妊娠6ヶ月目のお腹の痛みの原因は?腹痛の対策や注意点

妊娠6ヶ月目のお腹の痛みの原因は?腹痛の対策や注意点

 

妊娠6ヶ月に入ると、お腹の膨らみが目立ち、
胎動を感じ始める人も多くなってくるでしょう。

 

検診では特に異常がなかったのに、急に
お腹に痛みや違和感を感じる等、お腹が
大きくなり始めたことで心配な症状が
出てくる人もいると思います。

 

そこで今回は、妊娠6ヶ月のお母さんの
お腹の様子や、この時期の腹痛はどんなことが
原因で起こるのか、腹痛がある時の対策や
気をつけること等をご紹介していきます。

sponsored link

妊娠6ヶ月のお母さんのお腹と体の様子

 

妊娠6ヶ月に入った頃から、急にお腹が
目立ち始めたと感じるお母さんが多いのは、
妊娠6ヶ月に入ると赤ちゃんは成長がとても
早くなり、体重も急に増えて大きく
なるからでしょう。赤ちゃんの体重は、
妊娠6ヶ月の1ヶ月の間に、妊娠5ヶ月の
頃の体重の倍以上になるようです。

 

お腹が大きくなる事で、お母さんは体の重心が
変わります。重心が変わることで、
姿勢が悪くなったり、関節や腰、体の様々な
ところに痛みを感じることがあります。

 

姿勢が悪くなるとお腹に負担がかかるので、
背筋を伸ばし、姿勢を正しくするように
気をつけましょう。

 

また、お腹が大きくなることでお腹に
痛みや張りを感じる人もいるでしょう。

 

痛みや張りがある時は、横になり体を
休ませて下さい。それでも痛みが治らず
長引くようであれば、すぐに病院を受診しましょう。

 

 

あまり心配のいらないお腹の痛み

 

お腹に痛みがある時、何を基準に病院を
受診すべきかわからなかったり、赤ちゃんは
大丈夫なのか心配になるお母さんが多いと
思いますが、あまり心配のいらない
お腹の痛みもあります。

 

この時期は、赤ちゃんが急に大きくなることで
羊水も増え、子宮がとても大きくなります。

 

子宮と一緒にお母さんのお腹の皮も引き
伸ばされるので、痛みを感じる人が多いでしょう。

 

また、子宮は急に大きくなるのに、子宮を支えて
いる円靭帯の伸びが追いつかないことがあり、
その時に出る痛みもあります。

 

他には、便秘からくるお腹の痛みがあります。
この時期に便秘になってしまうのは、
ホルモンバランスの乱れや、子宮が大きくなことで
大腸が圧迫され、動きが悪くなってしまうことが
原因でしょう。

 

私も、便秘からくる腹痛で診察を受けたことが
あります。 痛み自体は長く続くことはなかった
のですが、数日痛みがあったので妊婦検診前
ですが病院を受診しました。

 

先生がエコーでお腹を見ると、赤ちゃんや
子宮には異常は見られないとのことでした。

 

ただ、腸の動きがとても悪く、痛みがある場所から
考えても便秘からきている痛みだろうと
言われました。腸の動きを良くする薬を処方して
もらい、その後は痛みがなくなりました。

 

私の場合、上腹部からお腹の左側にかけて
痛みがありました。
また、前駆陣痛からくるお腹の痛みもあります。

 

下腹部あたりが締め付けられるように痛み、
痛みが不規則に起こるような時は可能性が
高いでしょう。この場合、自然と痛みは
なくなると思います。

 

前駆陣痛と聞くと出産間近なイメージが
ありますが、この時期に起こる前駆陣痛は
出産とは関係ありません。

 

 

このように、あまり心配のいらない
お腹の痛みもありますが、痛みが強く
中々治まらない場合や、気になる事が
あれば病院を受診しましょう。

 

 

注意が必要なお腹の痛み

 

妊娠6ヶ月は安定期に入っていますが、
切迫早産につながることもある注意が
必要なお腹の痛みもあります。

 

まず、子宮の収縮が原因で起こる腹痛があります。

 

子宮の収縮による腹痛の症状は、お腹全体が
長時間痛むことや出血があること、
胎動を感じられない等があります。

 

原因は主に、体の疲労や精神的なストレス
からくるもので、切迫早産につながることが
あります。

 

妊娠中期に入っても妊娠前と変わらず
仕事を続けている人、上に子供がいるので
変わらず育児や家事を続けている人は、
特に注意が必要です。

 

 

