妊娠中、喉が痛い時に試して欲しい3つの対策と経験談
妊娠中、くしゃみや咳などのいつもなら大して
気にしない症状も、お腹の赤ちゃんに何か影響が
あってはいけないと、心配になります。
かといって、やはり赤ちゃんのために安易に薬を
飲むこともできないデリケートな状態です。
免疫力が弱くなっている妊婦さんは軽い風邪では
済まなくなってしまうこともありますので、
ちょっと喉がイガイガする程度の症状でも
早く治したいところです。
妊娠中の喉の痛みへの対策などを紹介します。
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最大の敵は「乾燥」
冬になると風邪をひきやすくなったり、
インフルエンザが大流行したりする
大きな原因の1つは「乾燥」です。
空気が乾燥することでウイルスがもともと
持っている水分が蒸発し、軽くなった
ウイルスは空気中に飛散しやすくなります。
また人の体も空気の乾燥により喉の粘膜が
弱くなりウイルスを定着させやすい状態と
なります。加えて妊娠中であれば、
更に風邪をひきやすくなります。
冬場は特に加湿器などを活用し、室内の湿度を
保つように心がけましょう。喉の乾燥を防ぐ
とともに、飛散したウイルスの感染力を
弱めることもできます。
日中や外出時だけではなく夜寝る時もマスクを
着用し、口呼吸によって喉が直接外気に触れる
ことを防ぎましょう。マスクは常に清潔な状態を
保つため、使い捨てのものがお勧めです。
「市販薬」は控えましょう
妊娠中は薬が全く飲めないわけでは
ありませんが、妊娠期間の中でも初期に
摂取してはいけない成分など、妊娠の週数など
によって注意したい成分が変わります。
かかりつけの医師や専門知識を持った
薬剤師に相談の上、服用しましょう。
例えば「のど飴」ですが、ドラッグストアや
コンビニなどで市販されている
「医薬品」「医薬部外品」には
「妊娠中の場合、必ず服用前に医師・薬剤師
または登録販売者に相談してください」の
注意書きが多くあります。
注意書きがないものであれば、
用法や用量を正しく守れば問題ないと
思われますが、「食品」に分類されるものでも、
妊娠中は摂取を控えたほうがいいとされる
ハーブエキスが含まれているものもあります。
妊娠初期、妊娠に気付かず飲んでしまった
場合や、注意書きに書かれているのに気づかず
服用してしまった場合は、服用した日時と量を
次回健診時に医師に伝えて下さい。
飲んでしまったからといって必ず赤ちゃんに
何かあるわけではありません。
また少量であれば問題ない場合もあります。
気にしすぎて精神的にママが疲れてしまう方が、
赤ちゃんへの影響は大きいです。
体に変調がなければ、慌てて病院に
駆け込む必要はありません。
喉が痛い時に試して欲しいおすすめの対策
喉に痛みがある時、ゆっくりとリラックスして
過ごし、体を温めてよく休むことが第一です。
栄養をしっかりとり、弱っている体を
助けてあげましょう。
・はちみつ大根(はちみつの殺菌・消炎作用と
大根の消炎作用があります)
作り方は非常に簡単で、
@大根を1センチ角に切る
A密閉容器に入れてはちみつを大根が
浸るぐらいまで入れる
B冷蔵庫で数時間、大根から水分が出たら
出来上がりです。
保存はあまりきかないので3日ぐらいで
食べきれる量を作ります。
スプーンでそのまま食べてもいいですし、
お湯で割っても飲んでも変わらない
効果があります。
・生姜湯(体を温める効果があります)
体の冷えは症状を更にひどくします。
体の芯から温めて、しっかりと休みましょう。
つわりを和らげる効果も人によって出るそうです。
粉末状のお湯で溶かすだけの生姜湯・紅茶生姜
(ノンカフェイン)も販売されていますので、
手軽にできます。
・梅干し(殺菌・整腸作用があります)
喉の痛みだけでなく、口内炎などの症状にも
効果的です。塩分濃度が濃いめ、
一日の摂取量を決めて食べましょう。
経験談「花粉症による喉の痛み」
私自身が妊娠中に最も喉の痛みが辛かったのは
春の花粉シーズンでした。
元々ハウスダストのアレルギーが強く、
年中鼻炎薬を服用しておりますが、
春の花粉と重なった時期はとにかく辛く、
目・鼻・喉のアレルギー症状のすべてに
悩まされています。
病院で処方されていたいつものアレルギーの
薬は妊娠中は飲むことが出来ませんでした。
医師と相談し、服用していたものよりも弱い
アレルギーの薬と点鼻薬を併用し、喉を潤す
際には冷たいものではなく、人肌程度の
ぬるま湯を口に含むようアドバイスを受けました。
前述した紅茶生姜の粉末スティックが
非常に役に立ち、それ以来春の花粉シーズンを
乗り切るための愛用品となっています。
「免疫力」を高めましょう
妊娠中、非日常的な身体状態でありながら、
変わらない日常を過ごさなければないのは
本当に大変なことです。
些細なことでも注意しなければならないのに、
気にしすぎは逆によくないと言われてしまい、
どうしていいか分からなくなることが
沢山あります。
風邪をひきにくい体にしよう、この成分は
赤ちゃんにいいと、様々なサプリメントや
商品が売られています。
たくさんの情報が溢れる中で、
アレもコレもと試すのも疲れます。
自分にあった方法を選んで、ゆっくりと
リラックスして、頑張りすぎないように
過ごしましょう。
それが自分の免疫力を高めて、赤ちゃんを
守ることに繋がっていくのだと思います。