胎動によって尿意を感じるのはなぜ？考えられる３つの原因と経験談

妊娠中、妊婦さんを悩ませるものの一つに
赤ちゃんの胎動によって頻尿になって
しまうことがあります。

胎動は赤ちゃんが元気な証拠。
お腹の中で元気いっぱいに動く
赤ちゃんを感じられる素晴らしい体験です。
しかし、赤ちゃんの動く位置によっては、
膀胱を刺激されて夜中に何度もトイレに
行くことになったり、そのせいで寝不足に
なったりと大変な思いをされている
妊婦さんも多いのです。

今回は胎動によって尿意を感じる仕組みや
頻尿の原因をまとめてみました。

ではそもそも胎動とはなんなのでしょうか。
胎動とはお母さんのお腹の中で赤ちゃんが
動き、その動きをお母さんが感じとることを
いいます。赤ちゃんはお腹の中で元気よく
動いて、子宮の壁をキックやパンチをしています。

それから赤ちゃんのしゃっくりも胎動で
感じることもあります。その動きを赤ちゃんが
成長して大きくなるにつれて胎動を感じるように
なってきます。

個人差がありますが、１６週～２３週のあたり、
多くは２０週あたりで初めて胎動を
感じる人が多いようです。

初期のころにコポコポと腸が動くような
感じで胎動を感じます。

小さく弱い胎動なのでこれが胎動だと
気がつかないこともあるようです。

妊娠中期になると赤ちゃんの体がどんどん
大きくなりポンポン、ドンドンと手や足を
動かす様子がお腹に手を当てて
感じとることもできるようになります。

一般的に３０週～３８週くらいが激しい
胎動のピークです。３８週頃を過ぎると
赤ちゃんの頭が骨盤内に固定され胎動は
落ち着いてきます。

胎動が少なくなることは出産が
近くなってきた前兆でもあります。

よく耳にするのは、赤ちゃんの胎動が激しくて
トイレが近くなるという妊婦さんの声です。

赤ちゃんは子宮の中で動き回るうちに
膀胱の部分を押したりキックしたり
頭が当たったりして刺激していることがあります。
それによって尿意を頻繁に感じるようになる
妊婦さんは多いようです。

私自身も妊娠中はいつも膀胱のあたり
で胎動を感じていました。

ですが赤ちゃんの動きはコントロール
できないので、じっと耐えるかしか方法が
ありませんでした。

あまりにも辛いときには、お腹の赤ちゃんに
向かって「そこは痛いよ～やめてね～」
と語りかけていました。

妊娠で起こる身体の変化の一つに頻尿があります。
妊娠で頻尿になるのには大きく３つの
原因があります。まず、腎機能の活発化です。

妊娠によって血液量が一気に増え、
腎機能が高まります。そうすることで体外に
尿が排出されやすくなり尿量も増えるので
頻尿になります。

次に膀胱が圧迫されることも頻尿の原因です。
子宮は膀胱の裏側に位置していて、赤ちゃんが
大きくなるにつれて子宮も大きくなり
膀胱を圧迫します。そして膀胱の尿を溜める
スペースが小さくなってしまうので
頻尿が起こります。

最後はホルモンの影響です。
妊娠中はホルモンがたくさん分泌されます。
中でも黄体ホルモンには子宮や膀胱の
筋肉を緩める働きがあるのです。

ホルモンの分泌には個人差がありますが、
この黄体ホルモンは特に初期の頻尿と
関係しているようです。

私は妊娠中の胎動では後期に入ってからの
夜中の胎動が大変だった記憶があります。

自分が寝ている時でも赤ちゃんは
起きていて元気に動いていることもありました。
なので膀胱のあたりに刺激を受けて夜中は
頻繁にトイレに行っていました。

そうする寝不足の日々が続き、妊娠中の身体の
不調も重なって辛い思いをしました。

ですが、胎動自体は赤ちゃんが元気な証拠なので
なるべく赤ちゃんが静かにしている日中に
自分も昼寝したり、胎動が痛くない向きを
探して楽な体勢を探すようにしたり
工夫して乗り切りました。

このように妊娠中は様々な身体の変化により、
頻尿になりやすくなります。
そこに赤ちゃんの胎動が膀胱を刺激する
ことによってさらに尿意を感じやすく
なってしまうのです。

赤ちゃんがお腹の中で元気に動いていることを
感じられるのは、妊娠期間だけです。

お腹が大きくなってくると胎動もはっきりと
感じるようになり、ときにはお腹の上から
赤ちゃんの足の形がわかることもあります。

毎日トイレに起こされて寝不足に
なるのはとても辛いですが、休めるときに
しっかり休んでこの限られた時間を
楽しめるといいですね。

元気な赤ちゃんに会えるまで
あと少し、頑張りましょう。