妊娠中期の血液検査はいつ?項目、費用は?再検査を受けた経験談

妊娠中期の血液検査はいつ?項目、費用は?再検査を受けた経験談

 

妊娠中期になると、心拍も無事に確認でき、
手帳も交付してもらい、検診も4週間に1度、
悪阻も軽くなってくる時期になり、少しづつ
生活のペースがつかめてくる頃です。

 

しかし、悪阻がおさまったからと油断して
いると意外な所から警告音が聞こえてくる
かもしれません。

 

今回は油断をしないための妊娠中期の血液
検査について、検査の時期はいつなのか、
費用はいくらするのか、検査する項目など、
私の経験談を交えながらお話しさせて頂きます。

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妊娠中期の血液検査の時期と費用は?

 

妊娠初期は1〜2週間の間隔であった妊婦検診
が妊娠中期になると、4週間に1回の妊婦検診
へと変わっていきます。

 

妊娠期間中、胎児と母体の安全確認や緊急時への
リスク管理の為に、3回血液検査を受けるように
なっています。

 

妊娠中期の血液検査は病院によって違いが
ありますが、大体23週から26週までの間に
受けるようになっており、妊娠7ヶ月目頃に
検査する事が多いようです。

 

費用は住んでいる地域や病院によって違いは
ありますが、無料で受けれるところから
5000円ぐらいかかる病院もありますので
病院に問い合わせたり、受付の人に聞いて
みるのもいいかもしれません。

 

 

妊娠中期の検査項目

 

妊娠初期には血液型検査や風疹検査など、
母子感染症などのリスクを検査するいっぱい
の項目がありますが、妊娠中期の血液検査は、
主に3種類の項目に注目して検査をするよう
です。

 

まず、妊娠中はお腹の赤ちゃんに胎盤を通じて
いっぱいの栄養や酸素を送ろうと血液の量を
増やして頑張りますが、血液中の成分を作る
のにはどうしても限界があり、水分量の多い
血液が出来てしまいます。

 

そうすると血の薄い状態となり、妊娠性の貧血
となります。その中でも、赤血球とヘモグロビン
値がカギとなります。

 

1つ目は貧血かどうかの検査の「血算」、

 

2つ目が妊娠中期になると血糖コントロール
しにくくなる時期になる為、「血糖」の検査

 

3つ目は病院によって受ける時期の違いが
ありますが、妊娠30週までに検査するのが
好ましいとされているヒトT細胞白血病ウイルス
を略した「HTLV-1」という検査項目があり
ます。

 

この項目は妊婦がキャリアを持っているか、
もし陽性だった場合に感染させないための
リスク管理として検査されます。

 

経産婦さんも前回は陰性だったのに、今回
陽性になったという事もあります。妊娠初期
の場合、妊婦さんの気持ちが不安定なことが
あると正常に検査できない可能性もあり、

 

後期に入ると十分な説明が出来ない事が
あることから、妊娠中期に受けることが
好ましいとされています。

 

 

血液検査の結果について

 

血液検査の結果は異常があれば病院から2週間
以内に電話がかかってくることがあるみたい
ですが、何事もなければ次回の検診時に結果を
教えてくれます。

 

@血算
赤血球の正常値は
1μlあたり376万〜500万で、
ヘモグロビン値は11.3g〜15.2gと
なります。

 

医師によって正常値の見解は変わってきますが、
貧血と診断された場合は正常値に戻るまで、
鉄剤の処方や注射など受けることがあります。

 

A血糖値
妊娠していない時より正常値の値が低く設定
してあり、通常の空腹時は1dl当たり
80mg〜130mg未満に対し、妊娠時は
60mg〜110mg未満となっています。

 

空腹時に110mg以上の結果が出てしまった
場合、妊娠糖尿病の疑いがあり、後日再検査
することになります。

 

BヒトT細胞白血病ウイルス
陰性か陽性での検査結果になります。
この時に陽性であっても偽診断の場合もある
ので、医師から再検査を受けるように言われ
ます。

 

また、もしキャリアであっても妊娠や出産に
影響はなく、胎児の奇形や生まれた後の異常
なども無いと言われています。

 

心配な場合や詳しく知りたい場合は医師に
相談しましょう。

 

 

妊娠中期、血液検査〜経験談〜

 

私は子供4人育てていますが、3人目まで
妊婦検診で引っかかるのは体重のみでした。

 

しかし、4人目を妊娠中初めて検査で引っか
かりました。妊娠中期の血液検査は、妊娠
27週目の時でした。

 

しかし、すっかり血液検査をすることを
忘れていた私は朝食に紅茶ラテと菓子パン
を食べてしまい、上の子の送迎に20分
かけて自転車で送迎しました。

 

その結果、2週間後に血糖値の値について病院
から連絡がきたので、病院に行きました。

 

その時の血糖値は134mgで妊娠糖尿病の
疑いがあるので、空腹時経口ブドウ糖負荷
テストを受けて下さいと言われ、1週間後に
受けることになりました。

 

その一週間、初めての出来事で情報も何も
なかったので検索魔となり、スマホやパソ
コンに張り付き妊娠糖尿病について一生懸命
情報を集めました。

 

とりあえず、血糖値の上昇を軽くするために
食事に気を使い、食べる順番や量の制限を
しました。

 

この期間は気になりすぎて食事の時間が楽しく
なく、頭の中は血糖値の事しか考えられません
でした。

 

そして、前日の夜9時から絶食に入りました。
妊娠中はすごくお腹が減るので辛かったですが、
水でごまかして検査の日を迎えました。検査は
受付を済ませると1回目の血液検査をした後
ブドウ糖が入った炭酸を飲まされ、その後
1時間後と2時間後に血液検査をしました。

 

検査結果が出るのは一週間後と言われ、また
なんとも言えない1週間を過ごす事となりま
した。

 

空腹時経口ブドウ糖負荷テストを受けて妊娠
糖尿病と診断される数値は空腹時1dl当たり
100mg以上、1時間後180mg以上、
2時間後150mg以上の3項目中2項目数値
が高いと妊娠糖尿病と診断されます。

 

私の場合は空腹時79mg、
1時間後130mg、2時間後80mgと
すべての項目が正常範囲だったので、何とか
治療はせずに済みましたが、不安と心配な
2週間を過ごし、精神的につらかったです。

 

その後は、極力甘いものを食べるのを減らし
ました。

 

 

一人で抱え込まず相談を

 

妊娠中はいつ何が自分に起こるのかわかりま
せん。だからと言って一人で抱え込まず、
不安なことは病院の医師に聞いたり、先輩
ママに相談してみたりしながら、少しでも
妊娠生活が楽しいものになります様に。

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