妊娠中の耳のトラブル〜違和感、聞こえにくいなどの原因や対策〜

妊娠中の耳のトラブル〜違和感、聞こえにくいなどの原因や対策〜

 

ホルモンバランスの変化などにより大きく変化する妊婦さんの身体。妊娠とは関係ないようなあちこちにも様々なトラブルが起こりがちです。

 

妊娠と耳、まったく関係がないように思えるので耳に違和感があったり、聞こえづらくなったりしても妊娠が原因だと気づかない方も多いかと思います。

 

きちんと原因と対策方法を知っておけば自分の身に起こった際に適切に対処することができますよね!

 

意外と知られていない妊娠中の耳のトラブル、原因や対策についてご紹介していきます。

 

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どんな症状がでるの?

 

エレベーターに乗ったり、車でずっとトンネルの中を走っていたりすると耳に膜が張ったように、音が聞こえづらくなることがありますよね。

 

しばらくすればまたもとのように聞こえるようになります。

 

妊娠中には、普通に生活しているだけなのにエレベーターに乗ったり、トンネルを通ったりしたときのように耳が聞こえにくくなったり、なんだか違和感があるような状態になることがあります。

 

人によっては自分の声が頭に響くような感じがする場合も。それによって気分が悪くなったり、頭痛に繋がったりしてしまう可能性もあります。なによりストレスになりますよね。

 

私も初めての妊娠時に、この耳のトラブルに見舞われました。耳に膜が張ったように聞こえにくくなり、音は聞こえるけれども聞き取りづらいという状態が数日続きました。

 

幸い、「そのうち治るだろうし、しばらく治らなかったら病院に行こう」とのんきに構えているうちに症状はおさまり、再発することはありませんでした。

 

症状が続く期間には個人差があり、私のように数日だけ聞こえづらくなってすぐ治る人もいれば短時間だけれど聞こえにくい状態が頻繁に起こる人、何週間も聞こえにくいままという人もいるようです。

 

かなりつらいことですが、出産するまで症状が続くという可能性もあります。

 

直接的に赤ちゃんに影響を及ぼすことはないそうですが、耳に違和感があったり、聞こえにくい状態が長く続いたりすることでストレスに繋がり、他のトラブルを誘発してしまうのが怖いですね。

 

なぜ聞こえにくくなるの?

 

妊娠中に身体に起こるトラブルの多くはホルモンバランスの変化によるものです。やはり耳が聞こえにくいなど、耳のトラブルもこのホルモンが影響しています。

 

耳には耳管という器官があり、耳の中の圧力を調整する役割を果たしています。

 

普段は圧力を調整するために開いたり閉じたりしていますがホルモンバランスが変化することで、この耳管が常に開いた状態になる「耳管開放症」になってしまうことがあります。

 

ホルモンバランスの変化以外にも、血行が悪くなることで耳管開放症になってしまうこともあります。妊娠中に耳に違和感を感じたり、聞こえづらくなる原因の多くはこの耳管開放症によるものということができます。

 

妊娠中のホルモンバランスの乱れは自分でどうすることもできませんし、血行も悪くなりがち。そのため、多くの妊婦さんが程度に差はあれど、耳のトラブルを抱えることになってしまうのです。

 

 

聞こえにくい場合の対策

 

耳管開放症の場合、私のように気づいたら治っていたというケースもありますが中には症状が長引いてしまう方もいらっしゃいます。

 

よほどの重症でない限りは、出産を経て自然に治癒するそう。それまでは症状を軽減する対策をとって、不快感をできるだけなくしていくことで対処していくことになります。

 

身体を温めることは血行の促進に繋がり、症状を改善してくれる可能性があります。

 

普段はシャワーで済ませてしまっているという方も熱すぎないように温度調節したお風呂に肩までゆっくりつかって身体を暖かくすると効果的です。

 

特に耳の周辺を温めることを意識してみましょう。

 

また、夏場のクーラー使用時や身体の冷えやすい冬場には冷え防止のアイテムを使って身体を冷やさないように心がけてください。

 

ホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れることも耳管開放症の原因の1つ。

 

耳のトラブルは生活に支障をきたす可能性もあるのでストレルになりがちですがストレルを抱えることは症状を長引かせてしまう可能性もあります。

 

私のようにのんきに構えているうちに治ってしまうケースもありますので、気にしすぎず、できるだけリラックスして過ごしてくださいね!

 

どうしもて症状が重く、長引くような場合には漢方薬で対処することもあります。

 

妊娠中でも服用できるものが処方されますが、できるだけ薬は避けたいという方はまず自分の生活の中でできる対策を徹底して行ってみてくださいね!

 

そして大切なのは産院や耳鼻科など、専門の先生にきちんと相談すること。

 

ひょっとしたら耳管開放症以外の原因で耳にトラブルが起きている可能性もありますので自己判断せずに、まずは受診してみることをおすすめします。

 

 

こんな耳のトラブルも!

 

妊婦さんの耳のトラブルは耳管開放症によるものが多いですが中耳炎や外耳炎など、炎症が原因ということもあります。

 

普段から中耳炎になりやすい方はもちろん、中耳炎、外耳炎などの耳のトラブルは未経験という方でも

 

妊娠中には免疫力が低下していますので、思わぬところで感染や炎症などのトラブルが起きやすくなってしまいます。

 

耳の違和感や聞こえにくさのほかに、耳の痛みが強かったり、耳だれが出るような場合は中耳炎や外耳炎などが原因の可能性が高いです。

 

耳鼻科を受診して、きちんと診断してもらいましょう。

 

 

耳のトラブル 気にしすぎずに上手に対処を!

 

身体のあちこちにトラブルが起きると一体自分はどうなってしまうのかと不安になってしまいますよね。

 

妊娠中のマイナートラブルは避けて通れないもの。気にしすぎ、不安になりすぎが1番よくありません。

 

もし耳のトラブルが起きても、赤ちゃんには影響はありませんので自律神経を整え、血行をよくする対策を自分のできる範囲で無理なく行うことで、上手に乗り越えていきましょう!

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