妊婦さん、海外旅行に行く時に気を付けて欲しいことと必需品について
昨今、妊娠中に旅行にいくことを、
旅行業界ではマタニティ旅行=「マタ旅」
と呼んだりすることもあるようで、
俄かに人気が出ているそうです。
しかし妊娠中はいつ何が
起こるかわからないもの。
安定期に入ったとしても、
母体に負担がかかるほどの遠出をしたり
過度に動きまわったりということは
避けたいものです。
それでも妊娠中に海外旅行に
行きたいシチュエーションは
様々あるのではないでしょうか。
・妊娠中に、大事な友達の海外挙式に誘われた。
・赤ちゃんが生まれるとしばらく
海外旅行には行けなくなるので、
今のうちにゆっくり二人で旅行をしたい。
・妊娠が発覚する前から予約をしていて、
中止すると多額のキャンセル代がかかってしまう。など。
そんな妊娠中の、どうしてもいきたい
海外旅行へ行く時、気を付けるべき点や
必需品の持ち物ををまとめてみました。
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妊娠中の海外旅行に旅行に適した時期はいつからいつ?
妊娠中の海外旅行は、いつからいつであれば
比較的行きやすいのでしょうか?
まだ妊娠が安定しておらず、
人によってはつわりもきつい時期である
最も流産の確率も高い妊娠初期(0週〜15週)は
避けたほうがよいと言われています。
また、臨月に近づいてお腹がどんどん大きくなり、
動きづらくなったり出産に向けて
体調を崩しやすくなる妊娠後期(28週〜40週)も
できれば遠出は避けたほうがよいでしょう。
よって、妊娠中期と呼ばれる、
比較的安定した16週〜27週あたりの時期が
狙い目ではないでしょうか。
つわりも落ち着いている人が多いでしょうし、
まだそこまでお腹もせり出してこないので、
不測の事態や不調も比較的少ないでしょう。
海外旅行に行く時の必需品は?
妊娠していない時でも、海外旅行に
行くとなるとどんなものを
持っていくべきなのか?
他に必要なものはないか?
と心配になってしまうものですよね。
そんな通常の海外旅行に加えて、
妊娠中に旅行する場合、必需品となるものを
ピックアップしてみます。
・母子手帳
・健康保険証
・妊婦検診の結果の写し
・生理用ナプキン
・加入している保険の証券番号の控え・写し
(海外旅行保険に加入している場合)
これらは、旅行先で出血した、
破水したなどのいざという時のため、
少なくとも持参するようにしましょう。
事前の準備で気を付けるべきことは?
妊娠中、海外旅行に行くにあたり、
事前に準備できることについてもご紹介いたします。
1.飛行機の席を通路側のトイレに近い席を確保する
妊娠中は、子宮が拡大することにより
膀胱が圧迫されるため個人差はありますが
時期によっては頻尿になったり、
また、つわりが落ち着いている時期でも
ふと急に体調を崩したりということが
少なくありません。
また、妊娠中はいつも以上に各所の
血管が圧迫されることでエコノミー症候群
にもなりやすいと言われています。
そんな時すぐにトイレに行けるように、
すぐに立ち上がって少し体を動かせるように、
通路側のトイレに近い席を確保することを
おすすめします。
2.海外旅行保険に加入する
普段海外旅行に行く時であれば、
たった数日間のことなので保険には入らない、
またクレジットカードに付帯されている
海外旅行保険で十分だ、と
考えている方もおられるでしょう。
しかし、妊娠中にはいつも以上に
何が起こるかわかりませんし、
最悪の場合、海外旅行先で破水や出産
という事態も起こりうるので
妊娠中の症状にも対応できる海外旅行保険に
加入することを強くお勧めします。
通常の海外旅行保険やカードに付帯されている
保険ですと、妊娠が原因で何か疾病を発症した場合
保険のカバー対象外となるケースが非常に多いです。
妊娠中の症状に対応できる特約やプランが
用意されている保険会社もありますので
出発前に調査することが必要です。
3.行先の周辺の産婦人科を調べておく
宿泊先のホテルや、訪れる観光地、
参加する挙式会場などの近くで
妊婦が診てもらえる病院はあるか、
また自分が話せる言語が通じるのかを
確認しておきましょう。
日本人が多く訪れる観光地でしたら
通訳サービスなども充実しているようですが
あまりメジャーではない所に訪れる場合は
保険会社の医療通訳サービスを
利用するのも一つの手段でしょう。
ケガや病気で医師の治療を受ける場合、必要に応じて、
電話による医療通訳を行ってくれるサービスです。
事前に調べておき、いざという時に
なるべく焦らないよう念入りに準備しましょう。
とにかく無理はしないで!
いかがだったでしょうか。
ここまで妊娠中の海外旅行のおすすめの時期や、
事前準備についてご紹介しましたが
とにもかくにも、絶対に無理はしないこと。
旅行の工程などを優先して母体に負担をかけることのないよう
自分の体を第一に行動するようにし、
旅行を可能な範囲で楽しむようにしましょう。