妊娠中におもちを食べる時の注意点や妊婦さんにおすすめおもちレシピ

妊娠中におもちを食べる時の注意点や妊婦さんにおすすめおもちレシピ

 

お正月など冬になると食べたくなるおもち。
焼いたり煮たりするだけで手軽に食べる
ことができ腹もちも良いため、なにかと
重宝しますよね。

 

しかし妊婦さんはおもちを食べても大丈夫
なのでしょうか?体に影響はないのか、
気になりますよね。

 

今回は妊婦さんがおもちを食べる際の注意点
や、おすすめの食べ方などを紹介していきたい
と思います。

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妊婦はおもちを食べても大丈夫?

 

妊婦さんはおもちを食べても大丈夫なのでしょうか?
結論からいうと「大丈夫」です。

 

おもちは、蒸したもち米を杵でつき柔らかく
することで出来上がります。つまりごはん同様
お米の仲間なのですから、妊婦さんが口にしても
なんら体に影響はないということが出来ますね。

 

また、おもちは炭水化物の1種ですので脳や体
を動かすための重要なエネルギー源となります。

 

おもちのようなでんぷん質は、体に吸収されると
すぐにエネルギーへと変換されますから、非常に
効率の良い食べ物ということが出来るでしょう。

 

同じくでんぷん質の炭水化物でいうと
代表的なものにお米が挙げられます。

 

脳や体を活性化させるためお米を毎日食べること
が出来ればよいのですが、特につわりのひどい
時期の妊婦さんはごはんが炊ける特有の臭いに
やられてしまったり、おかずを作ることが面倒に
なったりもしますよね。

 

そんなときに活躍してくれるのがおもちです。

 

おもちはお米と違い調理過程においても特有の
臭いがほとんどありませんし、何より焼くだけで
食べられるのでとても便利。

 

お腹が重くて自分のごはんのことまでなかなか
手が回らない、という妊婦さんには嬉しい食材
ですよね。

 

 

おもちを食べる際の注意点とは?

 

そんな、妊婦さんにとってとてもありがたい
食材であるおもちなのですが、食べる際には
いくつか注意点があります。

 

1つは食べすぎに注意することです。
おもちのカロリーは、一般的な切り餅1つ分
で約120kcalほど。

 

これを茶碗1杯のごはんに換算してみましょう。

 

茶碗1杯のごはん(普通盛り)は
約240kcalですから、お餅2個分
といえます。

 

おもちの良いところは手軽に食べられる
というところですが、その手軽さゆえに
ついつい何個も手が伸びてしまうことも。

 

3個、4個…と食べてしまうとあっという間に
茶碗2杯分以上のごはんを食べているのと
同じことになってしまいます。

 

おもちは先ほど紹介したようにでんぷん質
の炭水化物、つまり「糖質」です。

 

糖質は摂取しすぎると肥満の原因になって
しまいますから十分に注意が必要です。

 

特に妊婦検診で体重増加について
医師からコメントのあった人は要注意。

 

妊娠中に太りすぎてしまうと
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など
母体や胎児に悪影響を及ぼす疾患にかかる
可能性があります。たかが食べすぎ…と
油断はできませんね。

 

次に気を付けたいのが
おもちを食べる際の「味付け」です。

 

バリエーション豊富なおもちには人それぞれ
好みの食べ方があるかと思います。

 

特におしるこのようにあんこと絡ませたり、
みたらしのように甘辛く味付けたりなど甘味の
ある味付けは淡白なお餅ととても合いますよね。

 

しかしおもち自体がそもそも糖質なのですから、
このような味付けだと更に糖分をプラスして
しまうことになります。

 

たまにであれば良いかもしれませんが、おもちを
食べるたびにこのように甘味の強い味付けとなると
過度な体重増加の原因になってしまいますよ。

 

妊婦さんに最適なおもちの食べ方については、
後ほどおすすめレシピで紹介しますね。

 

 

おもちは産後よりも妊娠中に食べておくべき

 

ここまで紹介してきたように、食べる量と食べ方に
さえ気を付ければ妊婦さんがおもちを食べることは
母体や赤ちゃんにとってなんら悪影響はありません。

 

