妊婦さんにとっても嬉しい納豆の効果と栄養について

妊婦さんにとっても嬉しい納豆の効果と栄養について

 

いろいろと注意しなくてはならない点のある
妊娠中の食事。今回は毎日食べている!
という方も多い納豆にスポットをあててご紹介!

 

リーズナブルに、そして手軽に食べることが
できてしかも体に嬉しい栄養効果もバッチリの
納豆。

 

具体的にどんな栄養があって、妊婦さんにどんな
効果があるのか。妊娠中に納豆を食べても問題
ないのかなど様々な面からご紹介していきたいと
思います。

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納豆にはどんな栄養がある?毎日食べて大丈夫?

 

納豆に含まれる栄養素として、

 

・イソフラボン
・ナットウキナーゼ、
・ビタミンB
・ポリアミン
・ビタミンK2
・納豆レシチン
・カルシウム
・食物繊維、
・セレン
・葉酸
・鉄分
・オリゴ糖

 

があります。

 

ちなみに、イソフラボンを摂取していいのは
1日75mg。納豆1パックには、大体30〜
40mgほど含まれているので、一日1〜2
パック摂取するぐらいなら大丈夫です。

 

ただし、イソフラボンは他の大豆製品にも
もちろん含まれているので、毎回の食事で
納豆、豆乳、豆腐、きなこ...と大豆製品を
大量に取り入れるのは控えてくださいね。

 

イソフラボンはホルモンバランスを
整えてくれるという効果がありますが
妊婦さんの場合、特に妊娠初期の時期に
摂取しすぎてしまうと胎児の形成や遺伝子に
異常は出るリスクが高まる危険性があります。

 

納豆に限らず、どんなに体に良い食べ物でも
それだけをたくさん食べればその分体に良い
効果が現れるというわけではありません。

 

また、納豆は意外とカロリーが高いので、
食べ過ぎると体重増加の原因になります。

 

そういった意味でも、1日1〜2パックを
目安に食べるのが安心ですね。

 

 

妊婦さんにとってこんなに嬉しい効果が!

 

体に不調やトラブルの起きやすい妊娠期間。
納豆を食べることで、どんな効果が期待が
できるでしょうか?

 

納豆には、脳梗塞や心筋梗塞の予防、
腸内環境の改善、殺菌効果、血糖値の上昇を
抑える、糖尿病予防、認知症予防、骨の強化
がん予防、便秘改善などと驚くほど様々な良い
効果があるのです。

 

特に納豆による効能の代表が便秘の解消です。
妊娠中に便秘の症状に悩まされるという方は
かなり多いのではないでしょうか。

 

納豆に含まれる納豆菌や食物繊維、オリゴ糖
は腸内の環境を整えたり、便を排出しやすい
状態にしてくれます。

 

納豆は便秘対策にぴったりの食品なんですね!
また、その名前から葉物に含まれている
イメージの強い葉酸ですが実は納豆を
食べることでも摂取可能なんです。

 

葉酸の名前は妊娠を望んでいる方や妊娠中
の方ならば一度は耳にしたことのあるものかと
思います。

 

胎児の成長に不可欠な栄養素で、極端に
不足すると胎児の奇形など、重大な影響が
出てしまう可能性のある大切なものです。

 

特に妊娠初期に積極的に摂りたい栄養ですので、
調理せずに手軽に食べることのできる納豆は
葉酸摂取の強い味方になってくれそうですね!

 

他にも貧血対策となる鉄分や、赤ちゃんの
骨の形成にもつながるカルシウムなど
納豆には妊婦さんにとって嬉しい効果がいろいろ!

 

必ずしもすべての人に効果があるというわけでは
ありませんができれば積極的に口にしたい
食品の1つであることは間違いありません。

 

つわりで強い匂いや味に敏感になっている期間は
難しいかもしれませんが特に納豆が嫌いで
食べられない!という場合以外は意識して
食べるようにすると、妊娠中の体調を整えて
くれたりお腹の赤ちゃんの成長に繋がったり
してくれますよ!

 

納豆を食べる際の注意点

 

過剰摂取の他にも、妊娠中に納豆を食べる
際に注意したいのが食べる際のアレンジの
仕方。

 

付属のたれを使う方が多いかもしれませんが
好みの調味料をプラスして、風味を変えながら
楽しむ方も多いかと思います。

 

私は納豆にオリーブオイルやごま油などを
プラスするのがお気に入りのアレンジです。

 

オイルにも様々な健康効果がありますが
やはりカロリーは大幅にアップしてしまいます。

 

実は納豆自体も意外とカロリーがあります
のでカロリーオーバーによる体重増加には
十分に気を付ける必要がありますね。

 

他にも生卵を加えるアレンジも気に入って
いますが、こちらも実は注意が必要。

 

生卵自体は口にしても問題があるわけでは
ありませんが注意したいのがサルモネラ菌に
よる食中毒。妊娠中は免疫力が低下して
いるので、菌への感染リスクが通常よりも高く
なります。

 

特に菌が増殖しやすい夏場などは、できれば
生卵をプラスするアレンジは避けたほうが安心
です。

 

また、濃いめの味付けが好きな方は
付属のたれの他にしょうゆなどをプラス
することもあるかもしれません。

 

濃いめの味付けは塩分の摂りすぎにつなが
ります。たまになら大丈夫ですが、毎回濃いめ
に味付けをして納豆を食べていると塩分過剰
摂取で高血圧に繋がる恐れがあります。

 

アレンジして楽しめるのが納豆の魅力では
ありますがアレンジによってリスクを
高めてしまう可能性もありますので量や頻度に
注意してアレンジを楽しむようにしてくださいね!

