妊婦さんに、梨は大丈夫？嬉しい効果や栄養、注意点について

夏の一時期しか食べることのできない梨。
店頭に並ぶようになると、今だけの旬の味を
楽しみたくなりますよね！

さっぱりとジュージーな口当たりなので
つわりの時期の妊婦さんでも好んで食べる
方が多いかもしれませんが梨は妊婦さんが
口にしても問題ないのでしょうか？

今回はそんな梨の栄養や健康効果、妊婦さんが
食べても大丈夫かどうかということにスポット
をあててご紹介していきたいと思います！

フルーツといえばビタミン豊富なものが多いので
フルーツ＝ビタミンというイメージが強いかも
しれません。

しかし残念ながら梨にはあまりビタミンが
含まれていません。

梨は果汁たっぷりのジューシーさが特徴ですが
なんと９０％近くが水分なんです！
梨を食べれば、水分補給もできちゃうんですね。

水分ばかりで栄養がないの？と思うかも
しれませんが、そんなことありません！水分
以外にもアミノ酸の一種であるアスパラギン酸や
食物繊維、カリウムやクエン酸など様々な
栄養が含まれているのです。

そんな梨を食べることで、期待できる
健康効果はいろいろあります。

まずは妊婦さんに嬉しい便秘解消などに
つながる整腸作用。梨には食物繊維が
含まれているため、便をやわらかくしたり
排出を促進したりする効果が期待できます。

便秘の悩む妊婦さんは多いかと思いますので、
この効果は嬉しいですね！

また、カリウムは体内から塩分を排出する
サポートをしてくれる働きがあります。

塩分を排出することは、高血圧やむくみの
予防・改善につながりますのでも妊娠高血圧
症候群などのリスクがある妊婦さんには
ぴったり。

アスパラギン酸も利尿作用がある成分
ですので、デトックス効果が期待できます。

さらに夏バテの時期によく耳にするように
なるクエン酸。こちらは疲労回復効果が
あるので、夏バテ防止にぴったり。

お腹が大きくなると、ちょっと動くだけでも
すぐに疲れてしまうことも。ただでさえ暑さで
身体に負担のかかる夏場ですのでクエン酸
パワーを借りて、元気に乗り切っていきたい
ですね！

健康効果だけでなく、さっぱりと口当たりの
良い梨はつわりの時期でも口にしやすいもの。
すっきりと気持ち悪さを緩和してくれる味わいも
妊婦さんにはもってこいのフルーツです。

私は地元が梨を特産品にしている地域なので
子供のころから時期になると毎日のように梨を
食べていました。

さっぱりとして食べやすいので、妊娠中も
もちろん好んで口にしていました。

私は「梨は妊婦によくない」という話
は聞いたことはありませんでしたが調べて
みると、意外と古くから言われていること
のようです。

しかし安心してください。
梨自体に妊婦さんい害になるようなものは
含まれていませんので口にすることでお腹の
赤ちゃんに影響が出ることはありません。

前述のように嬉しい健康効果もありますので
暑い時期の身体のトラブル緩和、防止や
夏バテ対策のためにもぜひ積極的に口にしたい
フルーツと言うことができます。

しかし、梨が妊婦によくないと言われてきた
ことにもきちんと理由もあるのです。

夏の野菜や果物に多いのですが、口にす
ることで身体を冷やすという効果のあ
食べ物があります。梨もその１つです。

妊娠中でなければ、夏に身体を冷やして
くれるという効果は大歓迎ですが冷えが
大敵な妊娠中にはちょっと気をつけたい
ところ。

とはいえ、1日１個程度であれば、問題
ありません。冷えが気になるのであれば、
クーラーの設定温度に気をつけたり

肩や足先など、冷えやすい部分を露出
しないように気をつけるなどして梨を
食べたうえで、さらに身体が冷えてしまう
ような状況を避けるようにしましょう。

冷えだけでなく、水分の多い梨を食べ過ぎる
ことは下痢や腹痛などにつながる恐れも
あります。妊娠中は調子を崩しやすい時期
ですので、そういった症状にも気をつける
必要があります。

梨に限らず、１つの食品を食べすぎると
いうのはあまり良いことではありません。

適量を守り、他の食品とのバランスを
考えて食べることが大切ですね！

梨は、1年のうちに旬の時期にしか味わう
ことのできないフルーツです。

食べ過ぎは厳禁ですが、適量を守れば
口にすることで健康効果が期待できるだけでなく
水分補給もできる梨は妊婦さんの強い味方！

冷えに注意して、旬の味を楽しんでくださいね！