むしろ、出産を終えてからと我慢するよりも
妊娠中に食べておくべきと言えるでしょう。

 

その理由は、おもちが乳腺を詰まらせる
原因となる可能性があるからです。

 

産後赤ちゃんを母乳育児で育てるお母さんの中
には、おっぱいが張ったり乳腺が詰まってしまった
経験をもつかたもいるかもしれません。

 

ドロドロになったり古い母乳が乳腺に詰まると、
やがておっぱいは熱を帯びパンパンに張ったり
痛みを感じるようになります。

 

この症状が悪化すると「乳腺炎」という
病気になることもありますので侮れません。

 

乳腺炎にかかるとおっぱいに激しい痛みを伴い
高熱が出ることもあり、症状次第では切開手術
などを行う場合もあります。恐ろしいですよね…。

 

おもちには母乳の分泌量を高める働きがあります。
作りすぎた母乳を赤ちゃんがすべて飲んでくれれば
良いのですが、そういうわけにもいきません。

 

分泌されすぎた母乳は乳腺に残り、やがて
ドロドロ状となり乳管を詰まらせてしまうと
いうわけなのです。

 

しかしこれは誰にでも該当するということではなく
もともとの母乳の分泌量や赤ちゃんの飲み具合など
によって、中にはお餅を食べても全く詰まらない、
という人もいるでしょう。

 

ちなみに私の場合は1つなら問題ありません
でしたが、3つ食べた日にはさすがにおっぱいが
パンパンに張り手で搾乳することとなりました。

 

ですから、おもちは産後よりも妊娠中のほうが
幾分安心して食べられるかと思いますよ。

 

 

妊婦さん向けおすすめおもちレシピ

 

最後は、妊婦さんにおすすめなおもちを使った
メニューをいくつか紹介していきたいと思います。

 

 

・お雑煮
まずはお餅料理の定番「お雑煮」。
お正月など、冬になると食べたくなりますよね。

 

お雑煮はおもちを煮て作るため、おもちに水分
がプラスされることで腹もちが良くなるので
おすすめ。

 

また、野菜もたっぷり摂れますので
栄養面からみても素晴らしい一品と
言えるでしょう。

 

 

・フルーツ大福
続いてはフルーツ大福。
なんと切りもちと電子レンジを使えば
お手軽に大福を作ることが出来るのです。

 

600Wで1分ほど加熱した切りもちに
お湯と少量の砂糖を加えて練れば出来上がり。

 

ここにいちごやみかんなど、お好きな果物を
入れてみましょう。果物にはビタミンも
豊富に含まれていますし、あんこなどを使わなく
ても果物本来の甘さでお餅を美味しくいただけ
ますよ。

 

 

・大根おろし餅
こちらはとっても手軽なレシピ。焼いたおもちに
すりおろした大根をのせ、ポン酢やお醤油など
お好きな味付けをすれば完成。

 

大根に含まれる消化酵素はお餅のような
炭水化物の消化を助けてくれる働きがあるため、
この組み合わせはとてもオススメ。

 

また、さっぱりとしているのでつわり時期の
妊婦さんも食べやすいかと思います。

 

 

〜番外編〜

 

・ミルクもち
おもちが食べたい、でも家に常備していなかった
というときにオススメしたいのが片栗粉を使った
ミルクもち。

 

切りもちは使っていないのですが片栗粉の効果
でまるでおもちを食べているかのような食感を
味わうことが出来ますよ。

 

作り方はとっても簡単。牛乳と片栗粉、砂糖を
入れて鍋で混ぜる、もしくは電子レンジで
お好みの固さになるまでチンするだけ。
きなこをまぶして食べても美味しそうですね。
是非お試しください。

 

 

妊婦さんの普段の食事におもちを上手に取り入れてみては

 

ここまで紹介してきた通り、食べ方と量にさえ
気を付ければ妊婦さんはおもちを食べることが
出来ます。

 

体重増加がどうしても気になるところでは
あるかと思いますが、よっぽど医師から注意を
受けていない限り我慢する必要はないかと
思います。

 

自分なりの美味しい食べかたを見つけ、普段の
食事におもちを上手に取り入れてみてはいかが
でしょうか。

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