また、細菌やウィルスに感染すると
起こるお腹の痛みもあります。

 

感染してもすぐにはお腹に痛みが出ることはなく
自覚症状がないので、中々感染に
気が付かないことが多いようです。

 

気が付かないままいると、子宮や羊水にも
影響を及ぼし、子宮収縮が起こり
切迫早産にもつながります。

 

悪化すると、おりものに変化が出るので、
異変がある場合は医師に相談しましょう。

 

 

他には、子宮頸管無力症による
お腹の痛みもあります。

 

子宮頸管は、子宮口から膣につながる
部分のことをいいます。

 

出産時に陣痛がきて子宮口が開いたら、
赤ちゃんは子宮頸管を通って産まれてきます。

 

この子宮頸管の筋肉が緩み、子宮口が
開きやすくなっている状態を子宮頸管無力症
といい、主に体質が原因となるので
防ぎようが無いといわれています。

 

子宮口が開くことによって陣痛が起こり、
お腹に痛みがでるでしょう。

 

検診で見つかることが多いですが、
早産につながる危険な病気なので、
様子がおかしいなと思ったらすぐに
病院に行きましょう。

 

検診で子宮頸管無力症と診断されると、
赤ちゃんが降りてこないように
手術をすることになると思います。

 

仕事や子育てで重要なお腹の痛みに
気が付かない人もいると思いますが、
早産につながる痛みもあるので、
お腹の様子をしっかり確認しましょう。

 

 

お腹に痛みがある時に気をつけたいことは?

 

予防ができないお腹の痛みもありますが、
気をつけると予防できる痛みもあります。

 

まずは、ストレスを溜め過ぎないことです。
妊娠中のストレスは、子宮や赤ちゃん、
お母さんの体調に特に影響します。

 

溜めるなというのは難しいことですが、自分に
合った発散法で上手に解消してみましょう。

 

精神的なストレス以外にも、体を動かしすぎて
いたり、仕事や家事で無理をしている人も
体にストレスがかかっています。

 

あまり体に負担がかからないように、
少し手を抜くところ、体を休める時間を
作って下さいね。

 

 

私も、つわりが終わり体を動かせるようになった
妊娠中期に、上の子の子育てと家事を妊娠前
と変わらずやっていました。

 

上の子を抱え買い物袋を持って歩いたり、
ずっと立ちっぱなしで家事をしたりは、
毎日当たり前のようにしてしまっていました。 

 

お腹が大きくなってきていたので、やはり何を
するにも体への負担が大きく、ストレスと疲れが
溜まってしまい、毎日のように暴飲暴食を
していました。

 

その結果、体重も急に増え、お腹も張りやすくなり
便秘にもなってしまいました。

 

このままじゃいけないと思い、休む時は休む、
甘えるところは甘える、無理はしない。

 

でも、できることはしっかりとやると決めて
毎日過ごすようにし、暴飲暴食も許す日をつくって、
その後の食事をコントロールしてストレスを
溜めないようにしてみました。

 

また、妊娠中でも大丈夫な温かいハーブティーや
ルイボスティー等を飲むのも、リラックス効果や
暴飲暴食予防になりました。

 

中々難しいことではありますが、簡単なことから
少しずつでも、自分に合うストレス発散を
してみて下さいね。

 

 

また、お腹が冷えないように気をつけることも大切です。

 

冷えは便秘や下痢の原因にもなりますし、
ホルモンバランスが崩れやすくなったり、
腹痛や腰痛につながることもあります。

 

冷たいものを控えたり、自分のサイズに合った
腹帯をして、お腹を温めてあげて下さいね。

 

 

ストレスを溜めず無理をしないように

 

妊娠6ヶ月は、お母さんのお腹が急激に大きくなる
時期です。お腹が大きくなることで起こる様々な
痛みがありますが、どの程度の痛みなのか、
どのような痛みなのか、どのくらいの間痛みが
続いたか等、症状をしっかり確認しましょう。

 

病院を受診しなければいけない痛みに早く
気づき、切迫早産を避けることが大切です。

 

また、ストレスや精神的なことからくるお腹の痛みが
ある場合、自分に合ったストレス発散法を探し、
できるだけリラックスするように心がけて
赤ちゃんへの負担も減らしましょう。

 

安定期だからといって無理をすること
は良くありません。妊娠中は体を休める
時間が必要です。

 

気になる痛みや症状がある時は、一人で
悩まず医師に相談し、強い痛みが続いた時は
すぐに病院を受診しましょう。

関連性のある記事