過期産とは?なりやすい妊婦さんの特徴や母体、胎児への影響について

過期産とは?なりやすい妊婦さんの特徴や母体、胎児への影響について

 

正産期に入り、いよいよ赤ちゃんが
いつでも産まれていい状態になると
妊婦さんはソワソワ・ワクワクして
いつ我が子に会えるのかが待ち遠しく
なりますよね。

 

出産予定日まで産まれないと、次は
まだかな?と不安になってきます。

 

私は、出産予定日6日超えで娘を出産し、
出産予定日前に産まれてくれることを
期待していたので、出産予定日過ぎる頃
には、どうしてまだ産まれてこないのかな?
大丈夫なのかな?と色々考えてしまいました。

 

出産予定日をすぎることを過期産といい、
あまり過ぎても産まれない場合は、
胎児への影響も考慮して、処置が
行われる場合もあります。

 

過期産になる原因や胎児へどのような影響が
あるのかを、ここで紹介させていただきます。

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初産の場合は過期産になりやすい?

 

実際に私は昨年初産で、出産予定日
6日超えで娘を出産しました。

 

「初産は過期産になりやすいからね」
と、出産予定日過ぎた頃の妊婦検診で
先生からも言われました。

 

初産の場合は、子宮口が堅く、開きにくい
ために陣痛がきにくいそうです。

 

さらに、陣痛が来てからの出産までの
時間も初産の場合は進みが悪く、経産婦よりも
長くかかる妊婦さんが非常に多いそうです。

 

年間何千人という妊婦さんを診てきている
先生が言うのですから、初産は過期産に
なりやすいということは確かなことかも
しれません。

 

しかし、初産でも出産予定日より早くに
出産する人もいますし、人それぞれなのです。

 

 

過期産になりやすい妊婦さんの特徴

 

これは私の経験からお話ししますと、
過期産になった妊婦さんに多いのが、
妊娠中に適度な運動やストレッチなどを
あまりしていなかった人に多いと思います。

 

出産予定日付近の妊婦検診のときに
まだ子宮口があまり開いていなくて陣痛が
きそうにない妊婦さんに対して先生は、

 

「適度な運動を行ってください。」
と言うことが多いです。

 

運動をすることによって、お腹が張りやすく
なり、子宮口も開いてきて、陣痛もつきやすく
なります。

 

しかし、病院によっては、運動を特に
勧めない先生もいるようです。

 

私が通っていた病院では、特に運動する
ようになどの指示は受けませんでした。

 

そのため、私は正産期に入ってからは、
お腹も大きくて動くのも嫌になり、1日の
ほとんどをソファの上で横になって
テレビを見ている日々でした。

 

これじゃダメだ!と目が覚めたのは、
出産予定日当日でした。それから散歩、
1日3回のスクワット、階段の上り下りなどを
毎日行うようにしました。

 

次の日から入院して促進剤を使って出産
することが決まっており、前日の日中まで
運動をし続けたらその日の夜から陣痛がきて、
促進剤を使わずに出産することができました。

 

 

過期産になると母体への影響はあるの?

 

過期産に入るということは、つまり
お腹がもうパンパンの状態ですよね。

 

母体への影響というのは、
それほどありませんが、お腹が
パンパンで早く産みたいと思いますよね。

 

周りからは、「え?まだ産まれてこないの?
遅いんじゃない?」と急かされたり、
出産予定日が自分より遅かった妊婦さんが
自分より先に出産を終えたり…。

 

正直、出産予定日を超えてくると、
プレッシャーとの闘いになります。

 

なるべく穏やかな気持ちで過ごそうと
思っていても、焦りから、無理な運動をして
刺激しようとしてみたりしたくなりますよね。

 

しかし、赤ちゃんは必ず産まれてきます。
周りからのプレッシャーは聞き逃し、無理を
せず、穏やかな気持ちで過ごすことが
赤ちゃんにとってもいいことなのです。

 

 

過期産になると胎児への影響はあるの?

 

胎児がプカプカ浮いている羊水は、
出産予定日を過ぎる頃に、だんだんと
減ってきます。

 

羊水の中は無菌状態で、赤ちゃんは
その羊水に守られて、安全にすくすくと
成長していきます。

 

その羊水が減ってきたり、破水すると
赤ちゃんは無菌状態ではなくなり、
感染症の恐れが出てきます。

 

羊水が減ってきてしまった場合には、
早めに出産しなければならないため、
自然陣痛を待たずに、何らかの処置を
して陣痛を促すことになります。

 

破水してしまった場合も、24時間以内に
赤ちゃんを外へ出してあげなければ
ならないため、その間に陣痛が来て出産に
至ればいいのですが、破水してしばらくしても
陣痛が来ない場合、陣痛促進剤などを使う
必要があります。

 

羊水は赤ちゃんを守る大事なものに
なりますので、過期産になるとこのような
リスクが生じてくるのです。

 

さらに、胎盤の劣化という問題もあります。
胎盤はへその緒を通して赤ちゃんへと
栄養を送っている大事な部分です。

 

過期産になると、だんだんと胎盤が
劣化していき、十分な栄養が赤ちゃんへと
渡らなくなってしまいます。

 

妊婦検診によって、たいていは
分かるので、その場合、出産を早める
適切な処置が行われるでしょう。

 

過期産になったからといって、必ずしも
羊水減少や胎盤劣化などの症状が
すぐに出てくるわけではないので、
さほど心配することはないでしょう。

 

たとえ、そのような症状が出たとしても、
適切な処置が行われますので、
それまでは産まれてくる我が子の
タイミングを待ってあげてください。

 

 

過期産、心配し過ぎないで

 

過期産になる原因はお分かり
いただけましたでしょうか?

 

ほとんどの場合は、特に赤ちゃんや
妊婦さんに影響があるわけではありません。

 

多少の体の変化によって、赤ちゃんが
過ごす快適な場所ではなくなっていくことも
ありますが、どんな方法であれ、いつか
赤ちゃんは外の世界へ出てきます。

 

自然に陣痛が来る人もいれば、
陣痛促進剤を使う人もいる。帝王切開に
なる人もいる。

 

予定日よりはるかに早く出産する人も
いれば、私みたいに促進剤を使うギリギリに
陣痛がくる人もいます。

 

赤ちゃん自身の準備が整い、
「よし、もう出れる準備ができたよ」
という赤ちゃんのタイミングで出てきます。

 

過期産だからといって、元気な赤ちゃんが
産まれてきてくれれば、何も問題はないのです。

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