妊娠中の陰部の腫れ、痒み、痛み〜症状別の原因や対処法〜
妊娠をご経験されると、
『この身体の状態は普通なのかな?』
それとも
『異常な事なのかな?』等、自分で
区別しにくい所が多く出て来ますよね?
ましてや、あまり人には相談しづらい
内容にあたっては、我慢してしまったり、
隠してしまったりと、なかなか本音が
出せない事もあると思います。
今回は、妊婦さんの陰部の腫れ、
かゆみ、痛みの原因や対処法など、人には
聞きづらい内容を、経験談も交えながら
お伝えしていきます。
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妊婦さんの陰部の腫れの原因・対処法
傍から見ていると、順調に過ごしているように
見えている妊婦さんでも、実は身体の不調を
訴えていたり、メンタル的な部分で辛く感じて
いたりと、それなりに皆さん苦労されています。
そんな中でも、誰にも言えない陰部の腫れなどの
悩みをお持ちの方も実は多くいらっしゃいます。
私も経験がありますが、2人目を妊娠中に
上の息子と、お風呂に入っている時の事だったの
ですが、妊娠7ヶ月後半、それなりに大きくなった
お腹を抱えながら陰部を洗おうと思い、手を陰部に
付けた瞬間に、
『あれ?何?陰部が凄く腫れている!』と、
一瞬、赤ちゃんの頭がもう出てくるのではないか?
と、ゾッとした事を覚えています。
その時は特に痛みなどは感じませんでしたが、
原因が何なのかさっぱり分からなく、ただただ
心配で仕方が無かったです。
その後、健診時にすぐに医師に確認してみると、
【陰部静脈瘤】というものでした。
聞き慣れない言葉に私は、『?』という気持ちと
『無事に出産出来るのかな?』といった複雑な
心境でしたが、医師の説明曰く、
『妊娠中は子宮が大きくなる事で、血液循環が
悪くなり、その影響でなる事がよくあるけど
問題ないよ。』との説明を受け、納得しました。
又、私は【陰部静脈瘤】と連動して、
【下肢静脈瘤】もなっており、太ももの血管が
盛り上がっている事が気になっていたのですが、
それも産後徐々に落ち着くだろうと、経過観察
という事で何も治療はしませんでしたが、
アドバイスとして、『妊娠中はホルモンバランスの
変化にもより、なりやすかったりするので、あまり
無理をしない事と、血行促進をさせる為に、
マッサージを行う事が良い。』という事を
教えてもらいました。
妊婦さんの陰部の痒みの原因・対処法
妊娠をしていても、妊娠をしていなくても、
陰部の痒みはほとんどの女性であれば経験が
あると思いますが、恥ずかしいと思ってしまう
部分なので、ひたすら我慢してしまったり、
掻ける範囲でトイレなどで掻いた結果、余計に
痒くなってしまったりといった苦い経験が
ある方も多いと思います。
痒みの原因は様々ありますが、妊娠中の痒みの
原因の多くは、【妊娠中の免疫力低下で、
陰部が普段よりも敏感になっている事】
が挙げられます。
今まで痒みなど感じた事無く生活してきた方でも、
妊娠してからは、突然おりもの用ナプキンとの
相性が悪くなり、痒くなってしまったり、
カンジダ膣炎を発症してしまったりと、陰部の
トラブルに悩まされる事も多くあります。
普通の痒みぐらいであれば、市販で販売されている
【フェミニーナ軟膏】などで痒みを抑える事で
治ります。
後は、おりものシートなどを
【サラサーティー天然コットン100%】
といった敏感肌でも使えるような物にしたり、
一時的におりものシートを中止してみる事でも、
痒みは落ち着くと思います。
しかし、カンジダ膣炎は性感染症というもので、
これにかかると普通の痒さでは無く、とても
我慢できないぐらいの痒みに悩まされます。
又、おりものが普段とは違うので、すぐに
気付くと思います。『カンジダ膣炎かな?』と、
感じた時には、恥ずかしがらずに、掛かり付けの
産婦人科又は、婦人科の先生に相談するのが
一番です。
これは疲れた時や、イライラが溜まっている時
などの免疫力が下がりやすい時期にかかりやすい
ので、妊婦さんでかかる方は、意外と多く
いらっしゃいますし、慢性化しやすいとも
言われていますが、私は8年ぐらい前に一度
経験がありますが、今の所、再発はしていない
ので、これも個人差があるものだと思います。
妊婦さんの陰部の痛みの原因・対処法
妊婦さんの陰部の痛みの原因も、様々あると
思いますが、最初にも書かせて頂きましたが
【陰部静脈瘤】という事が挙げられます。
私の場合は腫れぼったい感覚と、たまに膣が
ジンジンする感覚がありましたが、痛みが伴う場合
は動いていると辛いと思いますので、足元を少し
高めにして、ベッドやソファーなどで休憩をしたり
お腹だけで無く、身体全体をしめつけないような
衣服を心掛けるようにします。
又、血行促進させるように、塩分や糖分の過剰摂取
を防いで、バランスの良い食事に気を配ったりと、
なるべく不規則にならないように生活される事が
大切です。
又、無理をされて悪化する事も十分にありますから
妊娠中に陰部が痛いと感じる場合は、健診時でも
良いので、医師に相談する事はとても大事です。
基本的には、自然治療といった形になるのですが、
私のように陰部静脈瘤は治っても、下肢静脈瘤
だけは残ったままといったケースもありますから、
なるべく立ちっぱなしの妊娠生活は控えて
頂く事が良いと思います。
妊娠前から筋力アップを図ろう!
陰部静脈瘤も、下肢静脈瘤も、やっぱり女性
としては、なりたくないものだと思います。
陰部静脈瘤は妊娠する事で、ホルモンバランスなど
の関係からなってしまう事が大きく、正直防ぐ事が
難しいのですが、産後治る方がほとんどです。
しかし、下肢静脈瘤に関しては、綺麗に消える
場合もありますが、私のように跡が消えないまま
残ってしまう事もあります。
なので、少しでもそうならないようにする為に、
筋力をあげる事によっても、なりにくくする事が
可能なので、妊娠前から下半身を使うような運動を
積極的に行ったり、健康的な食生活はもちろんの事
肥満や便秘体質を改善する事でもなりにくいと
いったデータもあるので、自分なりの努力を
してみる事はとても良い事だと思います。
私も
『それを知っていれば先に行っておきたかった。』
と、自分の太ももを見る度に、そう感じますので、
ぜひ皆さん試してみて下さい。
自分だけでは無いので、落ち込まないで!
どうしても人に言いにくい身体の部分の悩みは
自分だけで溜め込んでしまいやすく、又、
なってしまうと落ち込みやすいと思います。
しかし、妊娠中は身体の何処にトラブルが
起きてもおかしくありませんし、恥ずかしい事でも
何でもありませんので、ご主人や医師などの周りの
方に、今の自分の状況を説明して理解を
してもらったり、適切な処置をしてもらったりと、
周りのサポートも受ける事も忘れずに前向きに
過ごしていって下さいね!