会陰切開の痛みはいつまで?糸抜きの痛みは?経験談
出産で、何が一番不安を感じるか・・・。
それはズバリ!「会陰切開」
ではないでしょうか・・・。
始まるまで、どんな痛みがピンと
来ない陣痛に比べ、経験が無くても
処置方法を聞いただけで、
痛みの想像が出来る会陰切開。
デリケートな場所であるだけに、
想像するだけで怖くなりますよね。
私も、上の子供を出産する前は、
その「未知の痛み」に対して、
無駄に悩む日々を送っていました。
しかし、自然分娩での出産であれば
半数以上は施されるであろう会陰切開は、
出産する以上は、恐らく避ける事の出来ない処置です。
以前の私の様に無駄に悩まない様にする為にも、
処置や抜糸時の痛みなどについて、経験談を伝えたいと思います。
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そもそも、会陰切開をする理由とは?
自然分娩での出産の約7割以上で
行われると言われる、会陰切開。
欧米人に比べ、私達アジア人は出産時に
会陰が伸びにくいという傾向があるそうです。
その為、日本人は割合的に会陰切開を
受ける人が多い事になるのです。
そして、その処置をする理由には、次の事が挙げられます。
・傷口が裂けない様にする。
・縫合をしやすくする。
・傷口の直りを早める。
・出産をスムーズに進める。
子供がお腹の中で成長し過ぎて、
出産時に負担がかかる場合は処置する可能性が高くなります。
しかし、体質的に母親の会陰が伸びやすかったり、
子供が未熟児で小さい場合は必要とされない事もあります。
実際、友人も1度目に処置があった為
不安を抱えていましたが、
2度目は子供が小さめだった為、処置をせずに終えました。
つまり、お産が始まらない事には、
処置するかしないか誰にも分からないのです。
私が経験した、会陰切開の処置
私の場合、予定日2日前で、3104グラムでの出産でした。
そして、子供が割と立派に育っていた為、
丸一日かかる大変な出産でした。
陣痛のクライマックスを迎え、
分娩台でいよいよいきみ始めた頃、
担当医がおもむろにハサミを手にしました。
「少し痛むかもしれないけど、大丈夫だよ。」
と言うと、麻酔無しで切りました・・・
あ?!切ったと思います・・・。
正直、陣痛が痛みすぎて、
いつどう切ったか分かりませんでした。
ただし、その後の縫合の方が痛みました。
もちろん、麻酔をかけてからの縫合です。
恐らく、麻酔が効き始めるまでが痛かったのでしょう。
会陰切開後の痛み、いつまで続く?
単刀直入に言うと酷い痛みは、4〜5日続きました。
かなり痛くて、痛み止め無しでは過ごせませんでした。
薬が切れてくると、遠くの方からジンジン・・・
と痛みの波が押し寄せて来るのです。
更に、傷が治まるまでトイレの度に
滅菌綿で消毒をしていました。
恐る恐る、そっと拭き取るのですが、
触れると痛むので慎重にしました。
それ以外には、日に3回位看護師さんから消毒もしてもらいました。
抜糸の処置は、痛いのか?
よく、「抜糸は痛い。」という話をお聞きします。
しかし、私の場合は痛くありませんでした。
その理由は、「溶ける糸」を使って縫合したからです。
その為、抜糸は行われませんでした。
全てのクリニックで採用されているかどうかは不明ですが、
最近では抜糸不要の糸を使い
縫合するところが多くなってきています。
デリケートな部分である為、抜糸が
必要であれば当然多少の痛みが伴う事でしょう。
もし、不安があるのでしたら、
事前に担当医に確認しておくことをお勧めします。
落ち着いて望みましょう
如何でしたか?少しは、出産における
会陰切開のイメージが掴めたでしょうか?
しかし、母親になるという事は、
多少の痛みを覚悟する必要があるのです。
超安産で会陰切開無しで出産したとしても、
全く痛みから逃れる事は出来ない事でしょう。
だからこそ、それを乗り越えて手にした我が子は、
宝物なのかも知れません。
「案ずるより、産むが易し」と昔から言われます。
始まる前からあれこれ悩んでいても、何も解決しません。
案外、始まってみたら人が言うほど
痛くないかも知れないからです。
あくまで、知識として軽く記憶に
留める事を私は、お勧めします。
ゆったりと構え心と体を落ち着けている事が、
母子の健康上、最も良いことだと思いますよ。