妊娠中の味覚障害いつまで続く?味覚が変わる原因について

妊娠中の味覚障害いつまで続く?味覚が変わる原因について

 

妊娠すると様々な症状が起きます。
その中の一つの症状として、
妊娠すると味覚が変わったりします。

 

そこで今回は、味覚変化から
味覚障害の原因とは?という
疑問についてお答えして
いきたいと思います。

sponsored link

妊娠すると味覚が変わる!?

 

妊娠をされてつわりが始まる頃、

 

『何だか酸っぱい物が食べたいな。』

 

『脂っこい物が無性に食べたくなる。』

 

『何故か氷が美味しく感じる!!』

 

等々、今までに無かったぐらい
の味覚の変わりように
驚いた経験はありませんか?

 

中には
『嫌いな食べ物が無性に好きになってしまった。』
という風に180度ガラッと
変わってしまったり、
『これしか食べれないんだけど、大丈夫なのかな?』
と、偏食に不安になったりもします。

 

原因ははっきりとはしていませんが
妊娠してホルモンバランスが変わる
影響もあると言われています。

 

ですから逆に言えば
『何だか最近味覚が変わったかもしれない。』
と感じたら、妊娠を疑ってみても
いいかもしれませんね。

 

人は風邪の時も味覚が
変わったりしますが、
妊娠初期も微熱が出て、
風邪と似たような症状が
ありますから、
身体の様々な機能が低下していると、
味覚が変化するという事も考えられます。

 

 

何故、味覚が変化してしまうのか?

 

先ほどにも書かせて頂きましたが、
味覚変化の一つの原因として、
『ホルモンバランス』の影響が
関係されています。

 

女性の身体は月経周期の黄体期には
『プロゲステロン』という物質が
大量に分泌されますが
その『プロゲステロン』
という物質には、知覚を鈍くする
作用があります。

 

その『プロゲステロン』による
卵胞ホルモンの受容体が減ってしまう事によって
味覚機能が低下してしまうのも原因です。

 

月経周期によっても女性の
ホルモンバランスは変わりますから、
妊娠すればもちろんホルモンバランスが
変わってくる事も納得ですね。

 

又、妊娠をすると、
とにかく口が乾きます。
ですから口臭がいつもよりも
気になってしまったり、
飲み物を常に持っていないと
『口が乾燥してしまい辛い』
という方も意外といらっしゃいます。

 

唾液は食べ物を分解し、
味を感じやすくさせる役割を
持っていますから、
唾液不足によって食べ物の
味が変わったり、
味がわかりにくくなるような
ケースがあります。

 

このような様々な原因が加わり、
味覚が変化してしまうと
考えられています。

 

 

味覚障害が起きると、どうなる?

 

その中でも味覚変化でとどまらず、
味覚障害というのを
体験する方もいらっしゃいます。
『味覚障害』とは、簡単にいうと
『味覚の機能が正常に働いていない』
状態を表します。

 

例えば、薄味の食べ物では満足出来ずに、
味の濃いジャンクフードの
ような物が食べたくなる。
このような場合は『味覚障害』
を引き起こしている可能性があります。

 

原因は色々考えられますが、
味を感じる味蕾の亜鉛不足等が関係して、
味覚障害を起こしているケースがあります。

 

この亜鉛不足かどうかを
自宅で試す方法がありますが、
無性に氷が美味しく感じられて常に
『氷を舐めていたい』という風に

 

思う妊婦さんは、『貧血』からくる
『亜鉛不足』を疑ってみても
よいかもしれません。
その場合はかかりつけの産婦人科の
先生に相談をしてみる事をお勧めします。

 

やはりママが妊娠をしていても、
お子さんやご主人のご飯を
準備しなければいけない環境に
おかれている方が大半でしょうから
自分が味覚障害を起こしていると、
とてもお料理が大変だと思います。

 

そんな時は無理をせず、
レシピ本の規定通りの味付けを真似したり、
お子さんや、ご主人に味付けを
聞いてみて調整をしたり、
作りたくない日なんかは
お惣菜に頼っても良いかと思います。

 

無理して作っても、味覚障害に
よっていつも通りに作れずに
ストレスが溜まっては本末転倒ですから、
『妊娠中だから仕方がないかな。』
という風に気持ちを穏やかにして
過ごすのも大事な事です。

 

 

味覚障害はいつまで続くの?

 

そうはいっても味覚が
おかしいからと言って
開き直って毎日味の濃い物を食べていては
ママの身体にも赤ちゃんの
身体にも決して良くはありません。

 

妊娠初期のつわりで偏った
食事しか摂れないという方とは別に、
味覚障害を起こしている方は
周りのサポートや、意識をした
減塩物食品を活用したりと、
色々と手段はあります。

 

この味覚障害は身体の栄養バランスや、
ホルモンバランス等が落ち着く頃に
徐々に元に戻っていくかと思われますが、
妊娠初期の一つの特徴でも
ありますから、大半の方は
妊娠中期には落ち着きます。

 

私の場合は、妊娠悪阻も経験し、
出産するまで味覚に
関しては違和感がありましたので、
お料理は母親に随分
助けられた記憶があります。

 

つわりが落ち着いた頃、
とにかくカレーライスと、
フライドポテトが無性に食べたくなり、
『赤ちゃんが欲しているのかしら?』
と都合よく言い訳をつけて、
週に一回は食べていました。

 

味覚障害も個人差はありますから、
あまり感じずに生活を送れる方と、
苦労した経験がある方とに分かれますし、
吐きづわりで身体の電解質の
バランスが崩れている方なんかは
味覚障害は非常に感じやすかと思われます。

 

 

妊娠中の味覚障害をどう乗り切るか。

 

ただでさえ妊娠をすると
色々悩ましい症状に襲われますから、
一つでも楽になれれば幸せな事だと思います。

 

この味覚の変化に関しては
自分でも気付きやすいですが、
味覚障害に関しては自分でも
気付きにくい場合もあります。

 

ですから周りとのコミュニケーションを取り、
自分の今の身体の状態を
知る事が大事となってきます。

 

我慢せずに辛く感じた時には、
ご主人や両親に甘えてみたり、
医師に相談をしたりして、
なるべく普段通りの食事を
摂れるように心掛けていきましょう。

 

 

 

関連性のある記事