バルトリン腺嚢胞とは?3つの手術方法と治療について
デリケートゾーンに不快感を感じたり
違和感を感じたりする人は実は
少なくないようです。
ですが、場所が場所なだけに
なかなか人に言えなかったり、
病院にも行きづらくて一人で
悩んでしまう人も多いようですね。
今回はそんなデリケートゾーンの病気の中でも
バルトリン腺嚢胞の手術や治療について
ご紹介いたします。
sponsored link
バルトリン腺嚢胞とバルトリン線炎
バルトリン腺とは、膣の入り口少し奥にある
エンドウ豆くらいの分泌腺だそうです。
興奮するとこのバルトリン腺から
バルトリン腺液と言う粘液を分泌し、
性交時に痛みが出ずスムーズに行えるよう
膣口を潤してくれる役割があります。
このバルトリン腺は通常皮膚の奥にあり、
目で見てわかるものではなく
知らない方も多いと思います。
バルトリン線嚢胞とは、その分泌腺が
何らかの原因によってつまり、
分泌液が出口を失い皮膚や粘膜の下で
水ぶくれやしこりのように膨れるものです。
痛みがないので小さいと自分では気づかないことも
あるようで、パートナーや産婦人科などで
指摘され気づくこともあります。
また、バルトリン腺炎とは、
その名の通り炎症を起こしている状態です。
嚢胞との違いは、細菌感染などで
炎症が起きていて痛みを伴う、と言う点です。
バルトリン腺嚢胞の場合、痛みもなく
良性のものなので放っておいても問題ないことも
多いようですが痛みがあったり、心配だなと思う場合は
婦人科を受診するようにしましょう。
バルトリン線嚢胞の治療法
バルトリン腺嚢胞は、悪いものではなく
本人が痛みや違和感を感じてない場合は
放っておいても問題はありません。
ですが、大きくなるとやはり
自分でも違和感を感じるようになったり、
できる部位によっては座った時や
歩く時などに擦れたりすることもあるようで、
そのような場合には切開や注射器などで
袋の中に溜まった分泌液を排出します。
これは外来で行ったその日にやって貰える処置で、
すぐに終わります。
バルトリン線嚢胞の手術について
バルトリン腺嚢胞の治療を何度かやっても、
繰り返し再発する場合には、
手術になるケースもあります。
バルトリン腺嚢胞の手術は主に3通りあります。
1つ目は、造袋術です。
これは、袋状になった部位の一部を切開し、
皮膚に縫い付けて新しくバルトリン腺液の
出口をつくる方法です。
バルトリン腺の機能は温存できるようですが、
再発する可能性もあるそうです。
2つ目は、摘出術です。
これは、造袋術などを試した後でも再発を繰り返す時に
考えられる方法だそうです。
小陰核付近を切開し、全摘出するので
バルトリン腺機能は温存できません。
ですが、バルトリン腺は左右に2つあるので
1つ摘出してもそこまでデメリットはないようです。
3つ目は、カテーテル留置です。
これは、嚢胞の一部を切開しカテーテルを挿し、
1ヵ月程度留置して開口部を作る方法です。
バルトリン線嚢胞 体験談
私は、バルトリン腺嚢胞があることに
全く気付いていませんでした。
その存在に気づいたのは、上の子を妊娠した際、
内診の時に水ぶくれがあるね〜と言われたからでした。
しかも、私の場合は膣の奥の方、子宮口の
近くにあったので余計自分では気づけませんでした。
でも悪いものではないし生理も普通に
来てたなら放っておこうか、と言われました。
お産の時におそらく潰れるだろうし、と。
ですが、結局お産の時にもつぶれずそのまま放置。
約二年後の第二子妊娠時にも、まだ水泡あるね〜と
言われましたがそのまま放置。
そして第二子出産時にも潰れないまま、
1ヵ月検診の時にまたすぐできるかもだけど
一回潰しておこうかと言われ
注射器で中の粘液を排出されました。
麻酔もなく、かなり痛むだろうと思って
ギュッと構えましたが、気が付けば終わってました。
それくらい全く痛みは感じずに済んで
ホッとしました。
ですが、その後1カ月くらいでまた再発し
もうすぐ上の子は5歳になりますが未だに
放置されたままです。
今のとこと痛み等もないので、
このまま付き合っていくことになるのかな
と思っています。
まとめ
バルトリン腺嚢胞はほとんどが
放っておいても問題のないものなので
必要以上に気にする必要はありません。
ですが、場合によっては炎症を起こし
痛みを伴い、手術になることもありますので
自己判断で放置せずに一度専門医に
診てもらった方が良いでしょう。
手術も日帰りで行えるものから
数日入院が必要な場合もありますので
医師とよく相談し、ベストな治療で
早く治癒できると良いですね。