 

 

納豆は加熱しても栄養はそのまま?

 

納豆は、実は加熱しても美味しく食べることが
できます。加熱調理すると、納豆のネバネバが
かなり弱くなったり、納豆独得のにおいが緩和
されて、食べやすくなります。

 

しかし、納豆独得の匂いがどうしても苦手な人
は、調理中に物凄く強い匂いが発生するので
注意してくださいね。

 

さて、納豆は加熱すると食べやすくなり、生で
食べるときとはまた違った美味しさを楽しむ
ことが出来るのですが、気になるのは栄養です
よね。

 

納豆を加熱すると、「ナットウキナーゼ」の効果
が失われてしまいます。なので、「ナットウキナ
ーゼ」の効果を取り入れたいのであれば、生で
食べないと意味がありません。

 

しかし、「ビタミンK」は加熱調理しても影響
はうけないので、「ビタミンK」を意識している
場合は、加熱調理でも大丈夫です。

 

納豆を使ってチャーハンやオムレツを作ると、
粘り気や匂いが落ち着くので食べやすくなり、
美味しく食べることができますよ!

 

 

出産後も、母乳育児の赤ちゃんには良い効果が

 

実は、産後も嬉しいことがいっぱいの納豆。
特に、母乳で育てていく方には、ぜひ産後も
つづけて取り入れて欲しいのです。

 

というのも、生まれたばかりの赤ちゃんは
ビタミンKが不足していて、産後の入院中〜
1ヶ月検診時などに計3回「ケイツーシロップ」
というものを投与されます。

 

これは「ビタミンK欠乏性出血症」の予防の
ためなのですが、この病気になってしまうと、
女の子の場合はいずれ訪れる月経時に
出血が大量に起きて貧血になってしまったり、

 

怪我・事故などで出血が起きた場合にも
重症化してしまう恐れがあります。

 

このビタミンK、粉ミルクにはちゃんと含まれて
いるので、完全ミルク、混合の場合はそこまで
心配する必要はないのですが、完全母乳の場合は
病院で投与されるケイツーシロップのみになって
しまいます。

 

それを緩和するためにも、母親がしっかり食事で
ビタミンKを摂取し、母乳から少しでも赤ちゃん
にビタミンKがいくようにと指導を受けました。

 

そのためにも、ビタミンK2が含まれている納豆
はぜひ取り入れたい食材。母乳に問題が出るどこ
ろか、いいこと尽くしなのでぜひ継続して食事に
取り入れてくださいね。

 

 

納豆の美味しい食べ方

 

納豆って、そのままご飯のおかずとして食べる
イメージがありますが、うどんやパンにもとっ
ても合うんです。

 

例えば、朝食はパン派だという方には、
納豆トーストがおすすめ。食パンに納豆を
乗せて焼くだけでももちろん美味しいですが、
マヨネーズをかけたり、とろけるチーズを
乗せるとより美味しくなりますよ!

 

ただし、カロリーも高くなるので、食べすぎ
には注意してくださいね。

 

また、うどんとも相性ばっちりな納豆。

 

釜玉うどんに納豆を加えるだけで、一味違った
美味しさが楽しめますよ。しかし、生卵に抵抗
のある妊婦さんもいるかと思います。

 

妊娠中、生卵が禁止なわけではないですが、
どうしても食中毒がおきやすい食品は心配
ですよね。

 

そんなときは、卵抜きでもうどんと納豆だけで
充分美味しく食べれますよ!天かすを少し加え
れば、さくさくした食感も楽しめますし、ねぎ
やからしなどの香味料を加えるのも一味違って
いいですね。

 

また、新鮮な生卵にはそこまで抵抗の無い方に
お奨めなのが、卵かけご飯+納豆の組み合わせ!

 

卵と納豆が混ざることで、マイルドになって
食べやすく、なにより美味しいです!

 

それ以外にも、納豆は色々な食材や調味料と
相性がいいので、ぜひ自分のお気に入りの
食べ方を見つけてみてくださいね。

 

 

妊娠中の納豆 適量なら嬉しい効果がいっぱい!

 

手軽に食べることができて、栄養満点の納豆。
食べ過ぎにが十分に注意しなくてはなりませんが
適量を食べることで、妊娠中に起きる身体の
トラブルを軽減してくれることが期待できます。

 

アレンジの仕方にも気を付けながら
毎日のご飯のお供として、食べてみるのは
いかがですか?

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