羊水混濁の原因や実際になった私の経験談

羊水混濁の原因や実際になった私の経験談

 

みなさんは「羊水混濁」という言葉をご存知
でしょうか。私は出産後、母子手帳に書かれた
文字を見て初めてこの言葉を知りました。

 

やっと無事に出産できたと思ったのに
赤ちゃんへの影響が心配になり
「羊水混濁」について助産師さんに聞いたり
たくさん調べました。

 

今回はそんな私の体験談もふまえながら
羊水混濁の原因や赤ちゃんへの影響について
ご紹介したいと思います。

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羊水混濁になる原因や実際の経験談

 

羊水混濁(ようすいこんだく)は
あまり聞きなれない言葉かもしれません。

 

赤ちゃんがお腹の中で包まれている羊水は
本来、無色透明か乳白色です。

 

しかし、この羊水に赤ちゃんの胎便がまざり
黄色〜濃緑色に濁った状態を羊水混濁
といいます。

 

赤ちゃんは本来、胎内で排便することはない
のですが出産する前に胎盤が剥がれてしまう
上位胎盤早期剥離やへその緒が赤ちゃんの
首に巻くことで赤ちゃんが低酸素状態に
陥ってしまうことにより胎内で排便すること
があると考えられています。

 

羊水混濁は妊娠38週以前に発症することは
ほぼなく生産期で10%、妊娠42週以降には
30%にみられます。

 

私は妊娠32週3日目で出産しましたが、
出産から1週間前の定期健診でへその緒が
赤ちゃんの首に一周巻いていると
言われていました。

 

出産前日の定期健診の際にエコーで検査して
もらったときにも何も問題ありませんでしたが
陣痛が起こり、分娩台で破水した時に初めて
羊水混濁であることが解りました。

 

私は陣痛の痛みに耐えるのに必死で
破水した羊水を見る余裕もなかったので
羊水混濁には全く気づきませんでした。

 

また、分娩中に特別な処置などもなく
普通に出産したので母子手帳に記載された
「羊水混濁」という文字を見て
初めてそうだったのだと知りました。

 

あとから立ち会った主人に聞くと確かに
破水したときに羊水が薄い緑色になって
いたそうですが主人も初めての立会い出産
だったため「羊水はこんなものなんだ」
と思っていたようです。

 

 

気になるの赤ちゃんへの影響やその後は?

 

一番気になるのは羊水混濁による
赤ちゃんへの影響ですよね。

 

私も羊水混濁がわかったとき一番不安に
感じたのは赤ちゃんに悪い影響がないか
ということでした。

 

羊水混濁による胎児への影響はほとんどの場合は
ないようですが羊水の濁りが濃緑色など羊水混濁
が酷い場合、胎児が濁った羊水を吸い込むと
胎便が気道や気管支をふさぎ呼吸困難に
なってしまい胎便吸引症候群を引き起こすことが
あるようです。

 

胎便吸引症候群になっても無事に生まれてくる
赤ちゃんがほとんどだそうです。

 

しかし、なかには呼吸障害や肺炎などの合併症を
引き起こす場合もあり産後、酸素投与などの
処置を受けたり保育器の中で酸素投与しながら
経過観察することもあります。

 

私の場合は、羊水の濁りもそこまで酷く
なかったのが幸いだったのか産まれてすぐ産声を
あげてくれ保育器に入ることもありませんでした。
また現在7ヶ月になりましたが問題もなく元気に
そだってくれています。

 

 

羊水混濁は自覚症状はあるの?

 

羊水混濁は自覚症状がありません。

 

私も、なんの症状もなく出産自体も、何の問題も
なく終えたのでまさか自分のお腹の中が
そんなことになっていたなんて「羊水混濁」
だったと知った時には本当に驚きました。

 

羊水混濁はエコー検査でも発見されることはなく
破水してからでないと確認できません。

 

また羊水混濁の原因ははっきりと解って
いないようなので防ぐことは難しいようです。

 

ですので、予定日を過ぎてからはしっかりと
定期的に検診を受けるようにし胎児の心拍に
異常がないか診てもらうようにしてください。

 

また「羊水過少」というようすいが
非常に少なくなった場合羊水混濁を
おこしやすいともいわれていますので
注意するようにしましょう。

 

羊水混濁は胎児が低酸素状態に陥ることにより
起こるといわれているので妊娠中は胎児に
しっかりと酸素がおくられるよう心がけ血行を
良くするため、体を冷やさないようにしましょう。

 

日頃から胎動が減っていないかも気をつけ
胎児の変化に気を配るようにしましょう。

 

 

羊水混濁 定期的な検診を

 

羊水混濁は自覚症状がなく
また明確な予防法はありません。

 

何よりも気になるのは赤ちゃんへの影響ですが
羊水混濁は正産期の10人に1人と比較的
多くの割合で見られますがほとんどの
赤ちゃんに異常はないようです。

 

妊婦検診には定期的に行くようにして
特に正産期に入ってからは胎児の胎動など、
変化に注意して残りのマタニティーライフを
楽しんでください。

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