妊婦、ラムレーズンを食べる時の注意点は？アルコールによる影響は？

体を冷やさない、ストレスを溜めない…妊娠中
は、いろいろと注意したり控えたりすることが
増えますね。

飲酒もその一つですが、可愛いお腹の子に会える
のなら一時の辛抱です。しかしながらアルコール
に気を付けていても、それが含まれている食品は
意外と多いものです。

この記事ではその食品の中でも「ラムレーズン」
に着目して、摂取した場合の影響や注意すべき
点などをまとめましたので参考にしてみて下さ
い。

ここでレーズン(ラム漬けではない)の魅力的な
成分をピックアップしました。

・アントシアニン
妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって肌
質が変わったり、ストレスに対して敏感になり
やすくなったりします。

アントシアニンは、これらの対策にうってつけ
の成分で、体が受けた紫外線やストレスのダメ
ージを軽減する効果があります。

・カリウム
厚生労働省によると、胎児の組織を作るために
カリウムが必要とされています。
非妊娠、妊娠中であるときも目標摂取量は変わ
りませんが、30代では2,015mgとなっています。

日常の食生活でカリウムが不足することは、ま
ずないとされていますが、レーズン３0g当たり
220mgものカリウムが含まれているので、手の
ひらサイズの量でたくさんのカリウム摂取を期
待することが分かりますね。

・鉄分
ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率がグンと
アップします。レーズン自体にビタミンCの含有
量が少ないので、他のフルーツと一緒に食べると
栄養バランスもとれるのでといいですよ。

妊婦は、胎児に酸素や栄養を送らなければなら
ないので、その分鉄分も多く必要になります。

お腹の子の成長は、お母さんの食生活が大きく関
わります。もしアルコールを摂取した場合「胎児
性アルコール症候群」の原因になり、胎児の奇形
や神経・成長障害が起きたり、最悪の場合、流産
や死産に繋がったりする可能性があります。

お医者さんによっては、「毎日でなく少量なら大
丈夫」という考え方を持つ方もいるそうですが、
私の担当医は「厳禁」という考えでした。

そもそも、「これだけの量であれば問題がない」
というものがないので、やはり妊娠中はアルコー
ル摂取を避けるべきことではないでしょうか？

妊娠前は、楽しみの一つだったという方もいるか
と思いますが、健康的な我が子に育てるために授
乳期間を含めて1～２年は辛抱しましょう。

ラムレーズンは、干しぶどうをラム酒に漬け込ん
だものです。ケーキやチョコレート、アイスクリ
ームなどの洋菓子に限らず、洋酒のおつまみとし
ても使われるラムレーズン。

ラム酒の芳醇な香りと干しぶどうの甘さが、口い
っぱいに広がるのがたまりませんね。お酒に漬け
込んだものなので当然微量のアルコールが含まれ
ています。

風味付け程度のものなら大丈夫ですが、一度にた
くさんの量を食べることはおススメしません。

取り扱っているお店にもよりますが、アルコール
度数の高いものもあるので体質的に弱い方も気を
付けたほうがいいですね。

成分表示の隅っこに小さな文字で注意喚起が掲載
されていることもあるので、食べる前によく確認
をしたほうが無難だと思います。

ラムレーズンに含まれているアルコール度数を確
認できれば、確認しましょう。個人差があります
が、人によって1粒でも酔ってしまうこともある
そうです。

また、皮の栄養も一緒に摂れることが利点でもあ
りますが、レーズンに含まれている果糖は、体内
に吸収されやすいので肥満の原因になる可能性も
あるので注意が必要です。

肥満による母体への影響は、胎児の発育に悪影響
を及ぼす妊娠高血圧症候群を発症しやすくなった
り、妊娠糖尿病の危険性を高めたりすることに繋
がります。

他にも、腰痛に悩まされる妊婦さんが多い中、さ
らに重い腰痛になってしまう原因にもなります。

ラムレーズンは、妊娠中に食べても特に心配する
ことはありません。しかし、それはあくまでも適
量の場合です。

一つ食べると、ついまた手を伸ばしたくなるくら
いに病みつきになる美味しさがありますが、やは
りバランスのとれた食生活の中の楽しみの一つと
して取り入れましょう。

今ではネットからでも、お子様向けのラム酒の量
を抑えたラムレーズンの作り方も紹介されていま
す。市販のラムレーズンに含まれているアルコー
ル量が気になる方は、ご自身でオリジナルのもの
を作ってみるのも安心できますし、気分転換にも
繋がっていいかもしれませんね。

　快適で健康的な妊娠生活を送るために、日頃の
食生活や病気などを見直したりお勉強したりする
ことはいいことだと思います。

しかし、「あれもダメ？これは大丈夫？？」と気
にしすぎるのもストレスに繋がりますので、アル
コールへの体質に特に問題がなければどっしりと
構えて妊娠生活を楽しんでみてはいかがでしょう
か？