人体の構造上
下腹部に力が加わってしまいます。

下腹部に力が入ると子宮も圧迫されて
しまい、そこからお腹の張りに
繋がりやすくなってしまいます。

お腹が張ると、先述した通り流産や早産に
繋がる危険性があるので、妊娠中に
背伸びをしてはダメ！と言うのは
そう言う事なのですね。

私は娘2人を出産していますが、2人とも
妊娠初期からお腹が張りやすかったので、
先生に相談し早くからお腹の張りを抑える
【ウテメリン】と言うお薬を
処方していただきました。

多くの方は、妊娠中期や後期のお腹が大きく
なってから張りやすくなるそうですが、
中には私のように妊娠初期から張りやすい人も
居るそうなので、自分のお腹の様子は
気を付けて見ておきましょう。

私の場合、背伸びをしなくても歩くだけで
割とお腹が張りやすかったです。

背伸びをしてしまったり、たくさん歩いて
お腹が張ってしまった時には、なるべく
横になってゆっくり休むのが一番です。

出先で横になれない時はどこかに腰かけて
座るだけでも良いので、とにかく一度
止まってゆっくりし、お腹の張りが
落ち着くのを待ちましょう。

お腹が張っている時に動き回ると子宮の収縮が
強くなり、流産や早産に繋がることもあるので、
お腹が張っている時は絶対無理は
しないようにしましょう。

背伸びもですが、重い物を持つのも
お腹に力が入るので絶対NGです！

妊娠初期はお腹もまだ出てこないし、
つわりが軽い人は普段と変わらない体調で
ついつい、いつも通りに動いてしまいがちですが、
５ヶ月の安定期に入るまでは流産の危険性も
高いので絶対に無理は禁物です。

妊婦らしく、無理せずゆったりまったりとした
生活を心がけましょう。体を冷やさないようにも
気を付けて下さいね。

うっかり背伸びをしてしまった・・・！

そんな時には、こんな症状に気を付けて下さい。

・お腹の張りが治まらずずっと続く
・お腹の張り(収縮)に波がある
・出血がある
・痛みがある

この様な症状が見られた場合には、
すぐに電話で病院へ確認し、
支持を仰ぎましょう。

様子見で落ち着くこともありますが、
時には危険な場合もありますので
妊婦さんは念には念を、で過ごす事を
心がけると良いですよ。

特に、お腹の張り(収縮)に波があり、
その感覚が一定になる、痛みがある場合は
陣痛に繋がってる恐れがありますので
絶対に軽視せず、病院へ相談しましょう。

今回は、妊娠中の背伸びについて紹介しました。

妊娠中、つわりが軽かったり、お仕事を
したりするとなかなかじっとして
居られなかったりすることもあるかと
思いますが、もう自分1人の体ではないので
無理はせずに、ゆったりと過ごせると良いですね。